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東京都平和の日(3月10日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日東京都平和の日(3月10日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

3月10日は「東京都平和の日」。今回は「東京都平和の日」の意味や由来を解説します。

また、「東京都平和の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、関連の広報事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に歴史や平和といったキーワードの企画を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

「東京都平和の日」の意味・由来とは?

3月10日は「東京都平和の日」です。1945(昭和20)年3月10日の深夜0時8分、アメリカ空軍のB29爆撃機が東京上空に飛来。大空襲によって最大級の被害をもたらしたことから、都民一人ひとりが平和を再考する日として制定されました。

現在では東京都を中心に、歴史を振り返ったり平和について発信したり、さまざまな行事が執り行われています。

東京都での出来事をきっかけとした記念日ですが、平和にまつわる各地の取り組みを紹介するニュースリリースや、関連商品のプレスリリースといった広報PR活動にも有用な記念日といえるでしょう。

「東京都平和の日」をきっかけに広報PR活動をする効果

「東京都平和の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「東京都平和の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「東京都平和の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「東京都平和の日」を元に発信をする流れ

「東京都平和の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「東京都平和の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「東京都平和の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「東京都平和の日」を広報PRに活かした事例

「東京都平和の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「東京都平和の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「東京都平和の日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。

事例1.世界の社会的課題や国際平和を考えるイベント

パルシステム連合会は、生活協同組合パルシステム神奈川が実施する平和・国際フェスタ「ハートカフェ」のプレスリリースを配信しました。世界の多様な社会的課題のもと暮らす人たちについて知り、国際平和を考えるプロジェクトです。

「東京都平和の日」の広報PRではありませんが、平和に深く関連する活動と、それを知ってもらうためにプレスリリースとして参考になります。過去の開催の様子がわかる画像やポスター写真を交えながら、わかりやすくまとめた記事構成がGOODです。

参考:世界の「いま」をまるごと体験 いろんな国の文化に触れよう 平和・国際フェスタ2月3日(土)〔神奈川〕

事例2.戦後80年企画に、特設サイトで販売する写真の利用を提案

産経新聞社は、株式会社アフロが公開した特設サイトについてプレスリリースを配信。産経新聞グループの潮書房光人新社が保管する約2,000点の東京大空襲直後の写真を、特設サイトで販売することを発表しました。

「東京都平和の日」の事例ではありませんが、「戦後80年企画に」と2025年ならではの時流を捉え、ダウンロード先がわかるサイト名を明記したプレスリリースタイトルがGOODです。販売する写真を複数ピックアップし、メディア関係者を中心に認知拡大・利用促進効果を高めています。

参考:【戦後80年企画にぜひ】昭和天皇巡幸など 戦時中の写真2000点発売 アフロ社特設ページからダウンロード可能

事例3.東京大空襲に焦点を当てて戦争を学ぶ講座の開講を発表

学校法人・大正大学は、「戦争の記憶との向き合い方 東京大空襲のあとに生きること」と題した講座の開講を決定し、プレスリリースで発表しました。東京大空襲に焦点を当て、社会学の観点から戦争の記憶について学ぶプログラムです。

プレスリリースでは、講座タイトルや概要がわかる画像を掲載したうえで、講座の目的や特徴を3つのポイントにまとめて紹介したのがGOOD。記念日に関する広報PR施策ではありませんが、開講前にプレスリリースを配信することで、メディア関係者はもちろん、幅広い層にアプローチした好事例です。

参考:受講対象者を学外に拡大「戦争の記憶との向き合い方 東京大空襲のあとに生きること」を開講

「東京都平和の日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

3月10日の「東京都平和の日」は、東京大空襲をはじめとする歴史的出来事を想起させるきっかけになる日です。歴史にまつわる題材を取り扱っている方や、平和にまつわるイベント企画を検討している方にとっては特に、「東京都平和の日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。

お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「東京都平和の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

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