
緑茶の日
3月14日は「ホワイトデー」。今回は「ホワイトデー」の意味や由来を解説します。
また、「ホワイトデー」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。
広報やマーケティングネタを探している方、特に製菓業界の方や小売業界の方、イベント運営を行っている企業などはぜひ参考にしてみてください。
3月14日は「ホワイトデー」です。1977年(昭和52年)に福岡市の菓子店・株式会社石村萬盛堂によって発案され、記念日として制定されました。
当時、「君からもらったチョコレートを僕の心(白いマシュマロ)でやさしく包んでお返しするよ」という意味づけがされ、マシュマロを贈ることが正式なルールとされていました。現在では、バレンタインデーのお返しの日として日本の年中行事になっています。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「ホワイトデー」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「ホワイトデー」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「ホワイトデー」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「ホワイトデー」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「ホワイトデー」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「ホワイトデー」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「ホワイトデー」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「ホワイトデー」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。
株式会社スイーツプラスは、2025年3月14日の「ホワイトデー」にちなんだプレスリリースを配信。「LOUANGE TOKYOホワイトデーコレクション2025」と題し、シーズンに向けた期間限定のスイーツを展開しました。
「ホワイトデー」ならではの商品ラインナップとして紹介したのはもちろん、「自身へのご褒美や春の手土産にも」とほかの利用シーンも提案したのがGOODです。各商品を複数のアングルから撮影し、特徴的な断面までビジュアルで伝えています。
参考:心からの愛と感謝をスイーツに込めて「LOUANGE TOKYOホワイトデーコレクション2025」
株式会社大丸松坂屋百貨店は、大丸梅田店地下1階の和洋菓子売場にて販売するスイーツをプレスリリースで紹介しました。「ホワイトデー」におすすめの商品を豊富にピックアップし、商品名と価格、パッケージがわかる写真を掲載しています。
販売店の雰囲気を想起させる写真と商品単体の画像を掲載することで、あらゆる視点から特徴を捉えているのがポイント。開催中にプレスリリースを配信することで、周辺の生活者を中心に認知拡大・販売促進効果を高め、リマインドの役割も果たしています。
参考:★【大丸梅田店】\ホワイトデーにおすすめ!/”うならせる美味しさ、一口で幸せになる、大人スイーツ”はコレ!クッキー缶、ラングドシャやドーナツまで!
パウダービーズ®︎クッションのパイオニアブランドである株式会社MOGUは、新商品「ツイストマシュマロ」のプレスリリースを配信しました。名前の通り、ツイストマシュマロをモチーフにしたクッションで、3月14日の「ホワイトデー」に向けて発売。
自社商品のモチーフと「ホワイトデー」をうまく組み合わせ、プレスリリースタイトルにも明記することで多くの人の興味を惹いた好事例といえます。ビジュアル面では、利用シーンやサイズ感がわかるイメージ写真を複数掲載し、パッケージからカラーラインナップまで丁寧に紹介したのがGOODです。
参考:食感じゃなく“触感”を楽しんで!Z世代に人気のツイストマシュマロそっくりなクッション『ツイストマシュマロ』がホワイトデーに向け販売スタート
株式会社KADOKAWAは、株式会社ムービーウォーカーが販売する映画鑑賞デジタルギフト「映画GIFT」についてプレスリリースを配信。2025年3月6日から4月1日にかけて、LINEギフト内で映画GIFTを送ると自分にも贈られる「Gift1Get1キャンペーン」を開催することを発表しました。
キャンペーンの開催期間にちなんで、「ホワイトデーの贈り物にもピッタリ」と具体的な利用シーンを提案したのがGOODです。開催スタートともにプレスリリースを配信することで、メディア関係者はもちろん多くの映画ファンにアプローチできています。
参考:全国どこでもどんな映画も鑑賞できるデジタルギフト「映画GIFT」が、3月6日よりLINEギフトにて【贈ったあなたももらえる】キャンペーンを開始!
ネットワークゲームの配信サービスを提供するエヌ・シー・ジャパン株式会社は、カジュアルタワーディフェンスゲーム「運任せの召喚士」で開催するイベントについてプレスリリースを配信しました。2025年3月14日の「ホワイトデー」にちなんで、ゲームイベントと限定スキンのプレゼント企画を展開。
多様な商材と絡めやすい「ホワイトデー」と自社サービスをうまく組み合わせ、プレスリリース配信によって認知拡大効果を高めています。スキンのビジュアルも鮮やかなイラストとともに紹介し、既存ユーザーを中心に「ホワイトデー」ならではのコンテンツ力を発信しています。
参考:『運任せの召喚士』ホワイトデーイベント「うんまかダービー」開催!伝説級召喚獣「機甲ガンマン」の専用スキン「ロマンスガンマン」を全員にプレゼント!
3月14日の「ホワイトデー」の意味や由来、広報PRに活用できそうな事例を紹介しました。
日本では年中行事として定着してる「ホワイトデー」。スーパーやショッピングモールでも大々的に宣伝しているイベントであるため、多くの人が注目しているイベントでもあります。ホワイトデーのイベントやキャンペーン、調査リリースなども効果があるでしょう。
「ホワイトデー」をきっかけに自社製品やサービスを広報PRしてみてはいかがでしょうか。
【関連記事】