パブリックドメインの日
4月12日は「パンの記念日」。今回は、「パンの記念日」の意味や由来について解説します。
また、「パンの記念日」をきっかけに広報PR活動を行う際の効果やポイントもご紹介。実際に広報PRに活かしている広報事例と、魅力的な活動内容をピックアップしています。
広報やマーケティングネタを探している方、特にパンや食品業界の方はぜひ参考にしてみてください。
「パンの記念日」の意味・由来とは?
4月12日は「パンの記念日」です。パン食の普及や販売促進を行うパン食普及協議会が、1983年(昭和58年)の3月に制定しました。
1840(天保11)年、中国でアヘン戦争が起こり、徳川幕府は食糧の備えを必要としました。幕府に命じられた伊豆韮山代官の江川英龍が、1842年5月21日(天保13年旧暦4月12日)に軍用携帯食糧として作った乾パン(兵糧パン)を初めて日本で焼かれたパンだとされていることから、この日となりました。現在では、毎月12日は「パンの日」とされています。
4月12日の「パンの記念日」はもちろん、毎月12日の「パンの日」にキャンペーンなどを実施する地域のパン屋をはじめ企業があります。現代では好んでパン食を選ぶ人も多いため、食品関連の広報PRでは多数のプロジェクトを考案できるでしょう。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「パンの記念日」をきっかけに広報PR活動する効果
「パンの記念日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「パンの記念日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「パンの記念日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「パンの記念日」を元に発信をする流れ
「パンの記念日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「パンの記念日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「パンの記念日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「パンの記念日」を広報PRに活かした事例
「パンの記念日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「パンの記念日」や毎月の「パンの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。
事例1.「パンの記念日」に合わせて購買行動の調査リリースを発表
パンのフードロス削減通販プラットフォームを運営する合同会社クアッガは、4月12日の「パンの記念日」に合わせて調査リリースを発表しました。サイトユーザーを対象にパンの購買行動に関する内容を調査しています。
旅行先でのパン屋訪問率について調査したところ「旅先でパン屋を訪問する」と答えた人は75.8%。情報収集手段についての調査では、Webや雑誌などの「メディア」から情報を得ることがもっとも多いということがわかりました。
プレスリリースでは調査結果に加えて、過去の調査結果や今後の取り組みなどについても触れており、今回の調査を通して企業の思いがしっかりと伝わる広報事例となっているでしょう。
参考:【rebake調査レポート】rebakeユーザーの75.8%が、旅先でもパン屋さんを訪問する
事例2.シリーズ累計販売1億食突破のパンシリーズをリニューアル
株式会社ファミリーマートは、同社が手がけるパンシリーズ「メロンパン」「クリームパン」「カレーパン」をリニューアルし、新たに新商品「小さなファミマ・ザ・メロンパンみたいなクッキー」を販売しました。
販売から約2年でシリーズ累計販売数1億食を突破した同シリーズ。具体的な数字をアピールすることで人気の高さを表しています。商品概要、リニューアル時の各こだわりポイントなども、どのような商品かについてよくわかるプレスリリースです。
参考:シリーズ累計販売数1億食突破の ファミマ・ザ・パンシリーズが堂々リニューアル!~ファミマ・ザ・メロンパンみたいなクッキーも新発売~
「パンの記念日」をきっかけに広報PRの取り組みをしてみよう
食品関連の業界で、特にパンを多く取り扱っている企業であれば、4月12日の「パンの記念日」や毎月12日の「パンの日」にちなんだ広報PRを多数考案できます。パン食に関する調査リリースを出したり、パンを作る機械やトッピングの販売を促進したりといった活動も一案です。
また、お酒を取り扱っている場合は、パンがおつまみになるようなセット商品・キャンペーンを検討してもよいでしょう。
「パンの記念日」のプレスリリースの具体的な書き方は、「4月の「パンの記念日」に使えるプレスリリース事例」をご覧ください。
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