ディスクジョッキーの日
3月10日は「砂糖の日」。今回は「砂糖の日」の意味や由来を解説します。
また、「砂糖の日」をきっかけに、広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。
広報やマーケティングネタを探している方、特にスイーツ業界の方や、砂糖に関する商品を扱う企業の方は、ぜひ参考にしてみてください。
「砂糖の日」の意味・由来とは?
3月10日は「砂糖の日」です。砂糖に関係する団体から構成される「お砂糖“真”時代」推進協議会によって、2014年に制定されました。
日付は「さ(3)とう(10)」の語呂合わせに由来しています。また、同じく「いい(11)さ(3)とう(0)」と読める11月30日も「砂糖の日」に設定されています。
11月30日は「いい砂糖の日」として砂糖のさまざまな効用をアピールし、3月10日は東日本大震災発生の前日ということから「長期保存可能なエネルギー源」という防災面での砂糖の効用を発信する記念日としています。
「砂糖の日」に特定のイベントなどは開催されていませんが、栄養価や保存性といった砂糖の魅力を見直す日といえるでしょう。
「砂糖の日」をきっかけに広報PR活動する効果
「砂糖の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「砂糖の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「砂糖の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「砂糖の日」を元に発信をする流れ
「砂糖の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「砂糖の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「砂糖の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「砂糖の日」を広報PRに活かした事例
「砂糖の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「砂糖の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。
事例1.砂糖のイメージアップを図り、生活者とのオンラインイベントを実施
黒糖・きび糖・粉糖などの製造販売を行っている上野砂糖株式会社は、生活者に向けたイベント「上野砂糖 お料理座談会」をオンラインで開催しました。
事前応募のあった参加者を対象に、勉強会、料理教室、座談会の三部構成からなり、全3回にわたって実施されています。
プレスリリースでは、イベント開催の背景として「糖質オフなどの影響で、砂糖に対するネガティブなイメージを抱かれる方が多くなっている」と事業を取り巻く状況の厳しさについて指摘。背景を踏まえたうえで目的を記載することで、イベントを通じて目指す姿がより明確に伝わります。
また、過去に実施した第1回のイベントについても画像とともに紹介しており、イベントの様子が想像しやすくなるよう配慮されています。
参考:【身体にも地球にも良いお砂糖の普及活動】黒糖メーカー上野砂糖がアンバサダーを招いた勉強会・料理教室を開催
事例2.砂糖不使用のフルーツサンド専門店が期間限定出店することを発表
株式会社ジェイアール西日本伊勢丹は、運営する大阪市の商業施設「ルクア イーレ」に九州のフルーツサンド専門店『THREE』が期間限定で出店することを発表しました。
プレスリリースでは、商品のラインナップを写真とともに紹介するだけでなく、店舗のこだわりや店名の由来、立ち上げ時のエピソードまで丁寧に伝えています。
このような背景のストーリーをプレスリリースで伝えることで、商品だけでなくブランド自体に興味を持ってもらうことができ、生活者による購買、メディア関係者による取材の検討などにつながる可能性が期待できます。
参考:関西初出店!甘いもの好きの味方!カロリー0の自然甘味料を使用したフルーツサンドTHREEが梅田で期間限定販売
事例3.砂糖の代替甘味料商品を知識を交えて紹介
スターティス株式会社は、2023年3月23日よりスティックタイプのオーガニックデーツシロップを発売。低GI&スーパーフードとして注目されているデーツを使用したシロップです。
プレスリリースでは、天然の甘さをもつデーツは砂糖の代替甘味料として使用できることや、ヘルシーでダイエットにも向いていることなどを紹介。日本ではあまりなじみがないデーツを、より多くの人に周知するために、さまざまな知識を用いて魅力を伝えている点がGOODポイントです。
参考:デーツ専門ブランドから “日本初” オーガニック デーツシロップのスティックタイプ 新発売! | サンセットデーツ
「砂糖の日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう
「砂糖の日」は、砂糖に注目が集まるきっかけになる日です。
砂糖を扱う企業の方や、砂糖を使用した製品を販売する企業の方にとっては特に、「砂糖の日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝えるよい機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「砂糖の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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