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都バスの日(1月18日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日都バスの日(1月18日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

1月18日は「都バスの日(都バス開業の日)」。今回は「都バスの日」の意味や日付の由来を解説します。

また、「都バスの日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、ヒントになる企業の事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特にバス業界の方や、都営バスの運営に関わっている方は、ぜひ参考にしてみてください。

「都バスの日」の意味・由来とは?

1月18日は「都バスの日(都バス開業の日)」です。1924(大正13)年1月18日、東京都の公営バスが営業を開始したことを記念し、東京都交通局によって制定されました。

1923年9月1日の関東大震災で被害を受けた路面電車(東京市電)の応急措置を目的に、代替輸送機関として導入されたのがはじまりです。当初は、巣鴨〜東京駅間と、中渋谷〜東京駅間の2つの系統で運行をスタートしました。

東京都では、「都バスの日」にちなんだイベント・キャンペーンを実施しています。例えたとえば、2016年には「都バスの日」を記念し、都バス型のキーホルダーを数量限定で販売しました。

全国的な記念日ではないため「都バスの日」に特化した広報PRは少ないものの、バスの運用やバス関連の商品企画・販売に携わっている方にとっては、マーケティングネタとして活用しやすい日といえるでしょう。

「都バスの日」をきっかけに広報PR活動する効果

「都バスの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「都バスの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「都バスの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「都バスの日」を元に発信をする流れ

「都バスの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「都バスの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「都バスの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「都バスの日」を広報PRに活かした事例

「都バスの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「都バスの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「都バスの日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。

事例1.観光路線バス「霧島神宮アクセスバス」の実証運行期間延長を決定

鹿児島県霧島市は、2024年7月20日にスタートした鹿児島空港から霧島神宮、霧島神宮駅までを結ぶ観光路線バス「霧島神宮アクセスバス」の実証運行を、2025年3月まで延長することをプレスリリースで発表。観光客の霧島神宮および、霧島神宮駅への移動ニーズの高まりを踏まえての対応です。

「都バスの日」に関連するプレスリリースではありませんが、時刻表の写真や乗車券の購入方法などを詳しく解説している点がGOODポイント。観光地を訪れる人が知りたい情報がしっかりとまとめられた参考事例です。

参考:観光路線バス「霧島神宮アクセスバス」の実証運行期間を延長します!!

事例2.乗降客調査プロダクトを活用した実証実験を都バスで開始

Vieureka株式会社は、株式会社アプリズムが開発したバス会社向け乗降客調査プロダクト(OD調査)『B-RIO』より、東京都交通局における実証実験を開始したことをプレスリリースを配信。OD調査には、同社が提供するAIカメラ『Vieurekaカメラ』、クラウドからIoTデバイスを管理できる『Vieurekaプラットフォーム』が活用されます。

プレスリリースには今回の実証実験の目的や選定された理由などを紹介し、『B-RIO』のバナー画像を掲載。株式会社アプリズムとVieureka株式会社の代表のコメントを載せることで、どのようなサービスをめざしているのかが、読み手に伝わりやすくなります。記念日に関連する発信ではありませんが、都営バスにおける調査をフックに自社の商品・サービスを広報PRした参考事例です。

参考:Vieurekaプラットフォームを活用したアプリズム社「『B-RIO』乗降客数状況調査ビーリオ」2024年11月より東京都交通局(都営バス)において実証開始

事例3.バス運転手の魅力を発信する動画を制作・公開

北海道は、オホーツク管内を運行するバス事業者の人材を確保するため、オホーツクでバス運転手になることの魅力を発信する動画を制作・公開したことをプレスリリースで発表。オホーツク公式YouTubeチャンネルに公開されている関連動画を紹介しました。

オホーツク管内に本社がある5つのバス会社から推薦されたドライバーが登場し、バス運転手の魅力や福利厚生、移住・転職経験について語っています。プレスリリースにはYouTube動画を貼り付けて、手軽に視聴できるように工夫されている点がGOOD。こちらも「都バスの日」に関連するプレスリリースではありませんが、バス会社の情報発信として参考になる事例といえるでしょう。

参考:バス運転手魅力発信動画「オホーツクでバスドライバーになろう!」の公開について

「都バスの日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

1月18日の「都バスの日」は、東京都営バスに注目が集まりやすい日です。都バスに限定せず、全国各地のバス業界の方や、バスに関する商品を販売する企業の方であれば、「都バスの日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。

お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「都バスの日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

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