
母の日
8月31日は「野菜の日」。今回は「野菜の日」の意味や由来を解説します。
また、「野菜の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報活動に活かしている事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に食品業界の方や野菜関連の商品を取り扱っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
8月31日は「野菜の日」です。1983(昭和58)年、全国青果物商業協同組合連合会や、食料品流通改善協会を含む9つの団体によって制定されました。
日付は「や(8)さ(3)い(1)」の語呂合わせ。野菜のおいしさや、栄養価に関する魅力を伝えることがおもな目的です。
記念日を制定した団体のほか、さまざまな企業が全国各地で啓発活動を行っています。野菜そのものについて発信するだけでなく、組み合わせによって異なる味を紹介したり、野菜を使った加工食品を発売したり、あらゆる広報PRに活かせるでしょう。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「野菜の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「野菜の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「野菜の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「野菜の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「野菜の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「野菜の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「野菜の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「野菜の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。
野菜飲料やトマトケチャップなどを製造販売するカゴメ株式会社は、料理教室を展開する株式会社ABC Cooking Studioと共同で、8月31日の「野菜の日」に合わせて「人気の韓国ごはんでおいしく夏野をとれる」方法を発信。野菜摂取の重要性を伝える取り組みをプレスリリースで発表しました。
ABCの料理レッスンを通じて、野菜のおいしい食べ方を発信することをはじめ、野菜摂取量推定機「ベジチェック®」の導入結果をプレスリリースに掲載。レッスンで提供する韓国料理のメニューの画像とともにカゴメの商品を紹介している点も関連性がわかりやすくGOODです。
ABC Cooking Studioも同じ取り組みのプレスリリースを配信。共同での企画、記念日に合わせた企画として参考になる広報PR事例です。
参考:8月31日、野菜の日に合わせABCのレッスンを通じて野菜摂取を推進
ごま油や食品ごまの製造販売をするかどや製油株式会社は、「かどやの太白ごま油でおいしくベジタブル!プレゼントキャンペーン」を開催。キャンペーンの詳細を開始日である8月1日にプレスリリース配信しました。このキャンペーンは、8月1日から9月30日まで実施。対象のレシートで応募すると、抽選でBALMUDAのオーブンレンジやOisixの野菜セットなどが当たります。
プレスリリースでは、キャンペーン期間中の8月31日の「野菜の日」をフックに緑黄色野菜を油と一緒に調理することで栄養の吸収率が高まり、油と野菜との相性の良さについて紹介。「野菜の日」とうまく絡めた参考事例です。
参考:「かどやの太白ごま油でおいしくベジタブル!プレゼントキャンペーン」8月1日(火)より応募開始 8月31日は野菜の日!かどやの太白ごま油で野菜を食べよう
食品の製造販売を行うフジッコ株式会社は、「野菜でバランス?」キャンペーンを2023年7月20日~9月20日に実施することをプレスリリースで発表。キャンペーン期間中の8月31日の「野菜の日」にちなんで、総勢831人に調理家電やフジッコ商品の詰め合わせなどをプレゼントします。
プレスリリースでは、このキャンペーンが夏の献立の野菜不足をサポートする取り組みであることを記載。キャンペーン概要を端的にまとめ、賞品一覧がわかる画像を掲載しているのがGOODです。「野菜の日」の語呂合わせをうまく活用した取り組みで、プレスリリースの配信により認知を広めた好事例です。
参考:夏の献立の野菜不足をフジッコがサポート!人気の調理家電が当たる「野菜でバランス?」キャンペーンを始動
8月31日の「野菜の日」は、地元の生野菜から加工食品まで、あらゆる切り口で広報PRに活かせる記念日です。新商品のプレスリリースを配信するだけでなく、既存商品のキャンペーンを実施したり、野菜に特化したイベントを開催したりしても良いでしょう。
また、サラダに関する商品を紹介する場合は、「野菜の日」をもとに制定された8月24日の「ドレッシングの日」と組み合わせるのも有用です。
「野菜の日」のプレスリリースの具体的な書き方は、「8月に使える「野菜の日」プレスリリース事例」をご覧ください。
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