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ツクールの日(2月15日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日ツクールの日(2月15日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

2月15日は「ツクールの日」。今回は「ツクールの日」の意味や由来を解説します。

また、「ツクールの日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、実際に活かしている企業の事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特にゲーム業界の方や、ゲーム制作ツールを取り扱っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

「ツクールの日」の意味・由来とは?

2月15日は「ツクールの日」です。プログラミングの知識がなくてもゲームを製作できる「ツクール」シリーズを手掛ける、株式会社KADOKAWAによって制定されました。

日付は、「2(ツ)9(クー)6(ル)」の語呂合わせから、2月と9+6日を組み合わせたのが由来。誰でも手軽にゲームが作れる楽しさを発信し、シリーズの認知・利用拡大につなげることがおもな目的です。

近年では、海外進出に向けて「Maker」シリーズに名称の統合を進めていますが、日本国内ではツクールシリーズとして広く知れ渡っています。

同様の商品でなくとも、初心者向けのプログラミング教室を紹介したり、プログラミングにまつわるイベントを開催したりといった広報PR活動に有用な記念日といえるでしょう。

記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。

「ツクールの日」をきっかけに広報PR活動をする効果

「ツクールの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「ツクールの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「ツクールの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「ツクールの日」を元に発信をする流れ

「ツクールの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「ツクールの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「ツクールの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「ツクールの日」を広報PRに活かした事例

「ツクールの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「ツクールの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「ツクールの日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。

事例1.450以上のタイトルがお得になる「ツクールの日」記念イベント

株式会社KADOKAWAは、グループ会社である株式会社Gotcha Gotcha Gamesが開催する「RPG Maker Festival 2024」のプレスリリースを配信しました。2月15日の「ツクールの日」を記念し、450以上のゲームタイトルをセール価格で提供するキャンペーンです。

プレスリリースには、「ツクールの日」を制定した企業として、現行の制作ツール「Maker」で制作されたインディーズタイトルに触れながらキャンペーン内容を紹介しています。Maker製ゲームのセール参加情報もあわせて訴求することで、ゲームクリエイターへのアプローチにもつなげた広報PR施策です。

参考:2024年「ツクールの日」記念 Steam「RPG Maker Festival 2024」開催決定!

事例2.プログラミング学習サービスが割引価格で受講できるキャンペーン

ラグザス株式会社は、子会社の株式会社ラグザス・クリエイトがプログラミングのオンライン学習サービス「忍者CODE」にて、「新春お年玉キャンペーン」を開催することをプレスリリースで配信しました。

2024年の開催で第2弾となる企画では、受講料最大15%オフやAmazonギフト券のプレゼントなどを実施。魅力的な訴求ポイントをタイトルに記載したうえで、詳細がわかりやすいようアイキャッチにまとめているのがGOODです。記念日に関する事例ではありませんが、それぞれの情報が伝わりやすいように構成されたプレスリリースが参考になります。

参考:【ラグザス・クリエイト】受講料が最大15%OFF!プログラミングのオンライン学習サービス『忍者CODE』が5日間限定のキャンペーンを開催!

事例3.プログラミング教材の利用者を対象にしたアンケート調査

プログラミング教材の開発・提供を手掛けるエデュケーショナル・デザイン株式会社は、同社が運営する小学生向け教材「デジタネ」に関する調査レポートを公開しました。2023年10月1日から30日にかけて、デジタネで学習している子を持つ保護者261人を対象に行ったアンケート調査です。

プレスリリースのリード文では、小学校低学年の入会者数が増加している実績に触れたのがGOOD。続いて、増加傾向にある背景を、アンケート結果を交えながら考察しています。「ツクールの日」の事例ではありませんが、調査レポートをきっかけにサービスを知ってもらい、新規層の獲得が期待できる広報PR施策です。

参考:デジタネ、プログラミング学習の小学校低学年が増加傾向2025年大学入学共通テストに情報科目の導入を「知っている」は44%

「ツクールの日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

2月15日の「ツクールの日」は、プログラミング学習やゲーム制作を想起させるきっかけになる日です。ゲーム制作サポートツールを開発する企業の方や、プログラミング教室の運営・提供に関わっている方にとっては特に、「ツクールの日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。

お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「ツクールの日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

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