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遠山の金さんの日(3月2日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日遠山の金さんの日(3月2日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

3月2日は「遠山の金さんの日」。今回は「遠山の金さんの日」の意味や由来を解説します。

また、「遠山の金さんの日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。

広報やマーケティングネタを探している方、特にマスコミ業界の方や出版業界の方、映像配信サービスを提供している企業などはぜひ参考にしてみてください。

「遠山の金さんの日」の意味・由来とは?

3月2日は「遠山の金さんの日」です。遠山の金さんと呼ばれた遠山左衛門尉景元が、1840年(天保11年)のこの日、北町奉行に任命されたことに由来しています。

町奉行(まちぶぎょう)とは江戸時代の役職。現代の警察・裁判所の両方の役割を担う公的機関です。このほか、町人を調査したり防災活動を行ったり、行政にも幅広く関わっていました。

江戸の主な町奉行所は、現在の東京駅八重洲北口付近に「北町奉行所(北番所)」、有楽町マリオン付近に「南町奉行所(南番所)」が置かれたとされています。

時代劇や時代小説『遠山の金さん』は、現代でも幅広い層から認知されている人気作品のひとつです。

遠山の金さんが登場する作品のプレスリリースや、時代劇・小説を紹介する広報PR活動に有用な記念日といえるでしょう。

「遠山の金さんの日」をきっかけに広報PR活動する効果

「遠山の金さんの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「遠山の金さんの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「遠山の金さんの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「遠山の金さんの日」を元に発信をする流れ

「遠山の金さんの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「遠山の金さんの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「遠山の金さんの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「遠山の金さんの日」を広報PRに活かした事例

「遠山の金さんの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「遠山の金さんの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「遠山の金さんの日」を広報PRに活かすうえで参考になるでしょう。

事例1.江戸時代から知られる梅の名所を守る支援プロジェクト

株式会社パルコは、株式会社CAMPFIREと共同運営の購入型クラウドファンディングサービス「BOOSTER(ブースター)」に関するプレスリリースを配信しました。江戸時代から梅の名所として知られる、東京都の湯島天満宮を守る「梅園再生プロジェクト」を実施。

「遠山の金さんの日」とは少し異なる広報PR事例ですが、菅原道真公を祀っていること、江戸時代から知られる名所であることなどを訴求しています。プロジェクトの詳細を明記し成功を目指すことを表すことで、メディア関係者をはじめ、多くの人の関心を高めます。

参考:江戸時代から続く“梅の名所”湯島天満宮の梅の木を約50年ぶりに植え替え華やかな梅園の復活を目指す「梅園再生プロジェクト」クラウドファンディング、令和6年2月1日(木)開始!

事例2.時代劇セットのフルリニューアルに向けたイベント・キャンペーン

株式会社東映京都スタジオは、京都市にある東映太秦映画村についてプレスリリースを発表しました。2025年のフルリニューアルに先立ち、時代劇のオープンセットをオープン。開村から50年間の「ありがとう」とこれからの「よろしく」を込め、「時代劇セットリニューアルプロジェクト」と題したイベント・キャンペーンの開催も決定しています。

ツアーやアーカイブ、セット貸切企画など多数のプログラムをプレスリリースで紹介しました。記事の後半では、オープンセットで撮影された名作をピックアップ。記念日にちなんだ事例ではありませんが、遠山の金さんを含む時代劇ファンを中心に注目を集めたプレスリリースです。

参考:映画2,000本以上、テレビドラマ9,000本以上の作品を輩出してきた東映京都撮影所の時代劇セットが4月7日で見納めに!東映太秦映画村のフルリニューアルに先立ちこの春

事例3.共同運営アプリの検索ランキングをプレスリリースで発表

コンテンツ企画・開発・運営を手掛ける株式会社ビーマップは、スマートフォン向け古地図アプリ「大江戸今昔めぐり」に関するプレスリリースを配信しました。同社と有限会社菁映社、株式会社フジテレビジョンによる大江戸今昔めぐり製作委員会が、2023年の年間検索ランキングを集計。

「遠山の金さんの日」に関するプレスリリースではありませんが、江戸時代にフォーカスした「検索ランキング」というテーマでうまく広報PRに活かした事例です。レポートとして発信することで、メディアの関心を高め、アプリを知らない潜在層への認知拡大にも寄与しています。

参考:2023年の古地図アプリ「大江戸今昔めぐり」年間検索ランキング

「遠山の金さんの日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

「遠山の金さんの日」の意味や由来、広報PRに活用できそうな事例を紹介しました。

「遠山の金さんの日」には時代劇などに注目が集まります。時代劇に関連したイベントやキャンペーンを実施したり、調査リリースを出すのも一案です。

「遠山の金さんの日」をきっかけに自社製品やサービスを広報PRしてみてはいかがでしょうか。

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