
緑茶の日
9月6日は「妹の日」。今回は「妹の日」の意味や、日付の由来を解説します。
また、「妹の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、実際に取り入れている広報事例もご紹介。広報はマーケティングネタを探している方、特に姉妹・兄弟に関連する商材を取り扱っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
9月6日は「妹の日」です。漫画家や著述家として活躍し、多数の書籍を残した畑田国男氏によって、1991(平成3)年に制定されました。
畑田氏は、スポーツや芸能など、社会で活躍する女性に妹が多いことから「姉妹型」を提唱。妹の星座である乙女座の中間の前日が占星学上ふさわしいとされたことが、9月6日に制定された由来です。
過去には、妹の日実行委員会が設立され、9月6日に合わせて「日本妹大賞」を決定する取り組みも行われました。元女子マラソン選手の有森裕子氏や、「きんさん・ぎんさん」で知られる蟹江ぎん氏が受賞しています。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「妹の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「妹の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「妹の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「妹の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「妹の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「妹の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「妹の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「妹の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「妹の日」を広報PRに活かすうえで参考になるでしょう。
東映アニメーション株式会社は、アニメ作品『うちの3姉妹』に関するプロジェクトを始動したことをプレスリリースで配信。作品に登場する次女のスーちゃんとともに、カジュアルなゲームの制作に挑戦したり、日常を発信したりする企画です。
プレスリリースでは、実際に投稿されたYouTube動画のサムネイル画像を掲載したうえで、今回のプロジェクトについて紹介。作品ファンはもちろん、アニメを見たことがない人への認知拡大効果を高めています。
「妹の日」に直接的な関係はありませんが、自社の新たな取り組みを発信するプレスリリースとして参考になる広報PR事例です。
参考:「うちの3姉妹」次女・スーちゃんがYouTubeでゲーム企画に挑戦!
株式会社ナンバーナインは、音楽と漫画のコラボレーションを目指したプロジェクトの第3弾として、オリジナルWEBTOON『ラッシュナイト』の先行配信を発表しました。
妹のサラを支えるためにドラッグの運び屋、ショーパブのシンガーを掛け持ちするエリカと、謎の青年との出会いを描いた作品。音楽業界を舞台に、愛や才能について考えさせられるストーリーです。
作品に登場するキャラクターのビジュアルに加え、著者のコメントやキャンペーンなど、豊富な情報を盛り込んだプレスリリースが特徴。配信することで、作品の認知拡大だけでなく、プロジェクトそのものを知ってもらうきっかけにもつながります。記念日に関連する内容ではありませんが、妹キャラに関する作品のアピールする際の参考になる事例ではないでしょうか。
参考:復讐の先にあるのは、光か闇かーー。気鋭クリエイター・池田ルイが描く音楽業界を舞台にしたWEBTOON『ラッシュナイト』が7月18日(火)よりLINEマンガで連載開始
9月6日の「妹の日」に限定した広報PRが困難な場合は、同じく畑田氏が制定した12月6日の「姉の日」、3月6日の「弟の日」、6月6日の「兄の日」も含めて考案してみてはいかがでしょうか。
きょうだいに関連する映画・漫画などの作品を取り扱う方にとっては特に、「妹の日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「妹の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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