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杖の日(12月12日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日杖の日(12月12日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

12月12日は「杖の日」。今回は「杖の日」の意味や由来を解説します。

また、「杖の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、関連の広報事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に福祉業界の方や、介護用品を中心に取り扱う企業の方は、ぜひ参考にしてみてください。

「杖の日」の意味・由来とは?

12月12日は「杖の日」です。2014(平成26)年、介護用品のレンタル事業をはじめ福祉サービスを展開する、株式会社丸冨士によって制定されました。

日付は、「杖を持ってイッチニ(12)、イッチニ(12)」と読む語呂合わせから。歩きづらくなって家に引きこもりがちな高齢者や障がい者でも、杖を持って安全に外出してほしいという願いが込められています。

「杖の日」に特化したイベント・キャンペーンは少ないものの、杖は生活の一部を支える重要な用具のひとつです。利用者に向けたプレスリリースを発信したり、関連サービスに関する情報を発信したりといった広報PR事例に有用な記念日といえるでしょう。

記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。

「杖の日」をきっかけに広報PR活動をする効果

「杖の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「杖の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「杖の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「杖の日」を元に発信をする流れ

「杖の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「杖の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「杖の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「杖の日」を広報PRに活かした事例

「杖の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「杖の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「杖の日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。

事例1.人気の既存製品から高身長者向けのロングタイプを発売

杖の専門店「近江一文字」を運営する株式会社ゴールドクローバーは、新商品についてプレスリリースを配信しました。滑りにくさ・握りやすさに特化した折りたたみ杖「琵琶瑠璃」から、身長約172~192cmの人向けのロングタイプを展開。

プレスリリースでは「琵琶瑠璃ロングの5大特徴」と見出しを設け、新商品ならではの強みを写真付きで紹介しています。「杖の日」に関する事例ではありませんが、自社製品ならではの独自性と、身長にフォーカスした新規性が伝わる有用な広報PR施策です。

参考:【杖の専門店 近江一文字】から高身長用の折り畳み杖「琵琶瑠璃ロング」手が痛くなりにくいグリップとカーボン製で新登場

事例2.白杖や車椅子を検知する自社システムの導入が決定

株式会社PKSHA Technology(パークシャテクノロジー)は、白杖や車椅子を検知する「AI見守りシステム」が大阪市高速電気軌道株式会社(Osaka Metro)に導入されることをプレスリリースで発表しました。高精度な検知により、電車利用者が必要なサポート・見守りの必要性を迅速に判断できるシステムです。

こちらも「杖の日」の事例ではありませんが、福祉の領域で事業を展開する自社実績を発信することで、メディア関係者を中心に認知拡大につなげています。プレスリリースでは実際に検知する様子がわかるよう、写真を掲載したのもGOODです。

参考:Osaka MetroとPKSHAが共同開発 白杖や車いすを高い精度で検知する「AI見守りシステム」を導入し、駅係員と連携することでお客さまの見守り体制を強化します

事例3.歩行サポートデバイスの新モデル発売&体験イベント情報を配信

株式会社Ashiraseは、視覚障がい者の歩行をサポートするデバイス「あしらせ」についてプレスリリースを配信。靴に装着する振動ナビゲーションデバイスで、新モデルの「あしらせ2」を対象店舗とオンラインストアで発売することを発表しました。

新モデルの発売情報に加え、先行販売で同商品が体験できるイベントについても訴求しています。さらにプレスリリースでは、販売店舗のスタッフがデモを体験している様子を写真で紹介。「杖の日」にちなんだ事例ではありませんが、キーワードと関連のある広報PR施策として、商品情報のまとめ方やビジュアル面が参考になるプレスリリースといえます。

参考:視覚障がい者向け歩行ナビゲーションデバイス「あしらせ2」、家電量販店で初の取扱い!2024年11月1日(金)よりビックカメラで販売開始

「杖の日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

12月12日の「杖の日」は、杖に注目が集まり、福祉用具やレンタルサービスを想起させるきっかけになる日です。関連商品の製造・販売に携わっている方や、杖の開発を行う企業の方にとっては特に、「杖の日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。

お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「杖の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

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