フナの日
12月22日は「スープの日」。今回は「スープの日」の意味や由来を解説します。
また、「スープの日」をきっかけに、広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。
広報やマーケティングネタを探している方、特に飲食・食品業界の方は、ぜひ参考にしてみてください。
「スープの日」の意味・由来とは?
12月22日は「スープの日」です。1980年、スープ製造企業などから結成された日本スープ協会によって制定されました。
日付は、温かいスープをより美味しく感じる寒い季節であり、「いつ(12)もフーフー(22)とスープをいただく」という語呂合わせに由来しています。
スープへの関心を持ってもらい消費拡大を図るのを目的とし、毎年12月22日には日本スープ協会主催のイベントやセミナーが開催されています。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「スープの日」をきっかけに広報PR活動する効果
「スープの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「スープの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「スープの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「スープの日」を元に発信をする流れ
「スープの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「スープの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「スープの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「スープの日」を広報PRに活かした事例
「スープの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「スープの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。
記念日に関した事例ではないものも、今後「スープの日」を広報PRに活かすうえで参考になるでしょう。
事例1.健康管理アプリで人気のスープランキングを紹介
AI食事管理アプリ『あすけん』を運営する株式会社askenは、2024年10月度に『あすけん』にもっとも登録された「人気スープレシピランキング」をプレスリリースで発表。同社の管理栄養士である道江美貴子氏監修のレシピ本『あすけん公式 ほぼ100円野菜で整うスープ』に掲載のメニューを対象にしたランキングです。
プレスリリースではランキング結果の発表に加え、1位になった「鶏ささみと野菜のコーンクリームスープ」のレシピを本書掲載ページの画像と詳細がわかるWebサイトのリンクとともに紹介。また書籍の特徴を「整う」に焦点を当てて3点記載しています。
「スープの日」に合わせたプレスリリースではありませんが、ランキング結果の発表を切り口に、既刊本とアプリの広報PRにつなげた好事例です。
参考:“1,100万人の食事を見てきた”管理栄養士・道江美貴子が監修。公式レシピ本『あすけん公式 ほぼ100円野菜で整うスープ』人気スープランキングを発表!
事例2.軽量かつ電子レンジ対応のスープマグを発売
魔法びんで知られるサーモス株式会社は、持ち運び可能な樹脂製の「スープマグ(DJU-220/320)」の発売をプレスリリースで発表しました。軽量で電子レンジ対応、食洗器対応のスープ容器です。
プレスリリースでは、自社調査の結果「職場のランチに自宅で調理したスープを飲みたい人」が約6割いたことを開発背景として紹介。ランチに使用するイメージがわきやすいようにお弁当とスープ容器が写ったシーン、そして商品の特徴や使い方がわかる画像を複数掲載した構成がGOODです。
記念日に合わせたプレスリリースの配信ではありませんが、スープに関する商品を広報PRする際に参考になる好事例です。
参考:スープランチを楽しめる軽い樹脂製のスープマグがサーモスから初登場『スープマグ(DJU-220/320)』12月1日新発売
事例3.期間限定の冷凍スープセットを販売
スープの専門店「Soup Stock Tokyo」を運営する株式会社スープストックトーキョーは、期間限定の冷凍スープセットの販売開始をプレスリリースで発表しました。「冬の6スープセット」「冬の8スープセット」「冬の10スープセット」の3種類で、冬季限定のシチュー2種と人気のスープを組み合わせたウィンターギフトです。
プレスリリースでは、商品の魅力が伝わるシーンをメイン画像に置き、商品概要やギフトラッピングを紹介。中身やパッケージがわかりやすいように、複数の画像を掲載した構成がGOODです。
こちらも「スープの日」に関するプレスリリースではありませんが、テーマが明確に伝わる参考事例です。記念日と絡めてスープギフトの広報PRを行うのも一案です。
参考:スープでホッ、を贈ろう。Soup Stock Tokyoの冷凍スープ、2024ウィンターギフト販売開始。
「スープの日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう
「スープの日」は、スープに注目が集まるきっかけとなる日です。
飲食・食品業界の方、スープや調味料の製造・販売に携わる企業の方にとっては特に、「スープの日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝えるよい機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「スープの日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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