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盆送り火(月遅れ)(8月16日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日盆送り火(月遅れ)(8月16日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

8月16日は「盆送り火(月遅れ)」。今回は「盆送り火(月遅れ)」について解説します。

また、「盆送り火(月遅れ)」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、実際の広報事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特にお盆休みに関連する事業を行っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

「盆送り火(月遅れ)」の意味・由来とは?

8月16日は「盆送り火(月遅れ)」の日です。「月遅れ盆」と呼ばれる毎年8月13〜16日の間一緒に過ごした故人を、送り火を焚いて送り出すことから「月遅れ盆送り火」ともいわれています

かつて太陰暦が使われていた明治時代以前は、7月15日を中心とする期間がお盆でした。しかし現代の暦では、日付と旧暦のズレが問題視されるように。このことから、旧暦に合わせて1ヵ月遅らせた8月15日前後を「月遅れ盆」とし、日本ではほとんどのエリアが8月15日前後にイベントを行っています。

8月16日には、京都府京都市の「五山送り火」をはじめ、全国各地で恒例行事を実施。「盆送り火(月遅れ)」に特化したイベントだけでなく、お盆休みにちなんだ広報PR活動にも活かせるでしょう。

「盆送り火(月遅れ)」をきっかけに広報PR活動する効果

「盆送り火(月遅れ)」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「盆送り火(月遅れ)」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「盆送り火(月遅れ)」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「盆送り火(月遅れ)」を元に発信をする流れ

「盆送り火(月遅れ)」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「盆送り火(月遅れ)」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「盆送り火(月遅れ)」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「盆送り火(月遅れ)」を広報PRに活かした事例

「盆送り火(月遅れ)」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「盆送り火(月遅れ)」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものの、お盆シーズンに関するプレスリリースは、今後「盆送り火(月遅れ)」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。

事例1.夏祭りの申込者数をもとに人気ランキングを発表

国内外の旅行のツアー販売や企画を展開する株式会社阪急交通社は、「日本の夏まつりランキング」と題したプレスリリースを配信しました。同社のツアー申込者数を集計し、人気が集まった夏祭りをランキング形式でまとめたコンテンツです。

2022年7月1日~9月30日に開催された夏祭りツアーを対象としており、東北四大夏祭りが1位を獲得。ほかに阿波おどりや祇園祭、盛岡さんさ踊り、五山送り火などがランクインしています。

プレスリリースでは、1位から8位までの夏まつりについて写真付きで商会しているのがGOODです。各祭りの概要をふまえたうえで、自社のツアープランと絡めて訴求した構成が参考になります。ランキングにある「五山送り火」の紹介の仕方は、今後「盆送り火」に関する広報PRをする際のヒントになるのではないでしょうか。

参考:日本の夏祭りランキング! 阪急交通社のツアー申込者数を集計 ~2023年は通常開催となる東北四大夏祭り、よさこいなど

事例2.熱気あふれる夏の京都に涼しさをもたらす創作スイーツ

京西陣菓匠宗禅有限会社は、同社が運営する菓子処「京町家茶房 宗禅(そうぜん)」にて販売する創作スイーツについてプレスリリースを配信しました。京都で人気の「串わらび」に、新たなラムネ味をラインナップに加えた期間限定商品です。

プレスリリースでは、「京都駅で1日3,000本売れる」という実績をタイトルに記載し、商品の強みを積極的に発信しているのがGOODポイント。さらに、祇園祭や「京都五山送り火」と絡めることで、京都ならではの魅力を訴求しています。

直接、記念日に関する発信ではないものの、製造工程やこだわりがわかりやすい写真と解説に加え、より具体的にアピールできる動画を掲載した点が参考になる広報PR事例です。

参考:京都駅限定で新発売! 今までにない『ラムネ』味のわらび餅が京都の暑い夏を涼しく彩ります。

「盆送り火(月遅れ)」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

8月16日の「盆送り火(月遅れ)」は、日本国民にとって馴染み深い行事でもあります。8月16日に限定するのが困難な場合は、8月13〜16日の月遅れ盆の期間に合わせたイベント・キャンペーンを企画しても良いでしょう。

また、行事に直接的な関係がない場合は、アンケートを実施して調査リリースとして発信するのも一案です。自社のサービス内容に関連づけることで、自然な流れで利用・購入まで誘導しやすくなります。

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