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あんぱんの日(4月4日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと例を紹介

今日は何の日あんぱんの日(4月4日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと例を紹介

4月4日は「あんぱんの日」。今回は「あんぱんの日」の意味や由来を解説します。

また、「あんぱんの日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、「あんぱんの日」に関連した広報事例を紹介します。

広報やマーケティングネタを探している方、特に食品業界や飲食業界の方、百貨店やレストラン、イベント運営などを展開している企業は、ぜひ参考にしてみてください。

「あんぱんの日」の意味・由来とは?

4月4日は「あんぱんの日」です。1875年に木村屋の初代安兵衛が、お花見をする天皇両陛下に献上したことから、株式会社木村屋總本店が記念日として制定しました

天皇両陛下に出すあんぱんには、奈良の吉野山から取り寄せた八重桜の花びらの塩漬けを使用。以来、木村屋のあんぱんにも塩漬けされた桜の花びらが使われた「桜あんぱん」が並ぶようになりました。

現在では、ポピュラーなあんぱんですが、当時はあまり知られていませんでした。しかし、木村屋總本店が宮内庁御用達となったことがきっかけになり、全国でもあんぱんが流行していきました。そして今もなお、あんぱんは日本独自の菓子パンとして愛され続けています。

記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。

「あんぱんの日」をきっかけに広報PR活動する効果

「あんぱんの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「あんぱんの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「あんぱんの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「あんぱんの日」を元に発信をする流れ

「あんぱんの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「あんぱんの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「あんぱんの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「あんぱんの日」を広報PRに活かしたい参考事例

「あんぱんの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「あんぱんの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントをピックアップしました。「あんぱんの日」ではありませんが、「パンの記念日」やパンに関する事例もご紹介します。

事例1.「あんぱんの日」と創業記念日を祝い「桜あんぱん祭り」開催

株式会社木村屋總本店は、4月1日から4月6日までまでの期間、直営店で4月4日の「あんぱんの日」と3月28日の「創業記念日」を祝う「桜あんぱん祭り」を開催についてプレスリリースを配信。あんぱんとオリジナルグッズ「木村屋湯吞」のセット商品を数量限定で販売します。

このイベントは、「創業記念日」と「あんぱんの日」を組み合わせ、「第1弾・第2弾」とフェーズを分けて情報を発信し、話題性を集めています。プレスリリースでは、イベントの詳細がわかりやすくまとめられています。創業記念日と記念日を合わせた施策を2回に分けたプレスリリースの配信タイミングや、季節性を活かした画像や文言が参考になります。

参考1:【木村屋總本店】<第2弾>4月4日はあんぱんの日!直営店にて4月1日から4月6日まで「桜あんぱん祭り」を開催!オリジナル湯呑のセットを限定販売。

参考2:【木村屋總本店】<第1弾>直営店にて3月4日から計4日間「桜あんぱん祭り」を開催!1,200円(税込)以上お買い上げの方にあんぱん1個プレゼント!

事例2.春限定商品で毎年人気の「桜あんぱん」など6種類の商品を発売

創業79周年を迎える株式会社ダイヤは、運営する「クックハウス」にて2025年3月1日から春限定の商品を発売開始することをプレスリリースで配信。毎年人気の「桜あんぱん」や春気分を盛り上げてくれそうな見た目の「いちごクリームデニッシュ」など、全6商品を展開します。

プレスリリースでは、「期間限定」「数量限定」を強調することで話題性を高めているのがポイントです。さらに、商品開発の裏側をストーリー化することで、ブランド価値を向上させている点もGOOD。

「あんぱんの日」に絡めた配信ではありませんが、人気ランキングや販売実績を活用し、読み手の興味を引く要素を盛り込んでいる点が参考になるプレスリリースです。

参考:桜といちごで一足先にパンで春を先取り「桜あんぱん」 3月1日から販売開始!

事例3.栄養とおいしさのバランスを追求した「完全メシ あんぱん」が発売

株式会社木村屋總本店と日清食品株式会社は、共同開発した「完全メシ あんぱん」を3月18日より関東甲信越エリアの一部コンビニエンスストアと木村屋總本店オンラインショップで発売開始。商品の詳細をプレスリリースで紹介しました。

プレスリリースの冒頭では、老舗ブランドと人気ブランドのコラボレーションを強調し、「伝統×最新技術」をアプローチしているのが特徴的です。さらに、シリーズ累計出荷数や『最適化栄養食』の認証取得などの具体的な実績を活用することで、信頼性を高めている点もGOOD。

記念日に合わせた事例ではありませんが、タイトルや冒頭のキャッチーな表現で読み手の関心を引きつつ、数字や実績を効果的に盛り込んでいる点が参考になります。

参考:このパン、すごいんです。栄養とおいしさのバランスを追求した “絶品あんぱん”!「完全メシ あんぱん」

「あんぱんの日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

「あんぱんの日」の意味や由来、また「あんぱんの日」に関連した広報PR事例を紹介しました。

「あんぱんの日」にちなんだイベントやキャンペーンを開催したり、あんぱんに関する調査リリースを出したりするのも一案です。また、4月12日「パンの記念日」と連動させてパンに関連して発信すると、より広がりのある企画が考えられるでしょう。

今一度、「あんぱんの日」をきっかけに自社製品やサービスの広報PRを検討してみてはいかがでしょうか。

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