
古材の日
8月8日は「スタンプラリーの日」。今回は「スタンプラリーの日」の意味や由来を解説します。
また、「スタンプラリーの日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、関連の事例もご紹介。
広報やマーケティングネタを探している方、特に鉄道会社やレジャー施設を運営する方、そして旅行業界の方はぜひ参考にしてみてください。
8月8日は「スタンプラリーの日」です。愛知県名古屋市に本社を置くシヤチハタ株式会社によって、2023年に制定されました。自分の足で巡り、自分の手でスタンプを押す、その過程で人と人とが出会うコミュニケーションツールの「スタンプラリー」の楽しさをより多くの人に知ってもらい、地域の活性化や思い出作りに役立ててもらうのを目的としてます。
シヤチハタはスタンプラリーのトータルプロデューサーとして、さまざまな観光スポットを回遊できる「スタンプラリー」を地域活性化対策のひとつとして活用できるよう、地方自治体の誘客増加のための新たなプランを提案しています。地域活性化を目指す自治体や、地元に密着したレジャー施設などでは、スタンプラリーを活用した広報PRが効果を発揮しそうです。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「スタンプラリーの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「スタンプラリーの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「スタンプラリーの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「スタンプラリーの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「スタンプラリーの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「スタンプラリーの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「スタンプラリーの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「スタンプラリーの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。また、記念日に関した事例ではないものも、今後「スタンプラリーの日」を広報PR活動に活かすうえでヒントになるでしょう。
北海道支笏湖畔にある老舗温泉旅館の丸駒温泉は、「温泉エリア 温泉トトノイ旅 整印帳(といとのいんちょう)」と題して、北海道の道央エリアにあるサウナ自慢の温泉旅館を巡るスタンプラリーを開催。詳細をプレスリリースにて発表しました。
プレスリリースのメイン画像には北海道らしい雄大な景色の写真を入れ、さらに本企画のイメージ画像として、魅力的なイラストも挿入。視覚的にインパクトを残しています。さらに本企画の魅力を1~3のブロックに分けて紹介しているのもGOOD。記念日と関連させていませんが、スタンプリーを活用した広報PRとして参考になる事例です。
参考:温泉トトノイ旅 スタンプラリー「整印帳」開催!開催期間:2024年7月1日~12月31日
漫画やアニメのテーマパークを運営する株式会社ニジゲンノモリは、「クレヨンしんちゃんアドベンチャーパーク」を歩き回りながら楽しめるイベント「ひろしの家族愛スタンプラリー」の開催をプレスリリースで発表。5カ所に隠された“野原ひろしの名言”を探し出し、スタンプカードに集めることで、ニジゲンノモリ限定「野原ひろしのオリジナルシール」をプレゼントするという企画です。
アニメキャラの明言を集めるスタンプラリーということをプレスリリースのタイトルにも盛り込み、集めたカードが将来家族の絆を強くするかもしれない、というメッセージを込めている点もGOOD。記念日にちなんだ内容ではありませんが、テーマパークやアミューズメントパークでスタンプラリーを活用する事例として、参考になるでしょう。
参考:お父さん日本代表「野原ひろし」の名言を見つけ出せ!家族の絆を強くする『ひろしの家族愛スタンプラリー』
カレーを通じた街の活性化に取り組んでいる首都圏の6都市で構成される「首都圏カレーの街連携プロジェクト」は、「2024首都圏横断カレーマラソンスタンプラリー」の開催をプレスリリースで配信。横須賀・神田・下北沢・武蔵小杉・手賀沼・渋谷の6つの街の30店舗でカレーを食べてスタンプを集め、カレーマラソンの参加者にはスタンプの数に応じたオリジナルグッズがプレゼントされるという企画です。
「スタンプラリーの日」に関する事例ではないものの、カレーとマラソンという意外な組み合わせと、地域活性化という社会性がフックとなり、メディアから注目される要素のつまったプレスリリースになっています。参加するショップのカレーがずらりと並んだ画像も魅力的でGOOD。さらに口コミサイトと連携し、口コミ投稿キャンペーンを行っているのも、広報PRとして参考になるポイントです。
参考:横須賀・神田・下北沢・武蔵小杉・手賀沼・渋谷をカレーで巡るカレーマラソンスタンプラリーを開催
8月8日の「スタンプラリーの日」の意味や由来、また記念日に関連した広報PR事例を紹介しました。
スタンプリーは鉄道や宿泊施設を始め、アミューズメントパークや商店街など、さまざまな場所で活用できる施策です。ぜひ記念日と絡めて、効果的な広報PRを行ってみてください。
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