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鯛の日(10月第2月曜)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日鯛の日(10月第2月曜)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

10月第2月曜は「鯛の日」。今回は「鯛の日」の意味や由来を解説します。

また、「鯛の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、関連の広報事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に漁業に携わっている方や、鯛料理を取り扱っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

「鯛の日」の意味・由来とは?

10月第2月曜は「鯛の日」です。三重県で真鯛を養殖する、三重県漁業協同組合連合会によって制定されました。

日付は、「体育の日(現:スポーツの日)」の「たい(い)くの日」と、「鯛食う日」の言葉を合わせたのが由来。毎年10月の第2月曜日が「スポーツの日」「鯛の日」となっており、2023年は10月9日、2024年は10月7日が記念日にあたります。

日本有数の繁殖地として知られる三重県産の鯛を食べてもらうことで、美味しさをPRし、消費拡大につなげるのが記念日制定の目的です。

ご当地の食材として発信するのはもちろん、鯛料理を紹介したり、新商品のプレスリリースを発表したりといった広報PRにも有用な記念日といえるでしょう。

記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。

「鯛の日」をきっかけに広報PR活動をする効果

「鯛の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「鯛の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「鯛の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「鯛の日」を元に発信をする流れ

「鯛の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「鯛の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「鯛の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「鯛の日」を広報PRに活かした事例

「鯛の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「鯛の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「鯛の日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。

事例1.金目鯛の出汁と身を味わう秋限定メニューを提供開始

GYRO HOLDINGS株式会社は、同社の子会社である株式会社パートナーズダイニングが運営する「だししゃぶ専門店 おかか」のプレスリリースを発表しました。秋の限定メニューとして、「金目鯛と秋茸のだししゃぶ」を提供。

今回の限定メニューは同店初となる魚のしゃぶしゃぶで、金目鯛からとった出汁と切り身を同時に楽しめるのが魅力です。期間中の顧客数増大を狙うだけでなく、レギュラーメニューの認知拡大にも効果が期待できます。

参考:「だししゃぶ専門店 おかか」 秋の限定メニュー「金目鯛と秋茸のだししゃぶ」 登場!「金目鯛」の特製おだしで食べる贅沢なしゃぶしゃぶ

事例2.県魚のマダイについて知る体験型学習イベント

海と日本プロジェクト広報事務局は、「MIRAIDAIスクール〜マダイから愛媛の海を考える〜」と題したイベントを開催しました。愛媛県の県魚であるマダイを通して、海の環境変化などを学ぶ体験型学習イベントです。

愛媛県周辺の環境変化について学んだり、天然魚・養殖漁業における課題を知ったりするのがプロジェクトの目的。ニュースリリースでは、イベントレポートとして当日の様子を写真で紹介し、具体的なプログラム内容に言及しているのがGOODポイントです。

参考:愛媛県の県魚「マダイ」を通して地元の海を学ぶ体験型学習イベント「MIRAIDAIスクール ~マダイから愛媛の海を考える~ 」を開催しました!

事例3.金目鯛の刺身盛や独特な商品名の限定メニューを展開

株式会社FOOD & LIFE COMPANIESは、同社の子会社である株式会社FOOD & LIFE INNOVATIONS運営の居酒屋「鮨 酒 肴 杉玉」にて、期間限定メニューのプレスリリースを公開しました。

高級後として知られる金目鯛の刺身盛や炙りのほか、「エビチリになれなかった海老コロッケ」など、ユニークなネーミングで提供しているのが特徴。新鮮で上質な食材だけでなく、ユーモアで興味を引くラインナップが独創的な広報事例です。

参考:大衆寿司居酒屋「鮨 酒 肴 杉玉」人気の“王道寿司”から期間限定で高級魚“金目鯛”が登場!<7月1日(金)から全国の杉玉で販売

事例4.AI管理で養殖された「エコ真鯛」を3日間限定で販売

イオン株式会社は2022年6月、3日間限定で「エコ真鯛」の販売を実施しました。給餌をAIで管理できる「スマート給餌機」を活用し、安定的な品質を実現した「ASC認証 愛媛県産真鯛(養殖)」です。

養殖の技術だけでなく、販売地域の特性に合わせて出荷方法を見極めているのが特徴。SDGsに配慮した養殖技術を発信することで、魚のおいしさはもちろん、自社の理念や取り組みにも関心を寄せやすい広報事例といえるでしょう。

参考:【イオン】6月は環境月間、日本一の養殖地で持続可能な環境の下、AIを活用して育てた“エコ真鯛”「ASC認証 愛媛県産真鯛(養殖)」1万尾販売

「鯛の日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

毎年10月第2月曜日の「鯛の日」は、魚の中でも鯛に注目が集まり、鯛料理や養殖事業を想起させるきっかけになる日です。鯛料理の開発・販売を行う企業の方や、養殖に関するサービスの展開を検討している方にとっては特に、「鯛の日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。

お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「鯛の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

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