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文化勲章制定記念日(2月11日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日文化勲章制定記念日(2月11日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

2月11日は「文化勲章制定記念日」。今回は「文化勲章制定記念日」の意味や由来を解説します。

また、「文化勲章制定記念日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。

広報やマーケティングネタを探している方、特にギャラリーや美術品事業の方や、日本文化への学びを深めるイベントや勉強会を企画・開催している企業の方は、ぜひ参考にしてみてください。

「文化勲章制定記念日」の意味・由来とは?

2月11日は「文化勲章制定記念日」です。文化勲章とは学問・芸術など、文化の発展に優れた業績を上げた人に贈られる勲章で、1937年(昭和12年)のこの日に「文化勲章令」が定められたことから記念日となりました。

文化勲章は、独創的な文化の創造と育成を図ることを目的に創設されました。第一回の受章者は幸田露伴(作家)・横山大観(画家)・佐々木信綱(歌人・国文学者)・本多光太郎(物理学者)ら9名です。

なお、文化勲章の親授式は毎年11月3日の文化の日に行われ、天皇から直接授与(親授)されます。

「文化勲章制定記念日」をきっかけに広報PR活動する効果

「文化勲章制定記念日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「文化勲章制定記念日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「文化勲章制定記念日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「文化勲章制定記念日」を元に発信をする流れ

「文化勲章制定記念日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「文化勲章制定記念日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「文化勲章制定記念日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「文化勲章制定記念日」を広報PRに活かしたい参考事例

「文化勲章制定記念日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「文化勲章制定記念日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「文化勲章制定記念日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。

事例1.文化勲章受章の陶芸作品100点を集めた展覧会を開催

株式会社阪急阪神百貨店は、阪急梅田本店のアートギャラリーで2025年1月15日から21日まで、「第2回近代巨匠陶芸展」を開催。本展では、人間国宝に認定され、文化勲章を受章した作家による陶芸作品約100点を展示します。

プレスリリースでは、「人間国宝認定」「文化勲章受章作家」といった展覧会の魅力となるキーワードをタイトルや冒頭に用いて、話題性と価値の高さを簡潔に伝えています。簡潔な文章で興味を引き、展覧会の意義を伝えている点がGOODです。

記念日に合わせた配信ではありませんが、コンパクトにまとめられたプレスリリースながらも、読み手の関心を引く要点が盛り込まれた参考事例です。

参考:【阪神梅田本店】人間国宝認定、文化勲章受章の陶芸作品約100点を一堂に展覧いたします。

事例2.文化勲章受章・人間国宝の志村ふくみ100歳を記念した書籍を発売

株式会社世界文化ホールディングスは、文化勲章受章者であり人間国宝の染織家・志村ふくみ氏の100歳を記念した書籍『人間国宝・志村ふくみ100歳記念 《秋霞》から《野の果て》まで』を1月23日に発売。詳細をプレスリリースで配信しました。

プレスリリースでは、本書の見どころを実際のページ写真とともに掲載。技術や内容の紹介にとどまらず、日本文化の精神性にも踏み込んだストーリーを盛り込んでいます。作品の背景や作家の想いを伝えることで、読み手に共感を生む構成となっている点がポイントです。

記念日に絡めた事例ではありませんが、書籍の内容説明だけでなく、監修者の考えや想いを伝えることで、より深い理解を促している点が参考になります。

参考:「心を熱くして生きなくて何の人生であろう」―紬織を芸術の域にまで高めた人間国宝の100年の色の物語『人間国宝・志村ふくみ100歳記念 《秋霞》から《野の果て》まで』1月23日発売

事例3.島根県立美術館で写真コレクション約100点を集めた展覧会を開催

島根県立美術館は、1月16日から4月14日まで「写真コレクションの30年」展を開催することをプレスリリースで配信。本展では、美術館設立以来30年にわたり収集してきた文化勲章受章作家の作品をはじめ、国際的に評価される作家のコレクションを紹介しています。

プレスリリースでは代表的な作品の写真を掲載し、写真家の簡単な紹介や撮影背景などを簡潔に説明。視覚的な情報と文章を組み合わせることで、初めての来館者にも展覧会の魅力が伝わる構成となっている点がGOODです。

「文化勲章制定記念日」としての事例ではありませんが、展覧会の意義や背景をわかりやすく伝える工夫がみられる点が参考になる事例です。

参考:「島根県立美術館 写真コレクションの30年」開催のお知らせ

「文化勲章制定記念日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

2月11日の「文化勲章制定記念日」の意味や由来、広報PRの参考になるような事例を紹介いたしました。

「文化勲章制定記念日」に、これまでに受章した方々に関連したイベントや展示、キャンペーンなどを実施するのも一案です。

また、文化勲章の素晴らしさを改めて感じられるような、文化的なトークイベントやシンポジウムを開催するのもよいかもしれません。

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