おそろいの日
11月12日は「留学の日」。今回は「留学の日」の意味や由来を解説します。
また、「留学の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、関連の広報事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に教育業界の方や、留学にまつわる商材を扱っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
「留学の日」とは?
11月12日は「留学の日」です。留学事業者のガイドライン制定や留学カウンセラーの教育など、留学業界の成長を目指して活動する一般社団法人 海外留学協議会(JAOS)によって制定されました。
日付は、旧暦の1871(明治4)年11月12日に、津田梅子氏や山川捨松氏など5人の女性国費留学生が、岩倉使節団と共にアメリカへ出発した出来事が由来。女性にも留学の機会が与えられ、日本人の留学が開放的になった日としても知られています。
近年では、留学はポピュラーな進路のひとつです。全国各地の大学をはじめ、さまざまな教育機関が留学に関する広報PRを行っています。教育業界であれば、イベント・キャンペーンや新プログラムの紹介など、あらゆる広報活動に活かせるでしょう。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「留学の日」をきっかけに広報PR活動する効果
「留学の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「留学の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「留学の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「留学の日」を元に発信をする流れ
「留学の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「留学の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「留学の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「留学の日」を広報PRに活かした事例
「留学の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「留学の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「留学の日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
事例1.専門分野への進路を希望する人を対象にした無料個別相談会
「自分らしい進路を考える」事務局は2022年8月、進路の個別相談会を開催しました。専門分野の技能取得を目指す人や、高卒資格取得を希望する人、学校生活や進路に悩む小中高生とその保護者を対象にしたプロジェクトです。
約15校の参加校が個別相談ブースを設置し、一人ひとりに合った進路を提案。医療や留学といった進路のほか、eスポーツ・芸術・ダンス・デザインなど多種多様な専門分野に対応しています。
参考:自分らしい進路を考える
事例2.海外進出を目指す俳優が国内で演技留学ができるワークショップ
株式会社レプロエンタテインメントは、英語の習得を目指す俳優に向けて、「演技留学」が体験できるワークショップを開催しました。海外進出を希望する一方で、新型コロナ禍が原因で断念した俳優が多い現状をふまえた取り組みです。
年齢や性別、事務所所属の有無には制限がなく、俳優として英語の表現力を身につけたい人であれば、誰でも参加できるのが魅力。現在俳優として活躍している人はもちろん、今後本格的な活動を目指す人にとっても、メリットの大きいプロジェクトといえます。
参考:都内で、‟演技留学”体験「Acting in English」~グローバルに活躍できる俳優に!
事例3.留学のノウハウや魅力を伝える中高生・保護者向けの説明会
一般財団法人・言語交流研究所は、2022年9月に開催する「親子で考える。留学・ホームステイ説明会」のプレスリリースを発表しました。留学・ホームステイの準備や、異文化に触れることの大切さなど、留学経験者の体験談も交えながら、留学を検討する親子に発信する説明会です。
中学生・高校生とその保護者を対象としたプログラムですが、高校生以上の留学志望者や教育関係者など、1人での参加も可能。Zoomを介したオンライン説明会となるため、全国各地から参加者を募り、自社の取り組みについて知ってもらうきっかけにもなっています。
参考:「親子で考える。留学・ホームステイ説明会」をオンラインで開催します
事例4.ドバイのテーマパークで有給インターンシッププログラムを実施
海外留学サービスの「スマ留」を運営する株式会社リアブロードは、有給インターンシッププログラムを始動しました。ドバイで人気のテーマパーク「グローバル・ビレッジ」で接客・販売スタッフとして働き、日本の魅力を発信しながら資金を貯めることができるプログラムです。
英語を学びながら留学体験ができるだけでなく、中国・アメリカ・オーストラリア・ロシアなど、世界75ヵ国以上が集結する多国籍な環境で各国の文化に触れられるのが魅力。英語力は参加条件に含まれないため、異文化コミュニケーションに不安がある人でも気軽に挑戦できます。
参考:【1ヶ月で完売した大人気プランが今年も登場!】海外留学サービス「スマ留」がドバイ人気テーマパーク「グローバル・ビレッジ」で働ける有給インターンシッププログラムを本日8月1日(月)より先着順で販売開始
「留学の日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう
11月12日の「留学の日」は、留学や日本国外でのコミュニケーションを想起させるきっかけになる日です。教育関連の企業の方や、留学にまつわるプログラムを企画・販売する企業の方にとっては特に、「留学の日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「留学の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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