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予防接種記念日(2月14日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日予防接種記念日(2月14日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

2月14日は「予防接種記念日」。今回は「予防接種記念日」の意味や由来を解説します。

また、「予防接種記念日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、関連の事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特にヘルスケア業界の方や、ワクチンにまつわる広報PRを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

「予防接種記念日」の意味・由来とは?

2月14日は「予防接種記念日」です。2014年、「予防接種は秋月藩から始まった」キャンペーン推進協議会によって制定されました。

日付は、1790(寛政2)年2月14日、秋月藩医の緒方春朔が、2人の子どもに天然痘の予防接種(人痘種痘)を実施、成功させた出来事にちなんでいます。加えて、藩主の黒田長舒は、摂取に成功した種痘を全国に広げる支援活動を行いました。

これらの出来事を讃え、予防接種は秋月藩から始まったということを知ってもらうのが、記念日制定の目的です。「予防接種記念日」に限定したイベント・キャンペーンは少ないものの、ワクチンに関する情報を発信したり、予防接種の取り組みをPRしたりといった広報活動につなげられるでしょう。

記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。

「予防接種記念日」をきっかけに広報PR活動をする効果

「予防接種記念日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「予防接種記念日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「予防接種記念日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「予防接種記念日」を元に発信をする流れ

「予防接種記念日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「予防接種記念日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「予防接種記念日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「予防接種記念日」を広報PRに活かした事例

「予防接種記念日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「予防接種記念日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「予防接種記念日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。

事例1.創設30周年を記念した30のイベント企画を実施

開発途上国の子どもにワクチン支援活動を行う認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを 日本委員会は、「みんなで広げようワクチン支援の輪」をテーマに参加者と創り上げる30のイベントを実施。創設30周年を迎える2024年1月29日に、第1弾となる「30周年宣言イベント」をオンラインで開催することをプレスリリースで発表しました。

プレスリリースでは、イベントの見どころを3点ピックアップ。チェックボックスや太字、下線を用いて内容を紹介しているのがGOODです。また、読み手がイメージしやすいように、当日のイベント内容がわかるようにプログラム(予定)を掲載しているのもポイント。記念日に直接関連した施策ではありませんが、当日のイベントはもちろん、ワクチン支援活動の内容が伝わるプレスリリースの構成が参考になる事例です。

参考:【1月29日(月)「JCV創設30周年宣言イベント」開催!】「みんなで広げようワクチン支援の輪」をテーマに参加を呼びかけ参加者の皆さんと一緒に創り上げる30のイベント企画実施をスタート

事例2.ワクチン接種に関する調査リリースを配信

臨床試験被験者募集支援サービスを行う株式会社ヒューマンリンクは、2023年9月11日~10月10日にかけて、ワクチン接種に関する意識調査を実施。同社が運営する治験情報サイト「治験情報V‐NET」で結果を公開したことをプレスリリースで配信しました。

プレスリリースの冒頭では、調査に至った背景を記したうえで調査概要を明確に記載。新型コロナワクチンの接種状況についてのアンケート結果を、項目ごとに円グラフや棒グラフを用いて紹介しています。回答結果に基づいて、解説を展開した点もGOODポイント。「予防接種記念日」に合わせた事例ではありませんが、なぜ今このアンケートを実施するかの理由を伝え、結果だけでなく見解も掲載し内容が参考になります。

参考:ワクチン接種に関する意識調査アンケート結果お知らせ

事例3.ITフリーランス向けにインフルエンザ予防接種を無料で実施

ITフリーランスと企業をマッチングするIT人材事業を主軸にさまざまな事業を展開するギークス株式会社は、ITフリーランス向けにインフルエンザの予防接種を無料で実施することをプレスリリースで発表。ITフリーランスの健康維持・健康管理をサポートするこの取り組みは、関西での実施は今回が初めてとなります。

プレスリリースでは実施に至った背景や過去に行った関東での実施実績についても言及。また、MRT株式会社との提携の背景も紹介することで、企業としての目指す取り組みがより伝わります。記念日に関する広報PR事例ではありませんが、インフルエンザワクチンの積極的な接種が推奨されていることを、日本感染症予防学会の資料を添付して紹介するなど、公益性がある発信が参考になります。

参考:ITフリーランス向けに、インフルエンザ予防接種を関西で無料実施

「予防接種記念日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

2月14日の「予防接種記念日」は、新型コロナウイルスやインフルエンザといったワクチンを想起させるきっかけになる日です。医療業界の方はもちろん、予防接種に関する情報を発信している方や、関連の研究・開発に携わっている方にとっては特に、「予防接種記念日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。

お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「予防接種記念日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

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