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冬至(12月22日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日冬至(12月22日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

12月22日は「冬至」。今回は「冬至」の意味や由来を解説します。

また、「冬至」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、実際に取り入れている企業の広報事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に冬ならではの広報PRを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

「冬至」の意味・由来とは?

12月22日は「冬至」です。立春や夏至など、季節を表す「二十四節季」のひとつ。北半球では太陽の高さがもっとも低くなるため、1年の中で夜が1番長くなります。

日付は太陽黄経によって1日程度前後する場合もありますが、2025年の「冬至」は12月22日です。日本では、「冬至」にかぼちゃを食べ、ゆず湯に浸かると風邪を引かないと言い伝えられています。

日本人にとっては特に馴染み深い日であり、冬の寒い季節でもあるため、温泉の利用を呼びかけたり、風邪予防について啓発したり、多様な広報PR活動に活かせるでしょう。

「冬至」をきっかけに広報PR活動する効果

「冬至」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「冬至」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「冬至」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「冬至」を元に発信をする流れ

「冬至」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「冬至」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「冬至」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「冬至」を広報PRに活かした事例

「冬至」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「冬至」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「冬至」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。

事例1.「冬至」を含む3日間、柚子とオリジナルグッズの交換企画を展開

gooddaysホールディングス株式会社は、子会社のグッドルーム株式会社に関するプレスリリースを配信。2024年12月21日の「冬至」にちなんで、「ゆず譲ってキャンペーン」と題した3日間限定のイベントを展開しました。

柚子2kgとオリジナルタオルを交換するユニークな取り組みで、プレスリリースではキャンペーン内容をイメージさせる画像を掲載しています。地域密着型の企画ですが、プレスリリース配信で認知を広めることでメディア関係者の関心を惹く効果が期待できる好事例です。

参考:伝統と健康をつなぐ柚子湯イベント「ゆず譲ってキャンペーン」を開催!地域と共に冬至の風物詩を楽しむ12月20日(金)〜22日(日)までの3日間

事例2.ゆず風呂やゆずメニューで「冬至」を楽しむイベント企画

株式会社温泉道場は、日帰り温泉・レトロな温泉銭湯 玉川温泉にて実施する「ゆず風呂」について、開催情報をプレスリリースで発表しました。12月21日の「冬至」に合わせて、12月20日から31日までの期間中に展開するイベントです。

プレスリリースではキャンペーン情報やゆず風呂の提供期間のほか、食堂で提供する限定メニューも複数ピックアップしています。「冬至」「ゆず風呂」といったシーズンならではのキーワードを訴求することで、地域住民はもちろん旅行客への認知拡大効果にも寄与した有用な広報PR施策です。

参考:昭和レトロな温泉銭湯 玉川温泉の「ゆずづくし湯治」。冬至のゆず風呂や、ゆずを使った食堂メニューをお楽しみください

事例3.「冬至」の慣習や同社イベントをプレスリリースで紹介

宿泊施設やレジャー施設を運営する藤田観光株式会社は、箱根小涌園ユネッサンのプレスリリースを配信しました。2024年12月21日の「冬至」に合わせて、「獅子ゆず風呂」と「ゆず湯」を同時に開催するシーズンイベントです。

プレスリリースでは本イベントの内容だけでなく、日本の「冬至」の慣習について詳しく解説したのが特徴的。イベント開始の2週間前にプレスリリースを配信することで、来場を検討している潜在層の関心を高めた好事例といえるでしょう。

参考:1年の総厄除けはユネッサンに決まり!獅子ゆず風呂&ゆず湯

事例4.地域から集まった柚子を使った「冬至」限定のゆず湯

株式会社イオンファンタジーは、「OYUGIWA 海老名」と「OYUGIWA 浜松市野」にて実施するイベント「冬至の柚子湯」についてプレスリリースを配信しました。12月21日の「冬至」限定で、地域住民から集めた柚子を使用して柚子湯を提供する取り組みです。

プレスリリースでは、「地域のお客さまから『ゆずって』いただいた柚子」と、ユニークな一文を添えて「冬至」ならではの訴求ポイントを盛り込んだのが特徴。イベント関連の画像のほか、温泉施設のロゴを掲載したビジュアル面もGOODです。

参考:OYUGIWAの柚子湯でぽっかぽか!12月21日(土)「冬至の柚子湯」を開催

事例5.「冬至」の毎年恒例、伝統行事情報をプレスリリース配信

宗教法人天岩戸神社は、「冬至」の恒例行事「天岩戸注連縄張神事」の開催情報をプレスリリースで公開しました。2024年12月21日の「冬至」に、古事記・日本書紀になぞらえて、ご神体にしめ縄を張る伝統行事です。

プレスリリースでは、行事の日時やタイムスケジュールがわかる画像を掲載したうえで、昨年開催の写真もピックアップ。各方面からのアクセスを記載し、遠方からの観光客へアプローチしたプレスリリース内容もGOODです。

参考:「注連縄(しめ縄)発祥の地」宮崎県・高千穂の天岩戸神社で毎年冬至の恒例行事『天岩戸注連縄張神事』を令和六年十二月二十一日(土)に開催

「冬至」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

12月22日の「冬至」は、厄除けやゆず湯を想起させるきっかけになる日です。温泉を運営する企業の方や、冬ならではの製品を販売する企業の方にとっては特に、「冬至」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝えるよい機会になるでしょう。

お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「冬至」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

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