月ロケットの日
10月23日は「電信電話記念日」です。今回は、「電信電話記念日」の意味や由来について解説します。
また、電信電話に関連する広報PRの事例もご紹介。PRフックがないと悩んでいる企業の方はぜひ参考にしてみてください。「電信電話記念日」に関する情報が限られている分、広報PRのきっかけとして活かすことで、メディア関係者や記者の目に止まりやすくなります。
「電信電話記念日」の意味・由来とは?
10月23日は「電信電話記念日」です。1869年10月23日に電信線架設工事が開始されたことにちなみ、1950年に制定されました。制定したのは、当時の電気通信省です。制定当初は「電気通信記念日」と呼ばれていましたが、1956年に現在の名称に変更されました。
「電信電話記念日」は日本独自の記念日。同日には、NTT横須賀通研アマチュア無線クラブ主催の「電信電話記念日コンテスト」が開催されています。
アマチュア無線を含めた電気通信全体の振興を目的とし、2022年には第33回を迎えています。
「電信電話記念日」をきっかけに広報PR活動する効果
「電信電話記念日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「電信電話記念日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「電信電話記念日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「電信電話記念日」を元に発信をする流れ
「電信電話記念日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「電信電話記念日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「電信電話記念日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「電信電話記念日」を広報PRに活かした事例
「電信電話記念日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「電信電話記念日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「電信電話記念日」を広報PRに活かすうえで参考になるでしょう。
事例1.KENWOODの新製品、アマチュア無線フェアに出展
電機メーカーの株式会社JVCケンウッドは、有明GYM-EXで開催される「アマチュア無線フェスティバル ハムフェア2024」に出展することをプレスリリースで発表しました。
プレスリリースのメイン画像に、出展ブースのイメージを配置している点がGOODです。当日に展示される製品の画像と詳細を掲載し、ブランドへの興味・関心を高める充実した内容にまとめられています。記念日に合わせたプレスリリースではありませんが、アマチュア無線に関するイベントの広報PRとして参考になる事例です。
参考:「アマチュア無線フェスティバル ハムフェア2024」JVCケンウッドブースのご案内
事例2.ボーイスカウトでアマチュア無線を体験
ボーイスカウト日本連盟は、アマチュア無線免許を持たない子どもでも体験運用ができる「JOTA-JOTI Plaza」を全国4カ所で開催すると、プレスリリースで発表しました。
プレスリリースのタイトルに「免許を持たない子どもでも体験できる」というフレーズを入れ、対象者を明確にしている点がGOODです。イベントの目的や体験できる内容を詳細に記載し、教育的な意義が伝わる内容になっています。記念日にちなんだイベントではありませんが、アマチュア無線を広める広報PRとして参考になるプレスリリースです。
参考:免許を持たない子どもでも体験できる、アマチュア無線体験運用「JOTA-JOTI Plaza」を開催(10月21、22日)
事例3.設置するだけで通話・通信ができる新設備を発売
電気通信事業やソフトウェア開発、ITコンサルティングなどを手掛ける株式会社MIは、新たな設備に関するプレスリリースを配信しました。今回発表したのは、電波が届かない場所でも通話・通信ができる「AirREAL−sXGP」です。
プレスリリースでは、インフラ設備が整っていないトンネルなどでも通話できること、設置のみで利用できることなどの特徴を紹介。記念日に関する事例ではありませんが、イラストを用いた設備の解説だけでなく、実際の利用シーンを想定したビジュアルを掲載した参考事例です。
参考:電波が届かないトンネル・洞道でも音声通話・データ通信ができる設備「AirREAL−sXGP」を販売開始
「電信電話記念日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう
「電信電話記念日」の意味や由来、広報PRに活用できそうな事例を紹介しました。
「電信電話記念日」は、一般的にあまり知られていない記念日です。そのため、広報PRのきっかけとして活用している企業が少ないのが特徴。認知度が低い記念日は多くの企業が避ける傾向にありますが、情報が限られている分、逆に情報が目に止まりやすくなるので、積極的に活かすのがおすすめです。
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