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冬至(12月21日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日冬至(12月21日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

12月21日は「冬至」。今回は「冬至」の意味や由来を解説します。

また、「冬至」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、実際に取り入れている企業の広報事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に冬ならではの広報PRを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

「冬至」の意味・由来とは?

12月21日は「冬至」です。立春や夏至など、季節を表す「二十四節季」のひとつ。北半球では太陽の高さがもっとも低くなるため、1年の中で夜が1番長くなります。

日付は太陽黄経によって1日程度前後する場合もありますが、2024年の「冬至」は12月21日です。日本では、「冬至」にかぼちゃを食べ、ゆず湯に浸かると風邪を引かないと言い伝えられています。

日本人にとっては特に馴染み深い日であり、冬の寒い季節でもあるため、温泉の利用を呼びかけたり、風邪予防について啓発したり、多様な広報PR活動に活かせるでしょう。

「冬至」をきっかけに広報PR活動する効果

「冬至」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「冬至」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「冬至」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「冬至」を元に発信をする流れ

「冬至」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「冬至」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「冬至」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「冬至」を広報PRに活かした事例

「冬至」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「冬至」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「冬至」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。

事例1.「冬至」に身体を温める期間限定商品を発売

ヘルスケア事業や表面処理事業を展開する日東電化工業株式会社は新商品の発売情報を公開しました。同社の敏感肌ブランド「OSAJI(オサジ)」から数量限定で販売する、ボディ&フェイシャルケア「Yuzu〈ユズ〉」シリーズのプレスリリースです。

2023年12月22日の「冬至」にちなんでゆず湯から着床を得たアイテムで、柚子果皮油のほか、オレンジ果皮油やローズマリー葉油をブレンドした香りが特徴。さらに、柚子を使用した期間限定メニューの提供も決定しており、料理写真を掲載したプレスリリース内容が参考になります。

参考:OSAJI(オサジ)より、冬至を愉しむ〈ユズ〉香るボディ&フェイシャルケアシリーズが2023年11月1日(水)より数量限定で発売

事例2.冬至の風物詩とカピバラを一緒に眺める恒例イベント

株式会社伊豆シャボテン公園は、2023年11月18日から2024年4月7日にかけて開催する「カピバラの露天風呂」について発表しました。期間中、カピバラたちが湯舟でくつろぐ姿を見られる毎年恒例のイベントです。

プレスリリースでは、「風呂開き」や「パイナップルの湯」、「冬至」の風物詩である「ゆず湯」など、変わり湯のスケジュールをまとめているのがGOOD。冬至」に特化した広報PRではありませんが、イベント開始の1ヵ月以上前から情報を発信し、多くの人に認知を広めた参考事例といえるでしょう。

参考:伊豆シャボテン動物公園の「元祖カピバラの露天風呂」は、今シーズンもイベント盛りだくさん!

事例3.電気のない夜を過ごす「キャンドルナイト」に参加

コスメティックブランド「ロクシタン」を展開するロクシタンジャポン株式会社は、CSR活動の一環として「100万人のキャンドルナイト」に参加しました。2022年の「夏至」に続き、12月12日の「冬至」にも協力企業として参加。

夜間の消費電力を抑えたりSDGsを意識したりといった目的を紹介するだけでなく、実際に消灯した店舗周辺の様子がわかる写真を掲載したのがGOOD。「冬至」のプレスリリースとしてはもちろん、自社の理念や取り組みを積極的に発信する広報PR施策としても参考にしてみてはいかがでしょうか。

参考:私と地球が、ほっとする夜に。冬至の夜、電気消してキャンドルを灯そう!ロクシタン、100万人のキャンドルナイトに参加

「冬至」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

12月21日の「冬至」は、厄除けやゆず湯を想起させるきっかけになる日です。温泉を運営する企業の方や、冬ならではの製品を販売する企業の方にとっては特に、「冬至」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝えるよい機会になるでしょう。

お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「冬至」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

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