
緑茶の日
毎月31日は「菜(さい)の日」。今回は「菜の日」の意味や由来を解説します。
また、「菜の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、関連の広報事例もご紹介。
広報やマーケティングネタを探している方、特に食品メーカーの方や、野菜・果物を中心とした商品・サービスを取り扱う企業の方は、ぜひ参考にしてみてください。
毎月31日は「菜(さい)の日」です。食育活動を中心に展開し、「1日5皿分(350g)以上の野菜、200gの果物を食べましょう」と啓発する一般社団法人・ファイブ・ア・デイ協会によって制定されました。
日付は野菜の「菜」を取って「さ(3)い(1)」と読む語呂合わせが由来。毎月末を「体の決算日」とし、継続的かつ定期的な取り組みを行うことが目的です。
広報PR活動の時期によって関連の記念日を組み合わせて発信したり、毎月31日の「菜の日」にコンテンツを公開したりといった施策企画につなげられるでしょう。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「菜の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「菜の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「菜の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「菜の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「菜の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「菜の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「菜の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「菜の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「菜の日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
株式会社ユーグレナは、「ビーガン餃子」と名付けた新商品のプレスリリースを発表しました。株式会社幸楽苑ホールディングスに素材を提供し、ユーグレナ社コーポレートシェフ監修のもとに開発された野菜餃子です。
これまで販売していた「ベジタブル餃子」とは異なり、動物系素材をまったく使用しない完全なビーガン向け食品を実現。ビーガンはもちろん、栄養面が気になる人へも「体にやさしい」と発信し、販売促進効果を発揮した広報PR事例です。
参考:からだにも心にもやさしい新餃子が誕生!幸楽苑のベジタブル餃子が、一つ星レストラン「sio」鳥羽シェフ監修により「ビーガン餃子」に進化!|株式会社ユーグレナのプレスリリース
カゴメ株式会社は、食育授業の共同開発プロジェクトについてのニュースリリースを発表しました。同社が手掛ける野菜摂取量推定機「ベジチェック」を活用し、東京都町田市とともに開発したカリキュラムです。
「ベジチェック」は、自分の推定野菜摂取量が約30秒で可視化できる機器。今回の食育コンテンツでは、子どもだけでなく家庭でも食生活改善を意識することを目的に掲げています。開発情報を発信することで、全国へのPR効果につなげたのがGOODな事例です。
参考:東京都町田市と共同で、野菜摂取量推定機「ベジチェック®」を活用した小学生向けの食育授業を開発
株式会社icoiは2023年1月、食品・食材メーカーに向けたプレスリリースを発表しました。健康的な社会を実現するためのプロジェクトで、共創可能な企業の募集情報として公開。
プレスリリースでは今回募集するプロジェクトの概要に加え、自社提供のサービスやブランディングのプロデュースなどについても言及しています。関連の事業を展開するメーカーを中心に、効果的な認知拡大・応募数増大を発揮した広報PR事例といえるでしょう。
参考:【食品・食材メーカー必見】 「健康社会」を共創いただける食品・食材メーカーさん大募集!
毎月31日の「菜の日」は、野菜に注目が集まり、食事面での健康管理や食生活を想起させるきっかけになる日です。食品の製造に携わっている方や、野菜を用いたメニュー開発などを行う企業の方にとっては特に、「菜の日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「菜の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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