使いやすいネタこそワードと企画力で差別化!3月に使える「お花見」プレスリリース事例

季節の移り変わりとともに街中の草花も彩りを纏う3月。暖かさを感じ始める中で家族や友人、同僚と間柄関係なく集う「お花見」は春のワクワクするシーズンイベントの大定番です。

例年、この時期ではPR TIMESではお花見にちなんだグルメフェスのイベントや桜をモチーフにしたスイーツ、お花見に関連したテイクアウトフード・お弁当などの情報を各企業がこぞって配信しています。

そこで今回は、3月から春中頃にかけて配信されるお花見に関するプレスリリースの事例をご紹介。春の彩りをプレスリリースに盛り込めるようなテクニックを事例から紐解いきましょう。

今回は2019年3月に配信された、佐賀県のお花見に関するプレスリリースをご紹介します!

◆佐賀県のプレスリリースはこちら

いよいよ本日オープン!120万枚の桜の花びらに埋もれて「体験型インドア花見」と佐賀の名産が楽しめる!SAKURA CHILL BAR by 佐賀

「インドア花見✖️名産品」でトレンドと伝統をうまく掛けわせた佐賀県のお花見プレスリリース事例

佐賀県は、県の取り組みとして広報広聴課や観光課、文化課のみなさんが協力しながらイベント運営や広報PR活動をされています。特にPR TIMESが実施したインタビューの中では「PRの基本事項を徹底してきた」というお話も。

そんな佐賀県が配信したプレスリリースには、名産品など佐賀の良さを活かしつつ、トレンドを楽しめるような企画を伝える情報が盛りだくさんに詰まっています。

「桜のプール」など思わず気になってしまう言葉選びも素敵です。雑誌媒体やイベント情報を発信するSNSアカウントにも注目されていました。

このプレスリリースの人気の理由を紐解いてみたところ、

  • どこを切り取っても話題になる企画
  • 迫力のある現物写真
  • 動画を作成して魅力を存分にアピール
  • 配信タイミングを2回に分ける

の4つのポイントが見えてきました。

GOODポイント1:どこを切り取っても話題になる企画力

「佐賀の美味しい日本酒と名産おつまみを味わえるイベントの開催」と聞くと、地方PRでよくある催事のように感じる方も多いと思います。そんな街中で見かける催事を魅力的にしてるのが佐賀県の企画です。

  • 豊富な23銘柄から三種の「佐賀ん酒」を飲み比べ
  • 佐賀県発いちごの新ブランド「いちごさん」も味わえる

のような名産を魅せるグルメ企画をはじめ

  • パーティークリエイター 「アフロマンス」率いるAfro&Co.とコラボレーション
  • 体験型インドア花見」を楽しみながら名産品を味わえるチルアウトバー

とイベント全体の企画も話題づくりに事欠きません。「一生に一度は体験したい」「桜の花びらが”舞い散る”中で”チルアウト”な(ゆったりとした)体験ができる」のイベントやコンテンツのコンセプトにも惹かれます。

このように切り口や企画がたくさんあるプレスリリースは、グルメ系やイベントお出かけ系、アルコール関連の大人向けライフスタイル系と様々なメディア媒体にヒットしやすくなります。また、キャッチーなネーミングにこだわることで、メディアが思わず取り上げたくなる効果もあるのです。

話題を盛り込みすぎて1本のプレスリリースにまとまりきらないと上手くいかないケースも稀に見られますが、佐賀県のプレスリリースをお手本にシンプルに必要情報をまとめられると良いですね。イベント概要グルメの詳細関係者各位の紹介まで文字装飾や画像配置、構成を上手く使うことですっきりとまとまっています

GOODポイント2:迫力のある現物写真

お花見と言えば桜、桜と言えばピンク色。お花見に関するプレスリリースはやはりピンク色の画像が多くなるため、他リリースとの差別化も難しくなってきます。佐賀県のプレスリリースのメイン画像にも、同様にピンク色の桜の画像が使用されています。

ここで差別化できているポイントは内装や人物も映り込んだ「引きの画」をあえて使っている点。桜を感じさせつつも、イベントの内容が伝わる画像のセレクトがお花見や桜だけの情報でないことをきちんと伝えています。

