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水路記念日(9月12日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日水路記念日(9月12日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

9月12日は「水路記念日」。今回は「水路記念日」の意味や由来を解説します。

また、「水路記念日」をきっかけに広報RP活動を行う効果やポイント、関連の広報事例もご紹介。

広報やマーケティングネタを探している方、特に交通・道路業界の方や、水路業務に関する商材を取り扱っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

「水路記念日」の意味・由来とは?

9月12日は「水路記念日」。1971(昭和46)年、海上保安庁によって制定された日本の記念日です。

日付は、1871年の9月12日(旧暦:7月28日)、明治政府内の兵部省海軍部(現:海上保安庁海洋情報部)に、水路局が設置された出来事に由来しています。

水路業務に関する情報を発信し、多くの人々に業務内容について理解してもらうことが制定の目的です。

過去には、海上保安庁を筆頭に「水路記念日」に合わせて記事コンテンツを公開したり、歴史を紹介したりといった広報PR活動を行ってきました。

ライフラインを支える重要な業務のひとつでもあるため、水道にまつわる情報発信や、サービス開発のプレスリリースなど、多様なプロジェクトのきっかけに活かせるでしょう。

「水路記念日」をきっかけに広報PR活動をする効果

「水路記念日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「水路記念日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「水路記念日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「水路記念日」を元に発信をする流れ

「水路記念日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「水路記念日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「水路記念日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「水路記念日」を広報PRに活かした事例

「水路記念日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「水路記念日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「水路記念日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。

事例1.人気俳優を起用した市の水道プロモーション事業

京都市は、琵琶湖疏水のプロモーション事業に関するニュースリリースを公開しました。京都市水道の110周年を記念し、日本遺産である琵琶湖疏水の認知度・理解度を高めることを目的としたプロジェクトです。

今回のイベントでは船越英一郎氏を起用し、スペシャル対談を展開。さらに、京都駅ビルでは大階段のイルミネーションを点灯したり、PR画像を放映したりといったプログラムも決定しています。大々的な企画によって、京都市の認知拡大効果を発揮した広報PR事例です。

参考:「疏水は職場」の船越英一郎氏が琵琶湖疏水の魅力に迫ります

事例2.絶滅危惧種の生息有無を推定する調査手法を共同開発

国立大学法人岡山大学は、絶滅危惧種の保全に関するプレスリリースを発表しました。今回公開したのは、同大学と国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構による共同研究成果です。

河川や水路にある環境DNAを分析し、国内希少種である「スイゲンゼニタナゴ」の生息有無を推定できる調査手法を新たに開発。同種のユニークな繁殖生態や実際の調査方法など、写真とともに紹介した点がGOODなプレスリリースです。

参考:【岡山大学】国内希少野生動植物種スイゲンゼニタナゴの新しい調査手法を開発!~水をくむだけの環境DNA分析で絶滅危惧種の保全を目指す

事例3.管路データを可視化する新サービスを開発・提供開始

米国AIベンチャーのFractaは、管路台帳整備の新サービス「バーチャルパイプ」のプレスリリースを公開しました。災害や事業統合などで消失・欠損した管路データを、AIによってデジタル化・生成・保管するシステムです。

自治体や水道事業体向けに同社が開発した新サービスで、水道事業体のさまざまな課題に対応することが目的。システムの正解率と有効性を示すことで、効果的な認知拡大・販売促進につなげています。

参考:Fracta Japan、AI水道管路台帳整備サービス「バーチャルパイプ」を11月1日より提供開始

「水路記念日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

9月12日の「水路記念日」は、水路の歴史や水道事業に注目が集まりやすい日です。水路関係の業務に携わっている方や、水道事業向けのサービス開発・提供などを行う企業の方にとっては特に、「水路記念日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。

お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「水路記念日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

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