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児童労働反対世界デー(6月12日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日児童労働反対世界デー(6月12日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

6月12日は「児童労働反対世界デー(World Day against Child Labour)」。今回は「児童労働反対世界デー」の意味や由来を解説します。

また、「児童労働反対世界デー」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、関連の事例もご紹介。

広報やマーケティングネタを探している方、特に教育業界の方やフェアトレードを行う製造業などの方はぜひ参考にしてみてください。

「児童労働反対世界デー」の意味・由来とは?

6月12日は「児童労働反対世界デー」です。2002年に国際労働機関(ILO)によって、児童労働をなくすことを世界に呼びかける日」として制定されました。

毎年この日には、世界中でさまざまなイベントを通して児童労働の問題が議論されています。記念日に関連させて自社の取り組みをプレスリリースで配信したり、イベントやキャンペーン情報を発信したりといった広報PR活動に活かせるでしょう。

「児童労働反対世界デー」をきっかけに広報PR活動をする効果

「児童労働反対世界デー」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「児童労働反対世界デー」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「児童労働反対世界デー」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「児童労働反対世界デー」を元に発信をする流れ

「児童労働反対世界デー」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「児童労働反対世界デー」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「児童労働反対世界デー」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「児童労働反対世界デー」を広報PRに活かした事例

「児童労働反対世界デー」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「児童労働反対世界デー」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。また、記念日に関した事例ではないものも、今後「児童労働反対世界デー」を広報PR活動に活かすうえでヒントになるでしょう。

事例1.「古本で児童労働をなくそう」キャンペーンを実施

特定非営利活動法人「シャプラニール=市民による海外協力の会」は、6月21日の「児童労働反対世界デー」に際し、ブックオフコーポレーション株式会社と協力し「古本で児童労働をなくそう」キャンペーンを実施。ブックオフの宅配買取寄付サービス「キモチと。」を利用することで、誰でも参加できる寄付キャンペーンです。

プレスリリースでは、キャンペーンの詳細から「児童労働反対世界デー」において知っておきたい世界の子どもの児童労働についてを掲載しています。寄付によって具体的にどんなことが実現されるのかを明記しているのがGOOD。読み手に自分事として受け止めてもらいやすい構成が参考になる事例です。

参考:あなたの本1冊の寄付が児童労働をなくす一歩に。希望のページをめくろう!「古本で児童労働をなくそう」キャンペーン開始

事例2.「児童労働をなくすために、今私たちができること」をテーマにライブ配信

オーガニックコットンを扱う株式会社アバンティは、6月21日の「児童労働反対世界デー」に向けて、自社ブランド「プリスティン」の全店舗にて、キャンペーンを開催するとプレスリリースで発表。実際にインドを訪れた際に見た現地の様子を発信することで、児童労働の問題への理解を促進することを目指しています。

プレスリリースの冒頭に、インドを訪問した際の動画のURLを挿入。伝えたいメッセージが何かを示しているのがGOODです。世界中の子どもの幸せを願いつくられた製品をカタログのように見せるた構成は、この日と自社とのつながりを表現しており説得力があります。「児童労働反対世界デー」と自社の取り組みがよく伝わるプレスリリースです。

参考:6月12日は児童労働反対世界デー プリスティン、児童労働反対世界デーに関するアクションキャンペーンを開催

事例3.児童労働問題の解決のためにできる3つのアクションを紹介

児童労働の撤廃と予防に取り組むNGOのACEは、6月21日の「児童労働反対世界デー」に向けて、プレスリリースで児童労働撤廃のために市民一人ひとりができる3つのアクションを提案しました。児童労働の現状を紹介する動画や、活動資金を募るクラウドファンディングなどを紹介しています。

プレスリリースでは、「あなたができる3つのアクション」として、動画を見る、SNSでシェアする、キャンペーンに参加するといった具体的な行動が明記。ひと目で何をすればよいのかがわかるようにまとめられた構成が参考になります。また、今後開催される関連イベントの予定も記載し、継続的に情報をキャッチしてもらえるよう誘導している点もGOOD。記念日をきっかけにして取り組みを広めるプレスリリースです。

参考:6月12日は「児童労働反対世界デー」今あなたができる3つのアクション

「児童労働反対世界デー」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

6月12日の「児童労働反対世界デー」の意味や由来、また記念日に関連した広報PR事例を紹介しました。

教育関連の事業に関わる方や、フェアトレードを行うメーカーの方、そしてNPO・NGOなどの団体の方にとっては、この記念日が自社・団体の取り組みを紹介するきっかけになるのではないでしょうか。「児童労働反対世界デー」とうまく関連させた広報PRを、ぜひ考えてみてください。

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