カルシウムの日
2024年6月10日は「入梅」。今回は「入梅」の意味や由来を解説します。
また、「入梅」をきっかけに、広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。
広報やマーケティングネタを探している方、特に季節に関連した商品やサービスを提供する企業の方は、ぜひ参考にしてみてください。
「入梅」の意味・由来とは?
2024年6月10日は「入梅」です。二十四節気に加えて、季節の移り変わりをより適確に掴むために補助的に設けられた雑節のひとつです。
「梅雨の季節に入ること」を指し、一般的には6月11日ごろが「入梅」にあたります。しかし日本列島は南北に長い形をしており、実際の梅雨入りは地域によって1ヵ月程度の差があります。そのことから、「入梅」は暦のうえでのみ使用します。
「入梅」をきっかけに広報PR活動をする効果
「入梅」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「入梅」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「入梅」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「入梅」を元に発信をする流れ
「入梅」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「入梅」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「入梅」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「入梅」を広報PRに活かした事例
「入梅」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「入梅」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例を紹介します。「入梅」に合わせたプレスリリースではなくても、今後「入梅」を広報PRに活かすうえでのヒントになるでしょう。
事例1.梅雨シーズンを活かした無料の行楽イベントを開催
西武造園株式会社は、子会社の横浜緑地株式会社が代表企業を務める小田原フラワーガーデンにて、2022年6月11日〜7月3日に「花菖蒲・睡蓮まつり」を開催することを告知。花菖蒲や睡蓮、紫陽花といったこのシーズンならではの花々の景観を楽しめるイベントです。
プレスリリースでは、お出かけを控えたくなる梅雨を逆手に取り、曇りや雨の日に見られる花菖蒲の色合いなどを紹介し、あえて訪れてみたくなる工夫を凝らしています。また入園料・駐車場ともに無料であることも記載し、気軽に来園できることを伝えています。
参考:【入場無料】渓流の涼やかな花菖蒲・約180種1,000株が開花!「花菖蒲・睡蓮まつり」2022年6月11日(土)~7月3日(日)開催(小田原フラワーガーデン)
事例2.大阪愛あふれる「かたつむりロリポップ」を地域限定で発売
株式会社PAPABUBBLE JAPANは、2022年6月に自社が運営するアート・キャンディ・ショップ「PAPABUBBLE」にて、大阪の2店舗限定で虎柄のかたつむりロリポップを販売。黄色と黒のタイガーストライプの見た目と、ミックスジュース味で「大阪ならでは」の商品となっています。
梅雨シーズンを連想させる「かたつむり」をモチーフにした、大阪への愛があふれる「あめちゃん」の販売をプレスリリースで紹介しています。梅雨を連想させる日本列島のイラストに、虎柄のかたつむりロリポップを添えた写真を掲載し、商品によって雨の季節も楽しめることをアピールしています。
事例3.梅雨の季節でも安定した睡眠をとるためのテクニックを紹介
正しい睡眠知識の提供を使命のひとつに掲げる株式会社ブレインスリープは、梅雨の寝苦しい季節でも安定した睡眠をとれる「快眠テクニック」をプレスリリースにて配信。さらに、睡眠グッズ専門ECサイト「zzzLand」で、6月1日から快眠につながるグッズが当たるキャンペーンを実施していることも紹介しました。
プレスリリースでは、梅雨入りを題材に自社の持つ知識やノウハウをわかりやすく解説し、安定した睡眠を取る方法を伝えています。気象庁のデータに関するリンクも記載することで、根拠のある情報として発信している点もGOODポイントです。
参考:【睡眠警報!全国的な梅雨入りで寝苦しい季節到来】質の下がる梅雨時の睡眠に向けた“快眠テクニック”を解説!2022年の梅雨は「短い期間に集中して多くの降雨」、例年より低気圧が懸念
「入梅」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう
「入梅」の意味や由来、広報PRに活用できそうな事例を紹介しました。
梅雨シーズンに関連した商品・サービスは6月10日の「入梅」に合わせたプレスリリースを配信しやすく、また読み手が梅雨入りを意識する可能性が高いため、効果的な広報PR活動が望めます。季節を問わない商品やサービスも、「入梅」をテーマにした切り口にしたプレスリリースを配信してみるのも一案です。
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