三十路の日
12月13日は「双子の日」。今回は「双子の日」の意味や日付の由来を解説します。
また、「双子の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、ヒントになる関連の事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に双子をテーマにした商材を扱っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
「双子の日」の意味・由来とは?
12月13日は「双子の日」です。1874(明治7)年の12月13日に、太政官から「双子の場合は、先に産まれたほうを兄・姉とする」という指令が出された出来事にちなんでいます。
1874年まではきょうだいの決定方法が定まっておらず、地域や慣習によって異なっていました。「先に母の中に入ったほうが奥にいる(後から出てくる)」「一方を守るために、露払いとして先に出てくる」など、さまざまな考え方があったためです。
なお、現在では、太政官指令と同様に、先に産まれたほうを兄・姉とするよう戸籍法で定められています。
「双子の日」に限定したイベント・キャンペーンは少ないですが、双子が登場する作品を取り上げたり、双子をテーマにイベントを企画したり、多様な広報PRに活かせるでしょう。
「双子の日」をきっかけに広報PR活動する効果
「双子の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「双子の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「双子の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「双子の日」を元に発信をする流れ
「双子の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「双子の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「双子の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「双子の日」を広報PRに活かした事例
「双子の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「双子の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「双子の日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
事例1.双子の姉弟キャラのデジタルコンテンツ募集について発表
株式会社ブックリスタは、2024年12月5日から開催する「ENRAIメインキャラクターデザインコンテスト」のプレスリリースを配信しました。デジタルコンテンツのポートフォリオEC「ENRAI(えんらい)」の世界観を拡張するため、キャラクターを募集するプロジェクトです。
「双子の日」に関連した事例ではありませんが、今回の企画では双子の姉弟キャラを募集しているのが特徴。プレスリリースではエントリー・選考などのスケジュールのほか、審査員情報も一人ずつピックアップしたのがGOODです。
参考:あなたの手で生み出す【双子姉弟キャラ】大募集!「ENRAIメインキャラクターデザインコンテスト」開催!
事例2.双子プロレスラーとコラボし、オリジナルラベルを限定販売
エナジードリンク「飲むあんこ theANko(ジ・アンコ)」のネット販売事業を手掛ける株式会社UNDERWATERは、全日本プロレス所属で双子プロレスラーの「斉藤ブラザーズ」とのコラボレーション企画についてプレスリリースを配信。自社製品の利用者層拡大と認知拡大を目指し、オリジナルラベルの限定商品を発売しました。
プレスリリースでは今回の企画について説明したうえで、コラボに至った背景を明記したのがGOOD。実際に提供する限定商品のオリジナルラベル写真を掲載し、メディア関係者とファン層を中心に独自性・新規性を伝えています。「双子の日」にちなんだ事例ではありませんが、関連キーワードと親和性の高い広報PR施策として参考になるのではないでしょうか。
参考:双子プロレスラー『斉藤ブラザーズ』が「飲むあんこ」とコラボ!期間限定オリジナルラベル発売
事例3.多胎家庭を対象とした無料の交流イベントを開催
NPO法人つなげるは、「ふたごつなげるカーニバル2024」と題したイベント企画の開催情報をプレスリリースで発表しました。社会から孤独孤立化しやすい多胎家庭が支援団体・企業と交流するプロジェクトです。
こちらも「双子の日」に関するプレスリリースではありませんが、双子や三つ子の多胎家庭に限定した無料イベントで、団体としての取り組みを当事者たちへ伝えたのが魅力。プレスリリースには「昨年の様子」と見出しを立て多数の写真を掲載することで、参加したことがない人や検討者といった潜在層にもアプローチしています。
参考:【2024年10月5日@大田区産業プラザPiO】双子や三つ子など多胎児だらけの秋の祭典『ふたごつなげるカーニバル2024』今年も開催。
「双子の日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう
12月13日の「双子の日」は、双子をテーマにした作品や、双子のキャラクターに注目が集まりやすい日です。
映画や漫画を扱う企業の方や、双子に関する製品を販売している企業の方にとっては特に、「双子の日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「双子の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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