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Pokémon Day
1月10日は「110番の日」。今回は「110番の日」の意味や由来を解説します。
また、「110番の日」をきっかけに、広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。
広報やマーケティングネタを探している方、特に地域貢献活動を検討している企業や、警察と連携した広報PR活動を実施したい企業の方は、ぜひ参考にしてみてください。
1月10日は「110番の日」です。緊急通報用の電話番号「110番」にちなみ、1985年12月に警視庁により制定されました。110番通報の重要性と適切な利用を推進することを目的としています。
毎年記念日には、警視庁の通信指令本部・本部指令センターや全国の各警察署でイベント・キャンペーンを実施しています。
「110番の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「110番の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「110番の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「110番の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「110番の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「110番の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「110番の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「110番の日」に関するイベントやキャンペーンの事例、記念日に合わせたプレスリリースではないものの、広報PR活動のヒントになりそうな事例を紹介します。
高槻市は、1月10日の「110番の日」に高槻警察署、高槻交通安全協会とともに交通安全啓発キャンペーンを実施したことをプレスリリースで発表。交通ルールの遵守と110番の適正利用を呼びかけ、啓発グッズの配布を行いました。
プレスリリースでは、一日警察署長の近藤由紀さんが「DJポリス」としてアナウンスをする写真とともに、当日の活動をレポート。プレスリリースのタイトルに記念日を記載したり、「DJポリス」と目に留まるワードを使用したりして、読み手の興味・関心を高めた参考事例です。
参考:「110番の日」にDJポリスが自転車用ヘルメット着用などを呼びかけ
社会デザインプラットフォームSurfvoteを運営するPolimill株式会社は、「私人逮捕系ユーチューバーの活動を認めるべきか?」を問う投票結果を発表。1月10日の「110番の日」に合わせて、結果をプレスリリースで配信しました。
プレスリリースのメイン画像に、投票結果がひと目でわかるバナーを掲載。課題とその結果をグラフ化し、課題提案者の小宮信夫氏の写真を載せています。。投票者からのコメントや小宮氏の経歴も併せて紹介した構成もGOODです。「110番の日」に合わせて調査を行い、自社サービスの認知拡大につなげた事例です。
参考:1/10は110番の日!犯罪学者が提起「私人逮捕系ユーチューバーの活動を認めるべきか?」イシューを掲載しているSurfvoteで意見投票したうち54.2%が「活動は禁止すべき」と回答。
「110番の日」の意味や由来、広報PRに活用できそうな事例を紹介しました。
毎年1月10日の「110番の日」には、全国の警察署がさまざまなイベント・キャンペーンを実施しています。企業でも記念日に合わせ、防犯や交通安全などのイベントなどを企画してもよいかもしれません。各警察署と連携し、自社のマスコットキャラクターを広報PR活動に活用するのも一案です。
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