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【2020年10月版】広報PRトレンドウォッチ!「○○の秋」はどう使う?

毎月の広報PRに役立つトピックスやトレンドなどの活用方法についてお届けする、広報PRトレンドウォッチです。

2020年10月は、広報PRにおいてどんなトピックスを意識して動けばいいのでしょうか。PRパーソンのヒントになるような情報をお届けすべく、今回もPR TIMES MAGAZINE編集部で考察していきます。

自社らしいオリジナル企画提案のチャンス

暦の上では9月から秋ですが、残暑が和らぎ実際に秋の訪れを感じられるのは10月に入ってから、というのがここ数年の気候のトレンドですよね。

10月は下半期がスタートするタイミングではありますが、気候も過ごしやすく恒例行事が「ハロウィン」くらいと、幾分か落ち着いた時期ではないでしょうか。

しかし広報トピックスが乏しいわけではなく、「読書の秋」や「食欲の秋」など様々な活動が盛んになる時期でもあります。

いわば自社らしい企画を打ち出すチャンスにもなる10月に注目すべきキーワードを、PR TIMES MAGAZINE編集部がピックアップして考察します。

(PR TIMES編集部)

2020年10月の注目キーワード

10月に注目したいキーワードを、事例とともにご紹介します。

注目KWその1「ハロウィン」

10月のトレンドキーワードハロウィン

10月の一大イベントといえば31日の「ハロウィン」ですね。「ハロウィン」とは、キリスト教ですべての聖人を崇め敬う祝日「万聖節」の前夜祭として行われる、ヨーロッパ発祥のお祭りです。

参考:日本記念日協会

日本では1997年に東京ディズニーランドでハロウィンイベントが行われたことをきっかけに徐々に浸透。現在は年間の中でも経済効果の高いシーズンイベントとして定着しています。

PR TIMESでも多くの関連プレスリリースが配信されており、年間の配信数では10月が最多で次いで9月とオンタイムでの配信が多い傾向に。8月の配信数も少なくなく、大型イベントや申込が必要な企画などは夏の終わりごろから発信されているようです。

ハロウィンと言えば「仮装」ですが、既存のイベントも仮装をすることで一気にシーズンイベント化されます。

<仮装イベントのプレスリリース例>
ハロウィーンは仮装をしてドローンレースを楽しもう!SKY FIGHT×アソビル ハロウィーンイベント「参加者レース無料!優勝者にはドローンプレゼント!ドローン⾃撮り仮装コンテスト」開催

ハロウィンは象徴的なアイコンやイメージカラーも豊富で、「映える」フードも多様に展開されています。

<映えフードのプレスリリース例>
【“魔界のタピオカ”最恐アップデート完了!闇の美食家ローズ伯爵開発カクテル大暴れ!?】#ヴァンパイアカフェ ブラッディーハロウィン2019全貌公開!

もともとはコスプレイベントなど若者を中心に盛り上がっていたハロウィンですが、一般に定着するにつれ大人向けや家族向けなどターゲットも多様化しています。

<多様化するプレスリリース例>
【イタリアの白トリュフ祭りを東京で!?】白トリュフ調味料とワインを楽しむ大人のハロウィン
9月3日より、家族のお出かけスポット”フォト&体験スペース”「OYACO nohana」で令和最初のハロウィン・年賀フォトブース開始

ハロウィン当日は騒動が起こったりゴミのポイ捨てが問題化したりと課題もあります。賛否両論あるイベントゆえの意識調査プレスリリースも見られます。

<意識調査のプレスリリース例>
【ハロウィンに関するアンケート調査】ハロウィンのとらえ方は、「興味がない」が全体の4割強、「海外の行事」「迷惑」「子どものイベント」「季節行事の一つ」が各1~2割。過去調査と比べ「迷惑」が増加傾向

昨年ごろから室内での生活を充実させる「イエナカ」の傾向が高まっています。背景として2019年10月から消費税が10%に増税され、テイクアウトの飲食料品が軽減税率の対象であることが挙げられ、「おうちハロウィン」というワードも出始めています。

<イエナカを提案するプレスリリース例>
オンラインハロウィンパーティー付おやつBOX、「#おうちハロウィン」を10/2から販売開始。〜スナックミーからハロウィンの新しい楽しみ方を提案〜

10月のシーズンイベントとしてすっかり定着したハロウィン。「withコロナ」の時代となったいま、例年のお祭り騒ぎは落ち着き、「イエナカ」提案が市場の需要とマッチすることが予想されます。

注目KWその2「●●の秋」

10月のトレンドキーワード〇〇の秋

2020年10月は祝日や連休がなく、広報トピックスとなりそうな日はハロウィンくらい……と思われますが、そんなことはありません。10月は「●●の秋」というトピックスが豊富です。

「食欲の秋」や「読書の秋」、「スポーツの秋」と様々なワードが挙げられることから、「●●の秋」で調査を行う企業も。

<“〇〇の秋”に関する意識調査>「○○の秋」論争がついに決着!No.1は「食欲」に決定!「スポーツの秋」観戦したいスポーツは日本代表の快進撃で男女ともに「ラグビー」がNo.1に!

