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バッテリーの日(12月12日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日バッテリーの日(12月12日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

12月12日は「バッテリーの日」。今回は「バッテリーの日」の意味や由来を解説します。

また、「バッテリーの日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、関連の広報事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に充電器や携帯用バッテリーなどを取り扱っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

「バッテリーの日」の意味・由来とは?

12月12日は「バッテリーの日」です。1985(昭和60)年、一般社団法人・日本蓄電池工業会(現:電池工業会)によって制定されました。

日付は、野球のバッテリーであるピッチャーとキャッチャーの背番号が、1と2であることにちなんでいます。また、電池工業会は、同会が制定した11月11日の「電池の日」から、12月12日の「バッテリーの日」までの期間を「電池月間」に制定。

「バッテリーの日」や「電池月間」には、電池の正しい使い方を発信したり、安全性を見直したりといった活動を積極的に行っています。

モバイルバッテリーや家庭用充電器などを製造・販売する企業であれば、「バッテリーの日」に着目して多様な広報PR活動を実践できるでしょう。

「バッテリーの日」をきっかけに広報PR活動する効果

「バッテリーの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「バッテリーの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「バッテリーの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「バッテリーの日」を元に発信をする流れ

「バッテリーの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「バッテリーの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「バッテリーの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「バッテリーの日」を広報PRに活かした事例

「バッテリーの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「バッテリーの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「バッテリーの日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。

事例1.「バッテリーの日」にちなんでノートPCに関する調査を実施

エプソンダイレクト株式会社は、2024年10月4日から11日にかけて、仕事でノートPCを使用している20~50代の男女1,009人を対象にインターネット調査を実施。業務用ノートPCに対する意識調査の結果を、12月12日の「バッテリーの日」に先駆けてプレスリリースで配信しました。

プレスリリースでは調査概要を紹介したうえで「目次」を記載し、質問項目がひと目でわかるよう構成しているのがGOODです。記念日を絡めながら情報を発信することで、ビジネスパーソンを含む幅広い層に認知を広めた好事例といえるでしょう。

参考:ビジネスパーソンの64.7%が「長時間の外出時不安」と回答。モバイルノートPCのバッテリートラブルを調査しました

事例2.2社共同で実施した実証実験の結果をプレスリリースで発表

サトーホールディングス株式会社は、株式会社サトーと株式会社エンビプロ・ホールディングスによる共同実証実験についてプレスリリースを配信しました。使用済みリチウムイオン電池を回収し、再資源化するまでの過程をトレースする情報取得システムです。

こちらは「バッテリーの日」の事例ではありませんが、専門的な内容の理解度が高まるよう、画像を用いながら詳しく解説したプレスリリースの構成が参考になります。「実証実験の背景および目的」も訴求することで、両社の目標や開発における社会的意義を伝えています。

参考:サトーとエンビプロ、「リチウムイオン電池リサイクル過程の情報化」実証成功

事例3.EVリチウムバッテリーを再利用するためのサービスを提供

循環型マーケットデザイン事業を手掛ける株式会社オークネットは、使用済みEVリチウムイオンバッテリーを活用した製品流通プラットフォーム「Energy Loop Terminal(エナジー・ループ・ターミナル)」の予約受注を開始したことをプレスリリースで発表しました。MIRAI-LABO株式会社との業務提携によるプロジェクトです。

プレスリリースでは、リパーパス(再利用)可能なEVバッテリーを安心安全に流通するため、性能や劣化を診断したり売買の仲介を請け負ったりといったサービス内容を紹介しています。「バッテリーの日」の事例ではありませんが、廃棄・リパーパスなど社会性の高いキーワードを用いることで、本サービスならではの魅力を効果的に発信した好事例です。

参考:オークネット 使用済みEVバッテリーを活用したリパーパス製品流通プラットフォーム「Energy Loop Terminal(エナジー・ループ・ターミナル)」の予約受注を開始

「バッテリーの日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

12月12日の「バッテリーの日」は、モバイルバッテリーをはじめとする充電機器に注目が集まりやすい日です。

電機メーカーの方や、バッテリー関連商品を販売する企業の方にとっては特に、「バッテリーの日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。

お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「バッテリーの日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。

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