ポイ活の日
12月13日は「ビタミンの日」。今回は「ビタミンの日」の意味や由来を解説します。
また、「ビタミンの日」をきっかけに、広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。
広報やマーケティングネタを探している方、特に美容業界の方や、医薬品・健康食品を扱う企業の方は、ぜひ参考にしてみてください。
「ビタミンの日」の意味・由来とは？
12月13日は「ビタミンの日」です。「ビタミンの日」制定委員会により2000年に制定されました。日付は、1910年の12月13日に東京帝国大学教授・鈴木梅太郎が米糠からビタミンB1を抽出し、「オリザニン」と命名して日本の学会に初めて発表したことにちなんでいます。
農学や医学を大きく前進させたビタミンの発見を記念し、ビタミンの知識を普及させることを目的に制定された「ビタミンの日」。特定のイベントなどが開催されているわけではありませんが、ビタミンの歴史や重要性について振り返るきっかけとなる日です。
「ビタミンの日」をきっかけに広報PR活動する効果
「ビタミンの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「ビタミンの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「ビタミンの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「ビタミンの日」を元に発信をする流れ
「ビタミンの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1．「ビタミンの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2．コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3．自社サービスやプロダクトと「ビタミンの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4．発信するコンテンツを作成する
STEP5．媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「ビタミンの日」を広報PRに活かした事例
「ビタミンの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「ビタミンの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「ビタミンの日」を広報PRに活かすうえで参考になるでしょう。
事例1．人気ビタミンC美容液をグレードアップして発売
化粧品の通信販売などを行う株式会社エクラは、ビタミンC美容液「Fru:Cビタミンドロップ」の発売開始をプレスリリースで発表しました。シリーズ累計132万本を突破したという人気の美容液を、医薬部外品へとグレードアップした商品です。
プレスリリースでは、美容液を充填と同時に無菌密封する「瞬間密封製法」の様子や、商品のテクスチャー、使用方法などがわかりやすいように画像を使って説明。文字だけでは伝わりにくい情報を、視覚的にわかりやすく補足している点がGOODです。記念日に関する事例ではありませんが、ビタミンを使った化粧品の情報は、「ビタミンの日」を絡めて発信するのもおすすめです。
参考：【日本初*】無菌密封ビタミンC美容液。毛穴ケア1位**のフルーシーが《1回使い切り＆ビタミンC濃度150%UP》に進化して新発売！
事例2．ふりかけタイプのビタミン系サプリを開発
一般用医薬品事業などを展開するロート製薬株式会社は、食事にふりかけて食べられるマルチビタミンサプリメント「Vision R ～Sprinkle It～」を開発。2024年11月から、一部の医療機関で提供を開始することをプレスリリースで配信しました。
プレスリリースでは、13種類のビタミンとミネラルを含んでいる本製品の開発背景として高齢者の食事量低下の問題を挙げ、気軽に栄養がとれるふりかけタイプのサプリが生まれたことを明かしています。商品の特長に加え、パッケージやふりかけのビジュアルがわかる写真を掲載している点もGOODポイントです。
「ビタミンの日」にちなんだプレスリリースではありませんが、社会性の高い自社製品とその取り組みの認知を広めた参考事例です。
参考：医療の現場から活動長寿の貢献へ 13種類のビタミンとミネラルを含む、ふりかけタイプのマルチビタミンサプリメント「Vision R~Sprinkle It~」を提供開始
事例3．1日分のビタミン配合ドリンクの販売好調を報告
キリンホールディングス株式会社は、清涼飲料の販売を行うキリンビバレッジ株式会社の新商品「キリン iMUSE グリーン」が発売5日で540万本を突破したことをプレスリリースで発表しました。
プレスリリースでは、フレッシュな味が伝わるパッケージと「冬の健康対策」として購入されたことが販売好調の要因であることを紹介しています。伝えたい情報が整理され、パッケージ画像と担当者の写真が印象に残る構成がGOOD。記念日に絡めた発信ではありませんが、販売数の突破を知らせる好事例です。
「ビタミンの日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう
「ビタミンの日」は、ビタミンに注目が集まり、美容や健康を想起させるきっかけになる日です。
化粧品や健康食品を手がける企業の方にとっては特に、「ビタミンの日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝えるよい機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「ビタミンの日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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