
国際家族デー
毎月1日は「あずきの日」。今回は「あずきの日」の意味や由来を解説します。
また、「あずきの日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、関連の事例もご紹介。
広報やマーケティングネタを探している方、特に飲食業界の方や、あずきを使った商品の開発・提供を手掛ける方は、ぜひ企画の参考にしてみてください。
毎月1日は「あずきの日」です。三重県津市に本社を構え、あずき製品を中心に菓子・食品・スイーツなどの事業を手掛ける、井村屋グループ株式会社によって制定されました。
日付は、古くから毎月1日・15日にあずきを食べる習慣があったとされる言い伝えにちなんでいます。利尿作用や便通改善の効果が期待できるあずきを毎月1日に食べて、健康になってもらうことが記念日制定の目的です。
あずきには、便器解消や冷え性改善のほか、アンチエイジング・貧血予防・高血圧予防などの健康効果があるといわれています。
あずきを使った商品のプレスリリースはもちろん、あずきに関する情報を発信したり、キャンペーン情報に絡めて紹介したり、さまざまな広報PR活動に活かしやすい記念日です。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「あずきの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「あずきの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「あずきの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「あずきの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「あずきの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「あずきの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「あずきの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「あずきの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。また、記念日にちなんだプレスリリースではない事例も、今後「あずきの日」に絡めた広報PR活動を実施するうえでのヒントを得られるはずです。
UCCグループで外食事業を手掛けるユーシーシーフードサービスシステムズ株式会社は、「上島珈琲店」で提供する期間限定メニューについてプレスリリースを配信。初夏のメニューとして、「あずき茶香るミルク紅茶」「オレンジミルク珈琲」「水淹れアイスコーヒー」の3種類の販売を発表しました。
「あずきの日」に絡めた事例ではありませんが、初夏ならではのフレーバーであること、期間限定メニューであることなど、季節性・希少性を伝えたプレスリリース内容がGOODです。各商品を写真とともに紹介するほか、「上島珈琲店のこだわり」も訴求することで幅広い層の生活者にアプローチしています。
参考:日本紅茶の新しい楽しみ方を味わえる『あずき茶香るミルク紅茶』、人気の定番ミルク珈琲『オレンジミルク珈琲』が4月9日、フランネルフィルターで“水”で丁寧に淹れる『水淹れアイスコーヒー』が4月15日に登場
井村屋株式会社は、同社の代表商品である「BOXあずきバー」シリーズが、一般社団法人・サステナブル経営推進機構が運営する環境製品宣言(SuMPO EPD)を取得したことをプレスリリースで発表しました。EPDとは、商品全体を通して総合的な環境負荷を評価し、情報開示するための枠組みです。
プレスリリースでは同シリーズのラインナップを表にまとめ、商品パッケージ画像とともに「CO2排出量」をピックアップしたのが特徴。「あずきの日」とは少し異なる広報PR施策ですが、自社の人気商品と社会的な取り組みを組み合わせたプレスリリース配信により、メディア関係者を中心に認知を広めた好事例といえます。
参考:環境負荷を可視化! 井村屋『BOXあずきバー』シリーズで環境製品宣言(SuMPO EPD)取得
蒸し豆・佃煮・煮豆のマルヤナギブランドを展開する株式会社マルヤナギ小倉屋は、「おやつ蒸し豆」シリーズの新商品をプレスリリースで発表しました。今回発売するのは、甘あずきの大容量商品として誕生した「おやつ蒸し豆 大容量ほの甘あずき」です。
プレスリリースで商品パッケージを掲載し、既存商品の人気があったからこそ商品化したという点を訴求したのがGOOD。こちらも「あずきの日」にちなんだ事例ではありませんが、発売情報を配信することで、既存商品を知らない潜在層へもアプローチした有用な広報PR施策といえるでしょう。
参考:お客様のニーズに応えてレギュラー品※1の2倍入ったたっぷり大容量! 2/20「おやつ蒸し豆 大容量ほの甘あずき」新発売!
毎月1日の「あずきの日」は、あずきやあずきを用いた和菓子などに注目が集まりやすい日です。食品の製造に携わっている方や、あずきがメインの商品開発・販売を行う企業の方にとっては特に、「あずきの日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「あずきの日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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