また桜だけでなく「桜のプール」で人々が楽しんでいるイメージ画像をきちんと用意することで「行きたい」「もっと知りたい」と読み手に思わせる視覚的な演出も効果的です。

スイーツなどグルメ商材でお花見企画を行う際は、競合との差別化を意識して人物や背景などにこだわった画像の準備をできると望ましいです。

見映えのする画像やイメージの使用は、トレンド系のメディアなどに取り上げられやすくなるため、文章だけでなく画像にも少し力を入れてみてはいかがでしょうか。

GOODポイント3:動画を作成して魅力を存分にアピール

こちらのプレスリリースでは、画像だけでなく動画で「楽しそうなイベント」の雰囲気を読み手に伝えています。

メディアの関係者は、日々媒体の読者が思わず目を留めるようなネタを探しています。だからこそ同じお花見のトピックスでも、他のプレスリリースと差をつける素材や切り口づくりが大切です。

動画を差し込むことで「実際に体験したらどうなるのか」想像が膨らみ、用意されてる素材以外にも「もっと色々な画が撮れそう」だと感じてもらえればメディアからの取材依頼のきっかけも掴めるのではないでしょうか。

画像や動画の素材はプレスリリース以外の告知にも汎用性が高いので、プレスリリースの配信をきっかけにきちんとしたものを作成してみるのもおすすめです。

GOODポイント4:配信タイミングを2回に分ける

このイベントについてのプレスリリース、実は事前告知と直前告知の2回に分けてプレスリリースが配信されています

◆2月時点のプレスリリース
120万枚の桜の花びらに埋もれる「体験型インドア花見」今年は佐賀の新ブランド「いちごさん」を加えて表参道にオープン!SAKURA CHILL BAR by 佐賀

プレスリリースの配信はメディアへのアプローチから取材、掲載と配信してから生活者の方々へ情報が届くまでを考慮して余裕を持って設定したいもの。しかし、プレスリリースで発信する情報の開始時期から実際の開催まで期間を空けすぎても、先すぎる日程でメディアや生活者の方々も情報にヒットしてくれません。早すぎても遅すぎても…..と、配信のタイミング決めは難しいものです。

そんな時には、事前告知のプレスリリースと期日が迫ってきた際のプレスリリースの2回に配信を分けるのがおすすめです。同じイベントのプレスリリースを別の素材や情報、切り口を使ってアップデート配信してみてはいかがでしょうか。

同じ情報を2度配信するだけでは「前に見たな」と既視感でスルーされてしまうのでおすすめ出来ませんが(PR TIMESでは同一内容のプレスリリースを複数回配信することは不可)配信する情報を1度にまとめず、2度に分けることで読み手が新しい情報を手に入れられるワクワク感も演出できますよ

ちなみに、佐賀県のプレスリリースでは1度目と2度目で違う画像イメージを使用している他、1度目は企画の大枠の説明、2度目はグルメの詳細とより掘り込んだ情報をステップアップさせて伝えています

実施間近にも配信することで、それを見た生活者の方々は「早速明日行ってみよう!」とアクションに繋がりやすくなったり、WEBメディアなどスピード感を重視するメディアはプレスリリースの情報から記事を起こしてくれる可能性も広がります。

プレスリリースで春を届ける

お花見に関するプレスリリースは2月配信でも見受けられますが、3月、4月となるとさらに配信が多くなります。今年は新型コロナウィルスの影響もあり、大人数で集まるようなイベントなども控えるよう注意喚起が出ています。

ちなみに今年も開催予定であった本イベントは開催延期になってしまったようですが、主催者のメッセージを込めたプレスリリースが印象的でした。

危機管理や時勢を踏まえつつ、そんな中でも春を感じ、心がふわっと元気になるような情報発信も増えると良いですね。当プレスリリースのような「体験型インドア花見」は益々注目され需要も高まりそうです。

<編集/鈴木 碩子>

この記事のライター

大森 美野

大森 美野

2015年にPR TIMES入社。主にPR活動レポート作成をしていましたが、もっとお客様の声が聞きたくて2019年よりカスタマーリレーションズ本部に異動。情報を欲していた広報担当時代を思い出しながら、PR TIMES MAGAZINEではたくさんのアレコレを届けていきたいと思います。石橋は叩きすぎて壊すタイプ。でもたまにスキップで渡っちゃいます。

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