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路面電車の日(6月10日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日路面電車の日(6月10日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

6月10日は「路面電車の日」。今回は「路面電車の日」の意味や由来を解説します。

また、「路面電車の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、関連の広報PR事例もご紹介。

広報やマーケティングネタを探している方、特に鉄道業界の方や、路面電車にまつわる商材を取り扱う企業の方は、ぜひ参考にしてみてください。

「路面電車の日」の意味・由来とは?

6月10日は「路面電車の日」です。1995(平成7)年に記念日が決定された出来事にちなんで、全国路面軌道連絡協議会が登録しました。

日付は「ろ(6)せん(=てん・10)」と読む語呂合わせが由来。広島市で開催された第2回「路面電車サミット」において定められた記念日でもあります。

同協議会は、全国各地の路面電車事業者から構成されている団体です。各地域で重要な交通手段のひとつとして、路面電車のPR効果を高めることを目的としています。

電車やバスに比べると身近ではないものの、エリアによっては通勤・通学に活用されるシーンも。路面電車の運営企業がイベントを企画したり、記念プロジェクトの一環として発信したり、多様な広報PR活動に活かしやすい記念日といえるでしょう。

記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。

「路面電車の日」をきっかけに広報PR活動をする効果

「路面電車の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「路面電車の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「路面電車の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「路面電車の日」を元に発信をする流れ

「路面電車の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「路面電車の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「路面電車の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「路面電車の日」を広報PRに活かした事例

「路面電車の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「路面電車の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。また、記念日にちなんだプレスリリースではない事例も、今後「路面電車の日」に絡めた広報PR活動を実施するうえでのヒントを得られるはずです。

事例1.「路面電車の日」にちなんだイベント情報を発表

東京都は、交通局が開催する「とあらんFan感謝祭&車両撮影会」のプレスリリースを配信しました。2025年6月10日の「路面電車の日」にちなんで、東京さくらトラムのマスコットキャラクター「とあらん」を主役に展開する1日限定イベントです。

YouTubeでの動画配信やフォトスポット設置、グッズ展示など多様なプログラムを決定しており、ひとつずつ丁寧に紹介したプレスリリースの構成がGOOD。10周年を迎える車両の撮影会にも触れており、生活者への認知拡大はもちろんメディアフックにもなった好事例といえます。

参考:「2025路面電車の日」記念イベント とあらんFan感謝祭&車両撮影会を開催します!

事例2.市電運転ゲームのアップデート情報をプレスリリースで公開

株式会社トラムワークスは、函館市電運転ゲーム「TRAMCITY HAKODATE」のアップデートを実施し、プレスリリースで変更点などを紹介しました。追加した2つのシナリオに加え、今後のアップデート予定についても触れています。

こちらは「路面電車の日」に関するプレスリリースではありませんが、自社製品ならではのゲームコンテンツであることを積極的に発信した好事例です。今回のアップデート情報をきっかけに認知拡大が図れるため、潜在層にアプローチして新規ユーザーを獲得する効果も期待できるでしょう。

参考:函館市電運転ゲーム TRAMCITY、運転区間を谷地頭まで延伸したアップデートを実施

事例3.路面電車と車の接触事故を防止する体験イベントを開催

一般社団法人・日本自動車連盟(JAF)は、「第3回 電車とクルマのセーフティスクール」と題した企画のプレスリリースを配信しました。路面電車と車の接触事故防止を目的に、広島電鉄株式会社の本社で開催する体験プログラムです。

2023年の初開催から3回目となる2025年のプレスリリースでは、過去の参加者から寄せられた感想をピックアップしたのがGOOD。記念日にちなんだプレスリリースではありませんが、生活者を守るイベントの社会的意義を伝えることで、メディア関係者への効果的なアプローチも期待できます。

参考:【JAF広島】路面電車とクルマの事故防止イベント「第3回 電車とクルマのセーフティスクール」を開催します

「路面電車の日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

6月10日の「路面電車の日」は、鉄道関連の中でも路面電車に注目が集まりやすい日です。路面電車の運行事業に携わっている方や、各種イベント・キャンペーン企画を手掛ける企業の方にとっては特に、「路面電車の日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。

お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「路面電車の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

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