
生理をジェンダーレスで考える日
11月14日は「世界糖尿病デー」。今回は「世界糖尿病デー」の意味や由来を解説します。
また、「世界糖尿病デー」をきっかけに、広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。
広報やマーケティングネタを探している方、特に医療に携わる企業の方は、ぜひ参考にしてみてください。
11月14日は「世界糖尿病デー」です。世界に拡がる糖尿病の脅威に対応するために1991年に国際糖尿病連合(IDF)と世界保健機関(WHO)によって制定されました。
日付は、インスリンを発見したカナダのバンティング博士の誕生日が11月14日であることにちなんでいます。
インスリンの発見は、糖尿病の治療を大きく改善させた画期的な出来事でした。
「世界糖尿病デー」に合わせて、全世界で糖尿病の予防や治療継続を呼びかける啓発キャンペーンが行われます。
日本では、糖尿病啓発のシンボルカラーである青色に全国各地の施設をライトアップする「ブルーライトアップ」という取り組みも実施されています。
「世界糖尿病デー」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「世界糖尿病デー」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「世界糖尿病デー」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「世界糖尿病デー」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「世界糖尿病デー」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「世界糖尿病デー」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「世界糖尿病デー」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「世界糖尿病デー」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。
医療用医薬品や医療機器の開発、販売などを手掛けるノボ ノルディスク ファーマ株式会社は、2023年11月14日の「世界糖尿病デー」を記念しイベントを開催することをプレスリリースで配信。公益社団法人・日本糖尿病協会とともに「歩いて学ぶ糖尿病バーチャルウォークラリー」を開催するプロジェクトです。
糖尿病がある人や家族、医療従事者を対象としたオンラインイベントで、セミナーのほか抽選会やトークショーを展開。開催に先駆けてプレスリリースを配信することで、多くの人に認知してもらい、参加者の増加にも寄与しています。
参考:世界糖尿病デーを記念して、ノボ ノルディスク ファーマおよび日本糖尿病協会、「歩いて学ぶ糖尿病バーチャルウォークラリー」を開催
機能性表示食品の生産・販売を手掛ける株式会社おがわ園は、2024年11月14日の「世界糖尿病デー」に先駆けてプレスリリースを配信。同社商品の利用者100人を対象に行ったアンケート調査の結果を発表しました。
商品を利用している理由や年数など、アンケート結果をグラフとともにレポートしています。同社商品に限定したアンケート内容はもちろん、グラフで可視化したビジュアル面もGOODです。「世界糖尿病デー」と親和性の高いテーマに着目し、広報PR施策につなげた好事例といえるでしょう。
参考:【11/14世界糖尿病デー】合併症減少キャンペーン開催!~ お客様100名にアンケート “血糖力茶”を飲んでヘモグロビンA1cが3~7下がった人も!~
バイエル ホールディング株式会社は、「世界糖尿病デー」にちなんで開催する「体験型ボードゲームで学ぶ糖尿病と合併症 ~腎臓の声に耳を傾けよう~in 丸の内」のイベント情報をプレスリリースで発表しました。
会場の床一面に出現するボードゲームで、糖尿病や合併症について学ぶ構成が特徴。プレスリリースではイベントや記念日について触れたうえで、開催情報を訴求しています。会場のイメージ写真を掲載し、読み手の興味関心を高めたのがGOODです。
参考:「体験型ボードゲームで学ぶ糖尿病と合併症 ~腎臓の声に耳を傾けよう~in 丸の内」を11月7日(木)、8日(金)に開催
デンマークに本社を置くヘルスケア企業のノボ ノルディスク ファーマ株式会社は「歩いて学ぶダイアベティス(糖尿病)“そとでる”ウォーキング」と題したイベント開催を決定し、プレスリリースで発表しました。11月14日の「世界糖尿病デー」にちなんで、糖尿病がある人やその家族を対象にしたオンライン企画です。
プレスリリースでは、過去に開催したイベントの実績や今回の開催情報をまとめ、ゲストプロフィールも掲載したのがGOOD。注意事項や参加申し込みリンク、アプリ概要など読み手にとって重要な情報をピックアップしやすい構成も非常に参考になります。
参考:World Diabetes Dayを記念して、ノボ ノルディスク ファーマおよびJADEC (公益社団法人 日本糖尿病協会)、「歩いて学ぶダイアベティス (糖尿病) “そとでる”ウォーキング」を開催
11月14日の「世界糖尿病デー」は、糖尿病に注目が集まり、健康管理や適正糖質について考えるきっかけになる日です。
スイーツや甘いものの製造・販売に携わる企業の方や、健康をサポートする製品・サービスを提供する企業の方にとっては特に、「世界糖尿病デー」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝えるよい機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「世界糖尿病デー」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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