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世界溺水防止デー(7月25日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日世界溺水防止デー(7月25日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

7月25日は「世界溺水防止デー」。今回は「世界溺水防止デー」の意味や由来を解説します。

また、「世界溺水防止デー」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、関連の事例もご紹介。

広報やマーケティングネタを探している方、特に海やプールなど水辺、ウォータースポーツに関連する事業を行う企業の方は、ぜひ参考にしてみてください。

「世界溺水防止デー」の意味・由来とは?

7月25日は「世界溺水防止デー」です。2021年4月に国際連合の決議により、毎年この日に制定されました。家族や地域社会におよぼす深刻な溺水による影響を強調し、溺水を防ぐための命を救う解決策を提案する機会としています(※1)。

また、2023年に実施された第76回世界保健総会において、溺水防止に関する史上初の決議を採択。WHOが溺水防止に関する国連システム内の行動を調整し、毎年7月25日の「世界溺水防止デー」の実施を促進するよう、国連総会から要請されたことを受け入れたものです(※2)。

「世界溺水防止デー」には、毎年注意喚起のためのイベントやシンポジウムが開催され、溺水防止の啓発活動が行われています。

参考※1:World Drowning Prevention Day | United Nations
参考※2:2023年世界溺水防止デー | 公益社団法人 日本WHO協会

「世界溺水防止デー」をきっかけに広報PR活動をする効果

「世界溺水防止デー」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「世界溺水防止デー」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「世界溺水防止デー」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「世界溺水防止デー」を元に発信をする流れ

「世界溺水防止デー」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「世界溺水防止デー」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「世界溺水防止デー」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「世界溺水防止デー」を広報PRに活かした事例

「世界溺水防止デー」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「世界溺水防止デー」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。また、記念日に関した事例ではないものも、今後「世界溺水防止デー」を広報PR活動に活かすうえで参考になるでしょう。

事例1.溺水防止を呼びかけるキャンペーンを実施

子どもの水難事故予防を啓発するNPO法人AQUAkids safety projectは、「世界溺水防止デー」にちなんで、株式会社スポーツタカハシと共同で溺水防止についての取り組みをSNS上で実施。専属サーファーが「#サンダルバイバイ」で溺水防止を呼びかけるキャンペーンです。

プレスリリースのタイトルを読むだけで、「世界溺水防止デー」についての取り組みであることがひと目でわかるのがGOODです。本文では開催目的とともに、溺水防止キーワードである「#サンダルバイバイ」について丁寧に説明。社会性のある啓発活動の広報PRとして、参考になる事例です。

参考:7/25世界溺水防止デーにNPO×「創業100年大阪の老舗スポーツ用品店スポーツタカハシ」がタッグ。専属サーファーが「#サンダルバイバイ」で溺水防止を呼びかけるキャンペーンを開催!

事例2.「世界溺水防止デー」に合わせて溺水事故の防止を啓発

水辺の事故ゼロを目指して活動をする公益財団法人日本ライフセービング協会は、「世界溺水防止デー」にちなんで、溺水事故の防止を呼びかけるプレスリリースを配信しました。

プレスリリースには、溺水事故を防止するためにするべきことが具体的に紹介されており、メディアが引用しやすい内容になっているのがGOODです。さらに溺水事故の防止について学べる動画やアプリも紹介し、情報に深みを持たせています。「世界溺水防止デー」にちなんだ啓発活動や広報PRをプレスリリースで配信する際に、参考となる好事例です。

参考:7月25日は世界溺水防止デー 〜溺(おぼ)れる人をなくすために〜

事例3.インドの女子大で日本のスイミングスクールが水難訓練を実施 

スイミングスクールを運営する株式会社岡崎竜城スイミングクラブの子会社である一般社団法人パワーストロークが、インドの女子大学で水難訓練を実施したと発表しました。伝統的なサリーを着たままの沐浴が水難事故の原因になるとして、その予防のために行われた活動です。

プレスリリースのタイトルには「溺死とジェンダー」という社会的な課題をフックに、実施内容がひと目でわかるようにまとめているの参考になるポイント。また、なぜこの活動が必要なのかを背景とともに丁寧に解説しており、読み応えのある構成がGOODです。「世界溺水防止デー」に関連したプレスリリースではありませんが、取り組みをきめ細やかに紹介した好事例です。

参考:溺死とジェンダー:インドの女子大学で日本のスイミングスクールが水難訓練を実施

「世界溺水防止デー」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

7月25日の「世界溺水防止デー」の意味や由来、また記念日に関連した広報PR事例を紹介しました。

特に水辺やに関わる事業を展開する方は、「世界溺水防止デー」を切り口として、自社の理念や社会活動を伝えるよい機会になるでしょう。

お伝えした事例を参考に、ぜひ「世界溺水防止デー」にちなんだ広報PR施策を考えてみてください。

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