筋肉を考える日
10月27日は「テディベアズ・デー」です。今回は、「テディベアズ・デー」の意味や由来について解説します。
また、「テディベアズ・デー」をきっかけとした広報PRの事例をいくつかご紹介。商品の企画開発を行っている企業や、テディベアをテーマとしたイベントの企画を行う機会のある企業は、ぜひ参考にしてみてください。
「テディベアズ・デー」の意味・由来とは?
10月27日は「テディベアズ・デー」です。日本テディベア協会により制定されました。
日付の由来は、第26代アメリカ大統領のセオドア・ルーズベルトの誕生日。彼は小熊の命を救ったことがあり、「テディ」の愛称で親しまれていたため、誕生日である10月27日が「テディベアズ・デー」となりました。
「テディベアズ・デー」には、そんなセオドア・ルーズベルトの他者を助ける優しい気持ちから「相手を思う気持ちをテディベアを通して伝えよう(Thinking of you)」というメッセージが込められています。テディベアやほかのプレゼントなどを贈るイベントが、世界中で行われています。
「テディベアズ・デー」をきっかけに広報PR活動する効果
「テディベアズ・デー」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「テディベアズ・デー」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「テディベアズ・デー」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「テディベアズ・デー」を元に発信をする流れ
「テディベアズ・デー」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「テディベアズ・デー」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「テディベアズ・デー」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「テディベアズ・デー」を広報PRに活かした事例
「テディベアズ・デー」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「テディベアズ・デー」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「テディベアズ・デー」を広報PRに活かすうえで参考になるでしょう。
事例1.テディベアコートの誕生10周年を祝う特別プロジェクト
イタリアのマックスマーラグループの主要ブランドを取り扱う、株式会社マックスマーラ ジャパンは、「テディベアコート」の誕生10周年を祝しキャンペーンを実施。プレスリリースでグローバルキャンペーン「TEDDY TEN(テディ テン)」の詳細を配信しました。
「TEDDY TEN」キャンペーンは、東京をはじめ、ミラノ、ロンドン、成都、香港、シドニー、ドバイ、パリ、ソウル、ニューヨークの世界の主要10都市でスタート。限定商品を扱う国内限定ポップアップストアの開催を決定しました。限定ショップの初日開催日に合わせてプレスリリースを配信したのがGOOD。記念日に関する広報PRではありませんが、自社商品の販売情報を知らせる参考にしやすい事例といえるでしょう。
参考:マックスマーラ「テディベア コート」の誕生10周年を祝しグローバルキャンペーン「TEDDY TEN」を開始
事例2.人気のくまキャラクターが集結する期間限定イベント
株式会社三越伊勢丹ホールディングスは、2023年9月の「#くまフェス in 銀座三越 2023」の開催情報をプレスリリースで配信しました。「リラックマ」や「くまのがっこう」「テディベア」など、人気くまキャラクターが集結する期間限定イベントです。
プレスリリースでは、ハッシュタグを用いたイベント名をタイトルに掲載。販売キャラクターがわかるようなビジュアルを用いたのがGOOD。当日販売される商品の一部も写真で紹介し、本イベントならではの魅力に触れています。
「テディベアズ・デー」のプレスリリースではありませんが、くまというひとつのカテゴリに特化した広報PR活動として参考にしてみてはいかがでしょうか。
参考:人気のくまキャラ大集合!『#くまフェス in 銀座三越 2023』9月27日(水)から今年も始まります
事例3.テディベア作家はしのくるみ氏と初コラボテディベアを限定販売
株式会社サザビーリーグ アイシーエルカンパニーは、展開する生活雑貨ブランド『Afternoon Tea LIVING』に発売するコラボレーション商品についてプレスリリースを配信しました。「テディベアコンベンション2023」でグランプリを受賞したテディベア作家のはしのくるみさんとコラボした、ぷっくりとしたほっぺに愛らしい顔立ちとやわらかな手触りが特徴テディベアです。
プレスリリースでは、やわらかさがわかるテディベアの画像を大きく掲載。視覚的に商品の魅力が伝わる構成がGOODです。さらに、アフタヌーンティー公式オンラインストアのみで販売されるはしのくるみさんのハンドメイド作品・限定5体をひとつずつピックアップし紹介した展開もポイント。
記念日にちなんだ発信ではありませんが、テディベアの広報PRの際に参考になるプレスリリースです。
参考:テディベアコンベンション2023グランプリ受賞作家・はしのくるみ氏と初コラボレーションぷっくりとしたほっぺが愛らしい「ほっぺテディベア」9月12日(木)発売
「テディベアズ・デー」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう
10月27日の「テディベアズ・デー」の意味や由来、広報PRに活用できそうな事例を紹介しました。
愛らしいテディベアは、商品やイベントの企画でテーマとして扱われることの多いモチーフです。その分、プレスリリースで配信される新情報が多いため、タイミングによっては埋もれてしまう可能性があります。より効果的に広報PRの取り組みをしたいと考える場合は、「テディベアズ・デー」をうまく活用してみてはいかがでしょうか。
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