「●●の秋」の中でも耳にする機会の多いものをピックアップし、プレスリリース例とあわせてご紹介します。

「食欲の秋」

「●●の秋」と聞いて真っ先に浮かぶのは「食欲の秋」ではないでしょうか。2019年にPR TIMESで配信された「食欲の秋」に関するプレスリリースは年間200本超。配信本数は9月が最多で次いで10月となっています。

定番企画も「食欲の秋」というワードが加わることで季節感がプラスされそうです。

<食欲の秋プレスリリース例>
“食欲の秋”到来!男も女も料理で相手の胃袋とハートを鷲掴み!?リンクバル、パートナーエージェントと共同で再婚活応援イベント『IBUKUROグランプリ』10月26日(土)初開催!

「スポーツの秋」

東京オリンピックが開催された1964年10月10日が「体育の日」(現在のスポーツの日)に定められていたことから、秋は運動のイメージもあります。

<スポーツの秋プレスリリース例>
スポーツに絶好の季節。お子様が、元気に運動できる予定や計画はありますか?好評「野口研治トレーナーの走り方教室」スポーツの秋開催が決定。

「読書の秋・芸術の秋」

秋は涼しく過ごしやすい気候から、読書や芸術など文化的な分野も盛んになります。

<読書の秋・芸術の秋プレスリリース例>
女優・松井玲奈の朗読でお届けする島本理生『ファーストラヴ』本日配信開始!
【芸術の秋】初心者の写真家のためのフィルムカメラ「YASHICA MF-1」が登場。

この他にも「睡眠の秋」「紅葉の秋」「行楽の秋」などが挙げられる「●●の秋」。季節は平時通りに移ろいゆくのでコロナ禍でも影響を受けにくく、「●●の秋」とつけることでトピックスとして特別感も演出できます。自社ならどんな秋を提案できるのか、是非計画していきたいですね。

これから話題になりそうな要注目キーワード

要注目キーワード

今後もっと注目されそう!SNSで話題になりそう!そんなキーワードをPR TIMES MAGAZINE編集部が独自でPick Up。これからの広報PRのヒントが隠れているかもしれません。

要注目KWその1「レジ袋ゼロデー」

スーパーマーケットの業界団体である日本チェーンストア協会が2002年10月5日を「レジ袋ゼロデー」と制定。買い物袋の持参を推奨しゴミ減量を目的とした記念日です。

同協会では早くからレジ袋削減運動に取り組んでおり、1995年以降「マイバッグでお買い物~レジ袋一緒に減らしましょう!」キャンペーンを展開しています。

参考:日本チェーンストア協会の環境問題への取り組み

レジ袋の原料となるプラスチックは地球温暖化などの課題に繋がることから、2020年7月1日よりレジ袋の有料化がスタートしました。

参考:レジ袋有料化 – 経済産業省

その背景もあって、今年の「レジ袋ゼロデー」は例年以上に注目度が高まるのではないでしょうか。

要注目KWその2「社内報の日」

「レジ袋ゼロデー」同様、10月5日は「社内報の日」でもあります。

社内報の企画、編集、制作のサポートを手掛けるウィズワークス株式会社が「社内を統合(トー10、ゴー5)する」という語呂合わせからこの日に制定しました。また、10月第1週に「全国社内誌企画コンペディション」が開催されることも由来となっているようです。

参考:日本記念日協会

組織やチームの活性化に効果を発揮するインナーコミュニケーション・メディアにあたる社内報。PR TIMES MAGAZINEでも社内報に関する記事は複数ありますが、この機会に改めて社内報を見直すなど、積極的に発信していきたいですね。

要注目KWその3「世界手洗いの日」

10月15日は「世界手洗いの日」で、国際衛生年である2008年に制定されました。ユニセフ(国連児童基金)や世界銀行などからなる組織が制定し、日本でも複数の企業が賛同しています。

今年は新型コロナウイルスの影響もあり、正しい手洗いなど感染症予防の大切さを世界中が痛感した年ではないでしょうか。この機会に正しい情報や対策を啓蒙していきましょう。

2020年10月の広報PRはこう動くのがおすすめ

10月のメインイベントとなるハロウィンは、昨年から「イエナカ」志向が高まるなど、コロナ禍でも影響を受けにくい企画が立てやすいのではないでしょうか。その他にも「●●の秋」「レジ袋ゼロデー」「世界手洗いの日」といった切り口を活かし、オリジナル企画を提案したいタイミングです。

2020年10月は連休がないことから、日常生活に関した施策の需要が高まりそう。翌11月に入ると年末に向け慌ただしくなるので、10月は自社らしい企画に最大限取り組むチャレンジ期間にしていきたいですね。

<編集/平 理沙子>

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この記事のライター

大森 美野

2015年にPR TIMES入社。主にPR活動レポート作成をしていましたが、もっとお客様の声が聞きたくて2019年よりカスタマーリレーションズ本部に異動。情報を欲していた広報担当時代を思い出しながら、PR TIMES MAGAZINEではたくさんのアレコレを届けていきたいと思います。石橋は叩きすぎて壊すタイプ。でもたまにスキップで渡っちゃいます。

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