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南極の日(12月14日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日南極の日(12月14日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

12月14日は「南極の日」。今回は「南極の日」の意味や日付の由来を解説します。

また、「南極の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、関連する広報事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に南極旅行に携わっている方や、難局をテーマにした作品を扱っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

「南極の日」の意味・由来とは?

12月14日は「南極の日」です。1911(明治44)年12月14日、ノルウェーの探検家のロアール・アムンセンと3人の隊員が、世界ではじめて南極点に達した出来事を記念する日です。

到達後は、1912年1月25日、犠牲者を出すことなく無事に帰還。一方、南極点到達を競っていたイギリス海軍大佐のロバート・スコットと隊員は帰路で遭難し、全員が死亡する結果となりました。

1956年、南極点付近に建設した観測基地は、2人の探検家へ敬意を表して「アムンセン・スコット基地」と命名。

「南極の日」に限定したイベント・キャンペーンはあまりありませんが、南極を題材にした作品を取り上げたり、関連の情報をニュースリリースで発表したりといった広報PRに活かせるでしょう。

「南極の日」をきっかけに広報PR活動する効果

「南極の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「南極の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「南極の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「南極の日」を元に発信をする流れ

「南極の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「南極の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「南極の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「南極の日」を広報PRに活かした事例

「南極の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「南極の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「南極の日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。

事例1.映画監督作品の世界観を味わう展覧会で南極大陸エリアを新設

株式会社東急文化村は、東京都にて展開するイベントの開催情報をプレスリリースで発表しました。映画監督ウェス・アンダーソン作品の世界をイメージした風景写真を集めたコミュニティをもとに、新感覚の展覧会として日本上陸。「ウェス・アンダーソンすぎる風景展 」と題した期間限定の企画展で、南極大陸の展示エリアが登場します。

プレスリリースでは、南極大陸の風景を堪能する特別展示のほか、フォトコンテストや商品付き前売り券発売情報なども紹介。前売り券受付開始の約1週間前にプレスリリースを配信し、コミュニティや展覧会を知らない潜在層への認知拡大に寄与した広報PR事例です。

参考:冬にぴったり!日本初上陸の新エリア「南極大陸」が登場!『ウェス・アンダーソンすぎる風景展 in 渋谷 あなたのまわりは旅のヒントにあふれている』

事例2.家族型ロボットを南極地域観測隊へ寄贈

最先端の技術を目指して家族型ロボット「LOVOT(ラボット)」の開発事業を手掛ける、GROOVE X 株式会社は、南極に向けて出国する第65次南極地域観測隊へ、自社製品を寄贈したことを発表しました。

プレスリリースでは、「LOVOT」がストレス緩和に役立つ点に触れながら、寄贈に至った背景を紹介。自社代表のコメントだけでなく、寄贈先である観測隊の隊長のコメントも掲載したプレスリリースがGOODです。「南極の日」の事例ではありませんが、コラボ企画や共同プロジェクトといった広報PR施策にも参考にできるでしょう。

参考:『LOVOT(らぼっと)』第65次南極地域観測隊へ寄贈、人の心に寄り添う温かいテクノロジーでストレス軽減効果に期待

事例3.南極大陸を航行するクルーズプランを発表

クルーズ会社のPONANT JAPANは、南極大陸のクルーズの販売を開始したことをプレスリリースで発表しました。地球最南端へ向かう極地探検「サザンアドベンチャー」や、アザラシやクジラが生息する領土へと向かう「グレートアドベンチャー」など、4つのクルーズプランを展開します。

プレスリリースでは、出発日や航路といった基本情報だけでなく、各ツアーならではの魅力に訴求し、希望エリアに応じて選びやすくなっているのがGOODポイントです。「南極の日」に絡めたプレスリリースとしてはもちろん、旅行プランの発売情報を発信する広報PR活動にも有用な事例といえます。

参考:仏クルーズ会社「PONANT」2024年〜2025年 南極クルーズを販売開始

「南極の日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

12月14日の「南極の日」は、南極旅行や、南極にまつわる作品に注目が集まりやすい日です。直接的な関連がなくても、アニメ作品や映画など、南極が登場する商材を取り扱っている方にとっては特に、「南極の日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。

お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「南極の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

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