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世界渡り鳥デー(5月、10月第2土曜日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日世界渡り鳥デー(5月、10月第2土曜日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

2025年5月10日、10月11日は「世界渡り鳥デー(World Migratory Bird Day)」。今回は「世界渡り鳥デー」の意味や由来を解説します。

また、「世界渡り鳥デー」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、関連の事例もご紹介。

広報やマーケティングネタを探している方、特に鳥類に特化した商材を扱う方や、渡り鳥に関する商品・サービスを手掛ける企業の方はぜひ参考にしてみてください。

「世界渡り鳥デー」の意味・由来とは?

毎年5月と10月の第2土曜日は「世界渡り鳥デー」です。国連総会の補助機関である国連環境計画(UNEP)によって制定されました。

年に2回の記念日が定められており、2025年は5月10日、10月11日が「世界渡り鳥デー」にあたります。世界各国を巡る渡り鳥とその生息地を保全し、生態や経路などを守ることが目的です。

日本では「世界渡り鳥の日」とも呼ばれており、環境省をはじめさまざまな企業・団体が啓発キャンペーンを行っています。渡り鳥に特化したプレスリリースはもちろん、野鳥や自然環境に着目した広報PR施策にも絡めやすい記念日といえるでしょう。

「世界渡り鳥デー」をきっかけに広報PR活動をする効果

「世界渡り鳥デー」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「世界渡り鳥デー」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「世界渡り鳥デー」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「世界渡り鳥デー」を元に発信をする流れ

「世界渡り鳥デー」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「世界渡り鳥デー」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「世界渡り鳥デー」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「世界渡り鳥デー」を広報PRに活かした事例

「世界渡り鳥デー」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「世界渡り鳥デー」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。また、記念日に関した事例ではないものも、今後「世界渡り鳥デー」を広報PR活動に活かすうえで参考になるでしょう。

事例1.5月11日の「世界渡り鳥デー」のキャンペーン情報を発信

公益財団法人・日本野鳥の会は、2024年5月11日の「世界渡り鳥デー」にちなんだプレスリリースを配信しました。2024年度のテーマである「昆虫を守ることは、鳥たちを守ること」を取り上げ、記念日について紹介しています。

また、公式ポスターの日本語版を配布したり、「東京港野鳥公園ビッグ・デー」と題したイベントを開催したりといった同会の取り組みも発信。記念日の数日前にプレスリリースを配信することで、メディア関係者を中心に多くの注目を集めた好事例です。

参考:5月11日は「世界渡り鳥の日」

事例2.日本の野鳥330種を収録した図鑑が新発売

株式会社日本文芸社は、2024年5月に発売する『新分類改訂版 野鳥図鑑』のプレスリリースを配信しました。最新の「日本鳥類目録第8版リスト」に準拠し、日本に生息する野鳥を330種収録したコンパクトサイズの図鑑です。

軽量で持ち歩きやすい大きさを強みとしており、収録内容の一部がわかるよう複数のページの写真を掲載したのがGOODポイント。「世界渡り鳥デー」にちなんだプレスリリースではありませんが、本書ならではの専門性や視認性の高さなどを積極的に訴求しています。

参考:最新「日本鳥類目録第8版リスト」に準拠した、日本中にすんでいる代表的な野鳥330種を収録!『新分類改訂版 野鳥図鑑』発売!!

事例3.渡り鳥の飛来地でバードウォッチングを体験するツアープラン

株式会社ブランド総合研究所に事務局を置く食農体験ネットワーク登米協議会は、「バードウォッチングと郷土芸能・郷土食を堪能するツアー」を企画し、プレスリリースで発表しました。国内最大級の渡り鳥の飛来地として知られる伊豆沼にて、バードウォッチングや環境保全活動の学習などを展開する外国人向けのプログラムです。

プレスリリースでは、プラン内容が把握できるよう各プログラムのイメージ写真を掲載したのがGOODポイント。こちらも「世界渡り鳥デー」の事例ではありませんが、伊豆沼ならではの地域性・独自性を伝えたプレスリリースが参考になります。

参考:飛来数日本一の野鳥の楽園・伊豆沼でのバードウオッチングと自然観察ツアー開始

「世界渡り鳥デー」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

毎年5月、10月第2土曜日の「世界渡り鳥デー」は、動物の中でも渡り鳥に注目が集まりやすい日です。鳥類や自然の環境保全活動を行う団体の方や、野鳥やバードウォッチングといった商材を扱う企業の方にとっては特に、「世界渡り鳥デー」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝えるよい機会になるでしょう。

お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「世界渡り鳥デー」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

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