立冬
11月9日は「太陽暦採用記念日」。今回は「太陽暦採用記念日」の意味や由来を解説します。
また、「太陽暦採用記念日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。
広報やマーケティングネタを探している方、特に印刷業界の方やカレンダーメーカー、スケジュール管理のサービスなどを提供している企業などはぜひ参考にしてみてください。
「太陽暦採用記念日」の意味・由来とは?
11月9日は「太陽暦採用記念日」です。1872年(明治5年)のこの日、明治政府によりそれまで使われていた太陽太陰暦(旧暦)を廃止し、太陽暦(新暦)を採用する旨の詔書が布告されました。この変更によって、明治5年12月2日の翌日が明治6年1月1日となりました。
太陽暦(新暦)に変更した背景には、明治政府の財政上の都合や諸外国からの要請などがあったようです。また、当時明治政府が採用した太陽暦は、4年に一度閏年を設けてズレを補正する「ユリウス暦」と呼ばれるものでした。その後よりズレのない「グレゴリオ暦」が登場し、現在は多くの国で「グレゴリオ暦」が使用されています。
「太陽暦採用記念日」をきっかけに広報PR活動する効果
「太陽暦採用記念日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「太陽暦採用記念日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「太陽暦採用記念日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「太陽暦採用記念日」を元に発信をする流れ
「太陽暦採用記念日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「太陽暦採用記念日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「太陽暦採用記念日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「太陽暦採用記念日」を広報PRに活かした事例
「太陽暦採用記念日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「太陽暦採用記念日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「太陽暦採用記念日」を広報PRに活かすうえで参考になるでしょう。
事例1.「めん文字」で日本の記念日や出来事を知る教養辞典
株式会社誠文堂新光社は、新書籍『めん文字で楽しむ 今日は何の日? 1~3月』と『めん文字で楽しむ 今日は何の日? 4〜6月』の発売情報をプレスリリースで公開しました。株式会社おやつカンパニーの人気商品「ベビースターラーメン」を使った「めん文字」で、1年の記念日や歴史的事件などを紹介する教養辞典です。
子ども向けの辞典として構成されており、日本が太陽暦を採用した日をはじめ、実に多種多様な内容が収録されています。「太陽暦採用記念日」のプレスリリースではありませんが、書籍の内容がイメージしやすいよう、複数のページ画像を掲載し、子育て世代を中心に多くの関心を高めた広報PR事例です。
参考:幅広い世代におなじみの”あのスナック菓子”を使った”めん文字”で、1年の行事や歴史、出来事を楽しく学ぶ!!
事例2.糸満の歴史や旧暦とのつながりを学ぶイベント
海と日本プロジェクト広報事務局は、2022年8月26日と27日の2日間、「第1回 しまうみ探検隊in糸満〜海人のまち糸満で学ぶ 魚のくらし、人のくらし〜」と題したイベントを開催。イベントの詳細をプレスリリースで配信しました。
海人のまちとして知られる糸満市で、漁業や海の環境の発展・変化を学ぶプログラムです。中でも、旧暦が色濃く根付いている地域でもある糸満市について、文化的視点から説いたのが特徴。プレスリリースでは、各プログラムを見出しに分けてピックアップし、当日の様子がわかる写真とともにまとめています参加した子ども・保護者からの声を掲載している点もGOODです。
参考:なぜ、糸満は海人のまち?漁業の発展と今も息づく旧暦文化を学び
事例3.日本古来の開運法をまとめた新書籍をプレスリリースで発信
株式会社主婦の友社は、さまざまな開運法を収録した『開運大全 悪運を祓い、強運を引き寄せる』を発売。書籍の詳細をプレスリリースで紹介しました。
プレスリリースのタイトルには、「『最近ツイてない』人を救う」「日本古来の開運法」など、ユニークな文言をつけることで、興味・関心を促しているのがGOODです。
書籍には、「気」を強化する生活様式や風水、呼吸法といった内容のほか、太陰太陽暦で自然のパワーを取り入れるための「開運カレンダー」が付属していることを掲載。「太陽暦採用記念日」に特化した事例ではありませんが、収録内容を紹介する構成や、発売直後に配信したタイミングなども参考にしてみてはいかがでしょうか。
参考:「最近ツイてない」人を救う! 日本古来の開運法を網羅した「開運大全」発売
「太陽暦採用記念日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう
11月9日の「太陽暦採用記念日」の意味や由来、広報PRに活用できそうな事例を紹介しました。
「太陽暦採用記念日」は年末にあたり、新しくスケジュール帳やカレンダーを準備する時期でもあります。暦は私たちにとって大変身近なものであるため、暦に関連するサービスや商品を扱っている場合は、積極的に発信するとよいでしょう。
今一度「太陽暦採用記念日」をきっかけに自社製品やサービスなどを広報PRしてみてはいかがでしょうか。
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