
ルビの日
1月7日は「消救車の日」。今回は「消救車の日」の意味や由来を解説します。
また、「消救車の日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイント、実際に活かしている企業の広報事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に消救車の開発・製造・販売を扱う企業の方や、消救車に関わるサービスを扱う企業の方は、ぜひ参考にしてみてください。
1月7日は「消救車の日」です。2005年1月7日に第1号車が千葉県松戸市に配備されたことから、開発をした株式会社モリタホールディングスが制定しました。
近年、日本は長寿命化が進んで高齢社会となり、医療を必要とする人は年々増えていることから、消防車よりも救急車の出動頻度も増えています。こうした背景から、消救車は運用効率化を図り、火災の際はポンプ車として消火活動を、救急要請の際には救急車として出場し応急措置や傷病者の搬送を行うことを目的に誕生しました。
「消救車の日」は、一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
「消救車の日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「消救車の日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「消救車の日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「消救車の日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「消救車の日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「消救車の日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「消救車の日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「消救車の日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「消救車の日」を広報PRに活かすうえで参考になるでしょう。
病院やクリニックの運営を行う医療法人医誠会は、救急車増台のためのクラウドファンディングの開始をプレスリリースで発表しました。「地域の救急医療を支えるため救急車を増台させてください!」と題した、目標金額600万円のプロジェクトです。
プレスリリースの冒頭には、クラウドファンディングの目標金額や募集期間などの重要事項を記載し、その後に実施の背景や利点などの詳細を展開。「結起承転」を意識した、わかりやすい構成がGOODです。
「消救車の日」に関する事例ではありませんが、救急車や消防車への注目が高まる記念日に合わせた発信もおすすめです。
参考:地域の救急医療を支える!医誠会国際総合病院が救急車増台プロジェクトを開始
学校法人日本工科大学校は、車の魅力を伝えるイベント「オータムCARフェス 2024」についてプレスリリースを配信しました。参加企業の最新車両や消防車、救急車などの働く車の展示や乗車体験で車を使う仕事について学べるほか、学生の指導のもと整備士体験ができるイベントです。
イベントの内容、開催日時、イベント名といった必要な情報がひと目でわかるプレスリリースのタイトルがGOOD。イベントの様子がわかる複数の画像を盛り込んだ構成が参考になります。「消救車の日」に関するプレスリリースではありませんが、消防車や救急車に関するイベントは、記念日に合わせての開催やレポート配信を行うのも一案です。
参考:次世代の最新車両や働く車が姫路に集結!11月2日(土)【オータムCARフェス 2024】開催!
医療支援プラットフォーム「ファストドクター」の運営を行うファストドクター株式会社は、9月9日の「救急の日」を含む「救急医療週間」に合わせてプレスリリースを配信。小児の救急医療の課題とファストドクターの取り組みを紹介しました。
プレスリリースでは、現在の救急医療体制の課題をアンケート調査と合わせて掲載。日本総合研究所研究員の方からのコメントも載せるなど、読み応えがある構成がGOODです。また自社の取り組みとそのサービスについて、画像を使いわかりやすく説明しているのもポイント。
「消救車の日」ではなく「救急医療週間」に関する事例ですが、記念日に合わせてプレスリリースを配信し、課題提起と自社サービスの認知拡大につなげた参考事例です。
参考:【救急医療週間】夜間・休日のかかりつけ医機能の強化を目指して
「消救車の日」の意味や由来、広報PRに活用できそうな事例を紹介しました。
1月7日の「消救車の日」は、消救車はもちろん、救急車や消防車を想起させるきっかけになる日です。消救車の開発・製造・販売を扱う企業の方はもちろん、消救車に関わるサービスを扱う企業の方は「消救車の日」を切り口として、自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「消救車の日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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