
発酵性食物繊維普及の日
10月3日は「交通戦争一日休戦の日」。今回は「交通戦争一日休戦の日」の意味や由来を解説します。
また、「交通戦争一日休戦の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、関連の広報事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に交通業界に携わっている方は、ぜひ参考にしてみてください。
10月3日は「交通戦争一日休戦の日」です。1971(昭和46)年に、日本ではじめて「ノーカーデー」が提唱され、毎月水曜日に「ノーカー運動」が実施されたことにちなんで、記念日として制定されました。
記念日の名称は、当時のスローガンが「交通戦争一日休戦の日」であったことが由来です。自家用車の利用自粛を促し、大気汚染を抑制したり、交通渋滞を緩和したりといった目的があります。
大々的に認知されている記念日ではないものの、通勤などで自家用車を使う人も多いため、電車やバスといった公共交通機関の利用促進を狙った広報PR活動に活かせるでしょう。
「交通戦争一日休戦の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「交通戦争一日休戦の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「交通戦争一日休戦の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「交通戦争一日休戦の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「交通戦争一日休戦の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「交通戦争一日休戦の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「交通戦争一日休戦の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「交通戦争一日休戦の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「交通戦争一日休戦の日」を広報PRに活かすうえで参考になるでしょう。
EVや環境価値取引などの事業を展開する株式会社電力シェアリングは、脱炭素社会実現を目指す「デコ活」の一環としてナッジ実証を実施し、プレスリリースで発表しました。政府の取り組みであるデコ活について触れたうえで、脱炭素化に近づく軸を紹介しています。
やや専門的な要素を含むプレスリリースですが、グラフやイラストを活用した解説で可視化し、理解度を高めているのがGOODポイント。「交通戦争一日休戦の日」の事例ではないものの、環境問題をきっかけに公共交通の理由を促したり、ガソリン車減少による効果を訴求したりしています。
参考:株式会社電力シェアリングは、徒歩や自転車へのモダルシフトによりマイカーの乗り控えを促すデコ活・ナッジ実証を実施
東京都町田市役所は、町田市民バス「まちっこ」でEVバスを導入したことをプレスリリースで発表しました。今回の取り組みにちなんで、EVバスのお披露目イベントを開催。実施場所や日時などの開催情報をまとめています。
こちらも「交通戦争一日休戦の日」の事例ではありませんが、開催に先駆けてプレスリリースを配信することで、メディア関係者や周辺住民を中心に認知拡大効果を高めたのが魅力。バスのイメージ写真や関連キャラクターの紹介など、視覚的な関心を高める構成もGOODな広報PR施策です。
参考:【東京都町田市】「まちっこ」EVバスお披露目イベント開催
みちのりホールディングスは、会津乗合自動車株式会社が運営する周遊バス「あかべぇ」の車両2台を、電気バスに更新することを発表。環境に配慮した点に加え、マスコットキャラクターのあかべぇがデザインされた同社ならではの魅力・特徴を紹介しています。
新しいバスの外観をイメージしやすいよう、複数の画像を掲載したのがGOOD。さらに、あかべぇが描かれた座席シートの写真も掲載しました。「交通戦争一日休戦の日」のプレスリリースではありませんが、観光客や、普段バスを利用する機会が少ない層にもアプローチした好事例といえるでしょう。
参考:【会津バス】まちなか周遊バス「あかべぇ」が電気バス車両に生まれ変わります!
10月3日の「交通戦争一日休戦の日」は、ノーカー運動として公共交通機関の利用を促すきっかけになる日です。記念日に特化した企画が難しい場合は、電車やバスに関連するイベントを開催したり、旅行での活用方法を紹介したりしても良いでしょう。
また、排気ガス削減の観点から、電気自動車の販売促進を狙うのも一案です。お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「交通戦争一日休戦の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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