
心の介護に向き合う日
8月15日は「すいとんで平和を学ぶ日」。今回は、すいとんで平和を学ぶ日の意味や由来を解説します。また、すいとんで平和を学ぶ日をきっかけに、平和に関する取り組みや想いを発信する広報PR事例を紹介します。
8月15日は「すいとんで平和を学ぶ日」です。愛知県犬山市で草の根平和活動を行う「すいとんの会」が制定しました。
戦時中の代用食とされた「すいとん」を食べながら、戦時中の食糧難や原爆の悲惨さなどを語り、平和の尊さを学ぶ日とされています。記念日は、現在まで続く平和の始まりの日でもあり、平和を学ぶのにふさわしいとのことから、「終戦の日」と同じ8月15日となっています。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「すいとんで平和を学ぶ日」に合わせて多くのメディアが戦争や平和に関する内容を報じます。「すいとんで平和を学ぶ日」に関する平和を願う想いや自社で関連するの取り組みをしている場合は、プレスリリースで想いを届けてみてください。
「すいとんで平和を学ぶ日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「すいとんで平和を学ぶ日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.想いや情報を届けたい内容を決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「すいとんで平和を学ぶ日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
記念日に関するプレスリリースの配信の詳細は以下の記事からご確認ください。
ここからは「すいとんで平和を学ぶ日」に関する取り組みをプレスリリースで配信した事例を紹介します。
東京書籍株式会社は、書籍『戦争の中でぼくらは育った』の発売情報をプレスリリース配信で発表しました。戦時中の日常を、学校生活や遊び、食べ物、疎開などさまざまな視点から回想した文集です。
プレスリリースには「解説」の見出しを設け、複数のぺージ写真を掲載して収録内容を紹介。書籍の発売情報を知らせることはもちろん、戦争のリアリティを重視した編集について触れることで、戦前・戦中を知る需要性を発信しています。
参考:あの時代の子どもたちから、今を生きる、そして未来の子どもたちへ!『戦争の中でぼくらは育った』8月2日発売。
「シリアをまた行きたい国にする」を目標にさまざまな活動を展開するNPO法人・Piece of Syria(ピースオブシリア)は、「”おいしい”食卓から平和を考える〜シリアの家庭料理がつなぐ文化〜」と題したイベントを開催しました。シリア料理本『スマック』の著者・翻訳者を招き、食卓から平和を考えるトークイベントです。
「すいとんで平和を学ぶ日」にちなんだプレスリリースではありませんが、「料理」「平和」のキーワードにフォーカスした企画が特徴。団体としての思想や取り組みを紹介することで、今回のプレスリリース配信をきっかけに多くの人へ情報を届ける役割も果たしています。
参考:シリア料理本「スマック」著者・翻訳者を招き「”おいしい”食卓から平和を考える」をテーマにシリアへの理解を深めるイベントを開催
公益社団法人日本グラフィックデザイン協会(JAGDA)は、1983年より毎年、広島国際文化財団、ヒロシマ平和創造基金とともに、「ヒロシマの心」を訴えるポスターを制作し、国内外に平和を呼びかけるキャンペーンを実施。2023年版のポスターをJAGDA東京会員である中村至男氏によって完成したことをプレスリリースで発表しました。ポスターは、広島市役所にて中村氏より広島市長へ贈呈され、販売・展示が開始されます。
プレスリリースのメイン画像には、平和ポスターを起用。販売、展示についての詳細を掲載しています。また、中村氏の制作への想いを綴ったコメントを記載することで、キャンペーンの意図の深みが伝わります。
記念日にちなんだものではありませんが、「平和」に関する発信の参考となる事例です。
参考:今こそ広島から世界へメッセージ 中村至男氏による平和ポスター「ヒロシマ・アピールズ 2023」完成
「すいとんで平和を学ぶ日」の意味や由来、事例を紹介しました。
8月15日は「終戦の日」でもあるため、戦争や平和について考えるきっかけになる日です。「すいとんで平和を学ぶ日」に合わせて、平和を祈願する取り組みや想いを届けましょう。
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