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おしぼりの日(10月29日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントや事例を紹介

今日は何の日おしぼりの日(10月29日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントや事例を紹介

10月29日は「おしぼりの日」です。今回は、「おしぼりの日」の意味や由来について解説します。

また、「おしぼりの日」をきっかけとした広報PRの取り組みの事例もご紹介。おしぼりの製造をしている企業や、おしぼりの漂白・抗菌などを行っている企業の方は、ぜひ参考にしてみてください。

「おしぼりの日」の意味・由来とは?

10月29日は「おしぼりの日」です。2004年に全国おしぼり協同組合連合会が制定しました。

日付の由来は、「手(て=ten)」の語呂合わせと10本の指から10月、「29(ふく)」の語呂合わせから29日。両方を合わせて「手を拭く」の意味になるため、10月29日と決まりました。

おしぼりは日本独自の文化のため、「おしぼりの日」も日本でのみ知られています。しかし、昨今では海外でもおしぼり文化は広まってきているよう。

「おしぼりの日」には、東日本協働組合がおしぼりで手を拭くイベントを実施するなど、おしぼりを広めるための取り組みが行われています。

記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。

「おしぼりの日」をきっかけに広報PR活動する効果

「おしぼりの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「おしぼりの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「おしぼりの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「おしぼりの日」を元に発信をする流れ

「おしぼりの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「おしぼりの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「おしぼりの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「おしぼりの日」を広報PRに活かした事例

「おしぼりの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「おしぼりの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「おしぼりの日」を広報PRに活かすうえで参考になるでしょう。

事例1.自社サービスを用いて開発・販売したおしぼりのプレスリリース

CO2排出量可視化のクラウドサービス「e-dash」を提供するe-dash株式会社は、紙おしぼりなどの製造・販売を展開する株式会社マキ商会のe-dashを活用した事例をプレスリリースで配信。紙おしぼりなどの消耗品や清掃用品を販売する株式会社マキ商会が、自社サービスであるe-dashを用いてカーボンニュートラルの紙おしぼりを開発・販売するに至った想いを取材しました。

プレスリリースでは、サービス導入の目的や効果などを紹介し、e-dashの有効性に訴求しています。「導入事例インタビュー」という形式でプレスリリースを配信し、自社サービスや企業の取り組みを知ってもらうきっかけをつくっている点がGOOD。記念日に関したものではありませんが、「おしぼり」を展開する企業の導入事例の紹介は、参考になる広報PR事例です。

参考:マキ商会、e-dashを活用して製造過程のCO2排出量を可視化し、カーボンニュートラルの紙おしぼりを開発・販売。

事例2.AI技術を活用したおしぼり自動展開ロボット

「AI」「ロボット」「IoT」の開発を手掛ける株式会社ASTINAは、「おしぼり自動展開ロボット」に関するプレスリリースを配信しました。レンタルおしぼり業を担う株式会社京都カネヨシと協働で、工場のDX化に向けてスタートしたプロジェクトです。

AIによる効率化だけでなく、既存のラインを工事せずに導入できるのが特徴。プレスリリースでは、工場全体の様子や開発した装置の画像など、ビジュアルでわかりやすく紹介したのがGOODです。「おしぼりの日」にちなんだ事例ではありませんが、画像の使い方が参考になる好事例です。

参考:【おしぼり自動展開ロボットの共同開発】AI活用で検品・除外を実現、地方工場のDX化で人手不足の解消へ

事例3.自動おしぼり供給機導入が農林水産省の補助事業として採択

株式会社セブン&アイ・フードシステムズは、プラスチック削減を目的に、株式会社Field Allianceが製造する自動おしぼり供給機「SAWANNA」をデニーズの42店舗で導入。この取り組みが農林水産省の「外食・中食産業持続的発展対策事業補助金 (インクルーシブ対応や環境配慮の取組)」事業に採択されたことをプレスリリースで発表しました。

同取り組みは、デニーズ、リッチモンドホテル、ホテル日航つくば、ニッコースタイル名古屋、ホテルJALシティ名古屋錦がコンソーシアムを結成して実施。プレスリリースには、プラスチック包装不要の自動おしぼり供給機「SAWANNA」の導入によってプラスチック削減を目指していることを丁寧に紹介しています。「おしぼりの日」にちなんだプレスリリースではありませんが、社会課題とおしぼりを絡めた取り組みが参考になる事例です。

参考:手をかざすだけ!自動おしぼり供給機「SAWANNA」の5社共同導入によるプラスチック削減施策が、農林水産省の補助事業として採択

「おしぼりの日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

10月29日の「おしぼりの日」は、普段何気なく使用しているおしぼりのありがたみについて考える1日でもあります。おしぼりを使用した手指衛生の大切さを伝えたり、新商品の発売情報を発信したりする以外に、調査リリースを配信するのもおすすめ。その際、Twitter上でアンケートをシェアしてもらえば、多くの一般生活者を巻き込んだ効果的な広報PRが行えます。ぜひ検討してみてください。

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