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成層圏発見の日(6月8日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントや事例を紹介

今日は何の日成層圏発見の日(6月8日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントや事例を紹介

6月8日は「成層圏発見の日」。今回は「成層圏発見の日」の意味や由来を解説します。

また、「成層圏発見の日」をきっかけに、広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。

広報やマーケティングネタを探している方、特に宇宙関連の開発や研究を行っている企業や、SF作品を扱う業界の方は、ぜひ参考にしてみてください。

「成層圏発見の日」の意味・由来とは?

6月8日は「成層圏発見の日」です。1902年のこの日、フランスの気象学者テスラン・ド・ボールが成層圏を発見したことに由来しているとされていますが、制定機関などは不明です。

成層圏とは、1万m以上の上空で気温が一定していて気象の変化がなく、約50kmの厚さで地球を取り巻いている大気の層のことを指します。成層圏は雲がなくいつも快晴であり、ジェット機が飛んでいるのもこの成層圏です。

「成層圏発見の日」をきっかけに広報PR活動する効果

「成層圏発見の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「成層圏発見の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「成層圏発見の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「成層圏発見の日」を元に発信をする流れ

「成層圏発見の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「成層圏発見の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「成層圏発見の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「成層圏発見の日」を広報PRに活かした事例

「成層圏発見の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「成層圏発見の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。いずれも記念日に絡めたプレスリリースではないものの、今後、「成層圏発見の日」に絡めた広報PR活動ができそうな事例です。

事例1.成層圏を飛行するプラットフォームを介した実証実験が成功

株式会社NTTドコモは、株式会社Space Compassと共同で実施した実証実験の成功をプレスリリースで発表しました。本実験は、地上から送信される電波を、高度約20kmの成層圏を飛行するプラットフォームを介して地上のスマートフォンに伝送するというものです。

プレスリリースでは、実験の概要をイラストで視覚的にわかりやすく説明しているほか、実験時の様子がわかる複数の画像を掲載しており、理解促進に寄与しています。「成層圏発見の日」に合わせた発信ではありませんが、成層圏に関する技術や取り組みの関心を高めるビジュアル表現が参考になる事例です。

参考:ケニア上空の高度約20kmの成層圏を飛行するHAPSを介したスマートフォンへのデータ通信実証に成功

事例2.成層圏稼働機器・部品・材料向け200ppm高濃度オゾン試験サービスを開始

沖電気工業株式会社は、「成層圏稼働機器・部品・材料向け200ppm高濃度オゾン試験サービス」を開始することを、プレスリリースで発表しました。本サービスは、成層圏で使用されるゴムや樹脂などの材料を対象に、高濃度オゾン環境での加速試験を各種環境試験とともにワンストップで提供するものです。

プレスリリースでは、成層圏の特性を図解で視覚的に解説しており、技術的背景の理解を促しています。さらに、成層圏の活用可能性や今後の展開についても触れられており、単なるサービス紹介にとどまらず、業界全体への貢献も感じられる内容となっています。記念日との直接的な関連はありませんが、専門性の高い分野での情報発信の好例といえるでしょう。

参考:OKI、「成層圏稼働機器・部品・材料向け200ppm高濃度オゾン試験サービス」を開始

事例3.宇宙・成層圏向けに適した最新の電池開発を学べるセミナーを開催

株式会社AndTechは、R&D開発支援向けZoom講座の一環として、「ADAS・成層圏通信プラットフォーム」における「HAPS用途に求められる電池性能」に関するセミナーを開催。詳細をプレスリリースで発表しました。

プレスリリースでは、セミナーの概要や開催日程に加え、自社が展開する技術講習会、書籍、コンサルティングなどの情報もあわせて紹介しています。「成層圏発見の日」に関連した配信ではないものの、成層圏をテーマにしたセミナーを通じて、自社の専門性やサービスの訴求につなげている点が、広報PR施策の参考になります。

参考:02月14日(金)「成層圏通信プラットフォーム(HAPS)に求められる次世代二次電池・太陽電池の軽量化・長寿命化・耐久性評価」Zoomセミナーを開講予定

成層圏発見の日をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

「成層圏発見の日」に限定したキャンペーンやイベントの数はあまり多くありませんが、宇宙や成層圏に関連する研究を行う機関、SF作品を扱う出版社などは、記念日に絡めたキャンペーンやイベントを実施してもよいでしょう。

記念日をうまく活用することで、自社製品やサービス、キャンペーンなどを多くの人に知ってもらう機会を作ることができるのではないでしょうか。

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