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トクホの日(10月9日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日トクホの日(10月9日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

10月9日は「トクホの日」。今回は「トクホの日」の意味や由来を解説します。

また、「トクホの日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、関連の広報事例もご紹介。

広報やマーケティングネタを探している方、特に食料品メーカーの方や、トクホ(特定保健用食品)の開発・販売に携わっている方は、ぜひ参考にしてみてください。

「トクホの日」の意味・由来とは?

10月9日は「トクホの日」です。特定保健用食品(トクホ)をうまく取り入れて健康な毎日を送ってもらうことを目的に、「トクホの日」推進委員会が制定しました。

日付は、「ト(10)ク(9)ホ」と読む語呂合わせが由来。加えて、食事や運動への関心が高まる季節であることにもちなんでいます。

トクホとは、有効性・安全性といった科学的根拠があり、消費者庁から「保健の用途」の表示許可を得た食品です。歯の健康維持やカルシウムの吸収率増加、鉄分の補給といった観点から、生活習慣病を予防するための生活改善をサポートします。

健康的な飲食料を重視する傾向にある昨今では、さまざまな企業からトクホの購入が可能です。「トクホの日」と組み合わせて商品開発の成果を発表したり、新商品をプレスリリースで紹介したりできるでしょう。

「トクホの日」をきっかけに広報PR活動をする効果

「トクホの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「トクホの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「トクホの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「トクホの日」を元に発信をする流れ

「トクホの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「トクホの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「トクホの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「トクホの日」を広報PRに活かした事例

「トクホの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「トクホの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「トクホの日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。

事例1.「特定保健用食品の利用に関する調査」を実施

ネットリサーチ会社のマイボイスコム株式会社は、7回目となる『特定保健用食品の利用』に関するインターネット調査を実施し、その結果をプレスリリースでレポートしました。特定保健用食品の利用状況や意向などについて調査しています。

プレスリリースの冒頭に「TOPICS」として調査結果のポイントをまとめている点がGOODです。見やすいグラフなどを多用し、調査結果を丁寧に説明しています。また今回の結果だけでなく、過去の調査へのリンクも貼ることで、過去との比較もできるようになっています。

記念日に合わせたプレスリリースではありませんが、トクホに関する調査レポートとして参考になる事例です。

参考:【特定保健用食品の利用に関する調査】特定保健用食品が「どのようなものかわかる」は約46%、2015年調査以降減少傾向

事例2.トクホや機能性表示食品に関する消費者意識を調査

マーケティングリサーチを実施する日本インフォメーション株式会社は、「トクホ」「機能性表示食品」「ジェネリック医薬品」に関する消費者の意識調査を行い、その結果をプレスリリースで発表しました。

プレスリリースでは、調査データを紹介する前に、調査から得た傾向やまとめを記載し、前半だけ読めば内容がわかる構成になっています。さらに詳しい情報が知りたい場合、無料で資料をダウンロードできるURLも記載し、自社サイトへ誘導している点もGOODです。

記念日に関連したプレスリリースではありませんが、調査リリースの見せ方の参考となる事例です。

参考:注目のトクホと機能性表示食品。消費者の信頼と購買行動の動向とは?

事例3.トクホ商品等の売り上げの一部を香川県へ寄付

コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社は、香川県との「健康増進の推進に関する協定」に基づき、香川県内で販売する特定保健用食品および機能性表示食品の売り上げの一部を寄付したことを、プレスリリースで発表。

プレスリリースの冒頭には、寄付にあたって香川県を訪問した際の写真を大きく掲載し、説得力を高めています。また、寄付の目的な対象商品などを詳しく記載している点もGOODです。

記念日に合わせたプレスリリースではありませんが、企業のCSR活動をアピールするプレスリリースとして参考になる事例です。

参考:コカ・コーラ ボトラーズジャパン、香川県内のトクホ製品および機能性表示食品の売り上げの一部を香川県へ寄付

事例4.トクホ「からだすこやか茶W+」が新発売

飲料メーカーの日本コカ・コーラ株式会社は、特定保健用食品「からだすこやか茶W+」を新発売するとプレスリリースで発表しました。

プレスリリースではトクホを取り巻く状況や内蔵脂肪の課題などを解説し、新商品の開発理由に説得力を持たせています。従来品からどのような点がレベルアップしたのかを詳細に説明し、機能性の高さをしっかり伝えている点もGOODです。このほかのトクホ商品なども画像とともに紹介し、シリーズとして見せているのも印象的です。

記念日に関連したプレスリリースではありませんが、トクホの新商品を広報PRするプレスリリースとして参考になります。

参考:「からだすこやか茶W+」3月4日(月)から全国で新発売

「トクホの日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

10月9日の「トクホの日」は、トクホ(特定保健用食品)に注目が集まりやすい日です。食品の開発に携わっている方や、トクホに特化したキャンペーン企画を検討している方にとっては特に、「トクホの日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。

お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「トクホの日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

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