
折りたたみ傘の日
3月17日は「聖パトリックの祝日」。今回は「聖パトリックの祝日」の意味や由来を解説します。
また、「聖パトリックの祝日」にちなんだ広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。
広報やマーケティングネタを探している方、特に教育業界の方やイベントを企画・運営している企業などはぜひ参考にしてみてください。
3月17日は「聖パトリックの祝日」です。アイルランドにキリスト教を布教したアイルランドの守護聖人・聖パトリックの命日。カトリックの祭日かつアイルランド共和国の祝祭日にあたります。
この日は、聖人が三位一体を説く際クローバーを用いたことに由来し、アイルランドの国花である三つ葉のクローバー(シャムロック)を服につけたり、ミサを行ったりして祝われています。また、シンボルカラーである緑色の物を身につけていると幸せになれるといわれ、多くの人が緑色の物を身につけて祝うことから「緑の日」とも呼ばれています。
日本では、アイリッシュ・ネットワーク・ジャパンによって毎年「セント・パトリックス・デー・パレード」が開催されています。
「聖パトリックの祝日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「聖パトリックの祝日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「聖パトリックの祝日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「聖パトリックの祝日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「聖パトリックの祝日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「聖パトリックの祝日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「聖パトリックの祝日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「聖パトリックの祝日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。
株式会社吉村は2023年、アイルランドの祝祭・セントパトリックスデーとのコラボアクションとして「抹茶で緑に!祝おう・セントパトリックスデー」を開催しました。
プレスリリースでは、「セントパトリックスデー」にちなみ、緑色の飲み物である抹茶専用ミニシェイカーをアピール。限定のオンラインショップの開設や抹茶YouTuberみんちゃんのZoomパーティー、GKB 御殿場高原ビール(新静岡セノバ)抹茶ビールキャンペーンなどを実施しました。
別名「緑の日」とも呼ばれる記念日にちなみ、自社製品を期間限定のイベントを広報PRした有用な事例です。
アイルランド大使館は、2023年の「聖パトリックの祝日」にちなんだ主要イベントのプレスリリースを配信しました。東京で4年ぶりに開催されるパレード、アイラブアイルランド・フェスティバルの情報を中心に、大使のコメントを掲載。
過去に実施されたイベントの様子を写真とともにピックアップすることで、視覚的にアプローチしたプレスリリースがGOODポイントです。開催イベントの参加者を募るだけでなく、記念日を知らない人の認知拡大効果にもつなげた広報PR事例といえるでしょう。
参考:2023年、日本で行われるセント・パトリックス・デー関連イベント
3月17日の「聖パトリックの祝日」は、別名「緑の日」とも呼ばれていることから、緑色の製品なども広報PRしやすい日といえます。イベントやキャンペーンのほか、アイルランドや緑に関連する調査リリースを出すのも一案です。
今一度、「聖パトリックの祝日」をきっかけに自社製品やサービスの広報PRを検討してみてはいかがでしょうか。
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