
歯垢なしの日
3月28日は「三つ葉の日」。今回は「三つ葉の日」の意味や由来を解説します。
また、「三つ葉の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。
広報やマーケティングネタを探している方、特に食品業界の方や小売業界の方、料理レシピ関連の商品やサービスを提供している企業などはぜひ参考にしてみてください。
3月28日は「三つ葉の日」です。「み(3)つ(2)ば(8)」の語呂合わせが由来となっています。
三つ葉はお吸い物や茶碗蒸し、丼ものなどに添えられることが多く、日本のパクチーとも言われるさわやかな香りが特徴です。βカロテンやビタミンC、ビタミンKなどの栄養素を含み、日本では江戸時代から野菜として栽培されてきました。
また、この日に関連する大きなイベントやキャンペーンは実施されていません。
「三つ葉の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「三つ葉の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「三つ葉の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「三つ葉の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「三つ葉の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「三つ葉の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「三つ葉の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「三つ葉の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「三つ葉の日」を広報PRに活かすうえで参考になるでしょう。
株式会社パルコ(PARCO出版)は、野草料理研究家・若杉友子氏による『若杉ばあちゃんの野草料理&まこもたけレシピ全90品』を2025年2月4日に発売しました。本書では、野草の摘み方から調理法、まこもたけの活用法までを網羅し、日本の伝統食としての価値やデトックス効果に注目した一冊です。
プレスリリースでは実際のレシピページを写真付きで掲載し、レシピの種類の豊富さを視覚的に強調しています。また、「野草の知恵」や「日本の伝統食」といったテーマを示し、単なるレシピ本ではなく日本の伝統的な食文化について学べる内容を強調している点もGOOD。
記念日に絡めた配信ではありませんが、レシピ本の発売とともに「食と健康」「長寿と食」といった要素も盛り込んだアプローチが参考になります。
参考:医食同源!87歳若杉ばあちゃんの生涯現役パワーを一冊に!『若杉ばあちゃんの野草料理&まこもたけレシピ全90品』発売!!
株式会社物語コーポレーションが展開する『丸源ラーメン』は、2025年3月6日より期間限定で「旨塩仕立 ゆずと三つ葉の炙り鶏そば」の販売開始を発表。毎年好評のこの商品は、全国の丸源ラーメン各店舗で提供され、販売は4月上旬までを予定しています。
「毎年ご好評いただいている」「今年も登場」という表現を用いることで、季節の風物詩として定着していることを強調。さらに、料理の味わいや食感を想像させる表現を活用し、食べたときのイメージや商品の魅力が伝わりやすい工夫も見られます。
「三つ葉の日」に配信された事例ではありませんが、食材の特徴を活かした表現方法や、限定感を強調することで読み手の関心を引きやすい事例といえるでしょう。
参考:【丸源ラーメン】期間限定「旨塩仕立 ゆずと三つ葉の炙り鶏そば」を3月6日(木)より販売開始!
「三つ葉の日」の意味や由来、広報PRに活用できそうな事例を紹介しました。
「三つ葉の日」には三つ葉や三つ葉がよく添えられる料理が注目されます。丼ものやお吸い物を提供する飲食店はもちろん、三つ葉を扱う食品店などもイベントやキャンペーンを行うきっかけになるのではないでしょうか。
今一度「三つ葉の日」をきっかけに、自社製品やサービスなどを広報PRしてみてはいかがでしょうか。
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