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ボスの日(10月16日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

今日は何の日ボスの日(10月16日)|意味や由来・広報PRに活用するポイントと事例を紹介

10月16日は「ボスの日」。今回は「ボスの日」の意味や由来を解説します。

また、「ボスの日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、実際に広報PRに活かしている広報事例を紹介します。

広報やマーケティングネタを探している方、特に小売業界の方やギフト関連の製品やサービスを提供している企業、イベント運営を行っている企業などはぜひ参考にしてみてください。

「ボスの日」の意味・由来とは?

10月16日は「ボスの日」です。1958年(昭和33年)に、アメリカ人女性のパトリシア・ベイズ・ハロスキーによって提唱され、アメリカ商工会議所に「全米ボスの日」として登録されたのが始まり

日付は記念日を提唱したパトリシア・ベイズ・ハロスキーの父親の誕生日であったことから。上司への感謝と雇用者と被雇用者のわだかまりを解消させることを目的として制定されました。

アメリカでは毎年10月16日前後に自分の上司に手紙やプレゼントを贈る風習があります。

日本ではあまり知られていない記念日ですが、上司・雇用者・被雇用者といった由来にちなんだ調査リリースを配信したり、自社制度や取り組みなどについて発信したりといった広報PR活動に活かせるでしょう。

「ボスの日」をきっかけに広報PR活動する効果

「ボスの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「ボスの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。

特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「ボスの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。

自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。

「ボスの日」を元に発信をする流れ

「ボスの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。

STEP1.「ボスの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む

STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める

STEP3.自社サービスやプロダクトと「ボスの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する

STEP4.発信するコンテンツを作成する

STEP5.媒体を選び情報発信する

特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。

トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。

「ボスの日」を広報PRに活かした事例

「ボスの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。

次に、これから「ボスの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「ボスの日」を広報PRに活かすうえで参考になるでしょう。

事例1.高校生を対象にした「ボスの日」のアンケート調査

高校生の就職やキャリア育成、採用育成支援などを手掛ける株式会社ジンジブは、「働く」をテーマにアンケートを実施。2022年9月15日から25日にかけて、同社運営アプリ「ジョブドラフトNavi」の会員登録者である高校1~3年生240人を対象に実施したアンケートの調査リリースです。

10月16日の「ボスの日」にちなみ、理想の上司について4つの部門に分けて回答を募集。「上司にしたいキャラクター」「上司に言われたいひとこと」など、若者世代向けのユニークな項目にまとめているのが特徴です。プレスリリースでは、項目ごとにアンケート結果を画像にしたものやグラフを掲載しているのがGOOD。

自社が運営するサービスと「ボスの日」をうまく組み合わせ、潜在層の認知拡大効果を発揮した広報PR事例といえるでしょう。

参考:現役高校生が選ぶ、理想の上司ランキング!

事例2.ビジネスカンファレンスの様子をプレスリリースで紹介

コミュニケーションツール「LINE WORKS」を提供するワークスモバイルジャパン株式会社は、「LINE WORKS DAY 23」のイベント開催をプレスリリースで配信。「つながる はじまる あなたの『いい仕事』」をテーマに、7つのセッションを展開したビジネスカンファレンスです。

プレスリリースでは、当日の様子をレポート。各セッションの内容を詳しく紹介するだけでなく、読みやすさに配慮して登壇者の写真を掲載したのがGOODです。記念日に関する広報PRではありませんが、ビジネス関連のイベントレポートとして読みやすい参考事例です。

参考:<イベントレポート>ビジネスカンファレンス「LINE WORKS DAY 23」を開催、LINE WORKSを活用したチームコミュニケーションや業務改善事例を発表|ワークスモバイルジャパンのプレスリリース

事例3.働きがいのある会社ベスト100に入賞

デジタルメディアやプラットフォーム事業を展開する株式会社キュービックは、「2023年版 日本における『働きがいのある会社』ランキング」の中規模部門において、ベスト100に入賞した功績をプレスリリースで発表しました。

6年連続での入賞であることや、プレスリリースの内容がわかる概要を明記したタイトルがGOODポイント。入賞した理由や働きがいを高めるための工夫として、自社ならではの取り組みを写真とともに紹介しています。

「ボスの日」のプレスリリースではありませんが、企業としての実績をきっかけに、より多くの人に取り組みを知ってもらう広報PR施策として参考にしてみてはいかがでしょうか。

参考:6年連続『働きがいのある会社』ランキングベスト100入賞!キュービックの働きがいを高める、信頼関係構築施策を大公開

事例4.上司向けの「逆新入社員研修」イベントを開催

日本語入力&きせかえ顔文字キーボードアプリ「Simeji」を提供するバイドゥ株式会社は、新入社員の入社時期に合わせた「Simeji presents 逆新入社員研修」を開催。

プレスリリースは、そのイベントレポートという形式で発信されており、上司世代としてぺこぱさん、新入社員世代としてZ世代の伊原六花さん、景井ひなさんがゲスト登壇したことを写真とともに掲載しています。伊原六花さんと景井ひなさんたち新入社員の視点から、上司に関連する考え方をレクチャーするといったユニークなイベントで、ゲスト3組が考えたマナー定型文なども発表されました。

Z世代の新入社員とのコミュニケーションツールとして、幅広い世代に自社サービスをPRできており、上司と部下が上手くコミュニケーションを取るための、上司に向けたイベントとして参考になるのではないでしょうか。

参考:【イベントレポート】上司世代 ぺこぱさん、新入社員世代 伊原六花さん景井ひなさんが登場!Simeji presents 「逆新入社員研修」発表会

「ボスの日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう

「ボスの日」の意味や由来、広報PRに活用できそうな事例を紹介しました。

日本にはあまり馴染みのない「ボス」という言葉ですが、自分の上司に対し感謝の気持ちを示すという意味で幅広い製品やサービスをPRできそうです。「ボスの日」にちなんだイベントやキャンペーンはもちろん、上司にまつわる調査を実施してもよいでしょう。

今一度「ボスの日」をきっかけに自社の取り組みやサービスなどを広報PRしてみてはいかがでしょうか。

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