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魚河岸初競り(1月5日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日魚河岸初競り(1月5日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

1月5日は「魚河岸初競り」の日。今回は「魚河岸初競り」の意味や由来を解説します。

また、「魚河岸初競り」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、関連の広報事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に漁業に携わっている方や、年始ならではの広報PRを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

「魚河岸初競り」の意味・由来とは?

1月5日は「魚河岸初競り」の日。全国各地の魚河岸(うおがし)で競りが開始されるため、初競りが行われる記念日として、1970(昭和45)年に日本魚河岸組合が制定しました。

「魚河岸初競り」で取引される初物では、縁起担ぎとしてご祝儀相場がつけられます。たとえば、2019(平成31)年1月5日に豊洲市場で開催された初競りでは、大間産のクロマグロが3億3,360万円で競り落とされました。この金額は、当時の過去最高値を記録しています。

豊洲市場をはじめとする大規模な会場では、初競りの様子をテレビや新聞などで報じることも。新年ならではの特別な行事であるため、漁業や初競りにまつわるイベント・キャンペーンを企画している企業であれば、「魚河岸初競り」も広報PRに有用な記念日といえるでしょう。

「魚河岸初競り」をきっかけに広報PR活動する効果

「魚河岸初競り」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「魚河岸初競り」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「魚河岸初競り」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「魚河岸初競り」を元に発信をする流れ

「魚河岸初競り」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「魚河岸初競り」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「魚河岸初競り」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「魚河岸初競り」を広報PRに活かした事例

「魚河岸初競り」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「魚河岸初競り」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「魚河岸初競り」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。

事例1.能登半島地震後初の蟹漁スタート、蟹解禁で初競り開催

石川県漁業協同組合は、能登半島地震を乗り越え、11月8日に加能ガニと香箱ガニの初競りを県内2ヵ所の市場で実施。最高級ブランド「輝姫」が認定されるなど市場が活気づき、翌日には復興支援イベントとしてカニ鍋大会も開催されました。

プレスリリースでは、初競りの様子を伝える写真を多用し、地元漁業の活気や魅力を読み手に視覚的に伝えています。「魚河岸初競り」に合わせたプレスリリースではありませんが、地震被害を乗り越えた背景や地元住民への感謝のメッセージを盛り込み、地域性と復興のストーリーを届けた参考事例です。

参考:能登半島地震を乗り越え、蟹解禁で初セリを11月8日(金)開催11月9日(土)には、震災後初の石川県全域で蟹漁をスタート。初セリでは雌のズワイガニ(香箱ガニ)の最高級ブランド「輝姫」 が2匹認定

事例2.由比漁港で桜えびの秋漁解禁に伴い、初競り開催

静岡市の由比漁港は、11月4日に桜えびの秋漁が解禁され、初日の水揚げ量が前年比2倍の約2.3トンを記録したことをプレスリリースで配信しました。翌5日には由比漁港で初競りが実施され、由比漁協直営店や静岡市内の飲食店で新鮮な桜えびを使った絶品グルメが提供されます。

プレスリリースでは、「日本で唯一桜えびが水揚げされる駿河湾」と地域ならではの特長をタイトルに盛り込み、魅力をわかりやすく伝えています。記念日にちなんだ発信ではありませんが、桜えびを使った多彩なメニューや商品の情報を紹介し、観光客への促進ができている点もGOODポイントです。

参考:【日本で唯一「桜えび」が水揚げされる駿河湾】「由比漁港」にて「桜えび」の秋漁が開始!初日の水揚げ量は前年比2倍の約2.3トン

事例3. 鳥取県で「松葉がに」の初競り式が開催

鳥取県は、11月6日の松葉がに漁解禁に続き、7日に県内3か所の漁港で初競りを実施することをプレスリリースで配信。「特選とっとり松葉がに 五輝星」が最高落札価格150万円で取引されるなど、全国的に注目を集めた様子をレポートしました。

プレスリリースでは、タイトルや本文で「水揚げ量日本一」「最高落札価格150万円」といった具体的な数値を盛り込み、目を引きます。また、初競りの様子や松葉がにの写真を掲載することで、魚河岸の伝統や地域特性を視覚的に情報を伝えているのもGOOD。「魚河岸初競り」に関する事例ではないものの、読み手に商品の魅力が伝わる構成が参考になります。

参考:カニ水揚げ量日本一!「蟹取県」にシーズン到来11月7日 「松葉がに」初競り式 最高落札価格は150万円

「魚河岸初競り」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

1月5日の「魚河岸初競り」は、新年の競りに注目が集まり、マグロやオークションを想起させるきっかけになる日です。漁業に携わる企業の方や、初競りに関連する事業を展開している方にとっては特に、「魚河岸初競り」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝えるよい機会になるでしょう。

お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「魚河岸初競り」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

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