
緑茶の日
6月4日は「虫歯予防デー」。今回は「虫歯予防デー」の意味や由来を解説します。
また、「虫歯予防デー」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、関連の事例もご紹介。
広報やマーケティングネタを探している方、特に歯科業界の方や、オーラルケア商品を取り扱う企業の方は、ぜひ企画の参考にしてみてください。
6月4日は「虫歯予防デー」です。虫歯予防の重要性を知ってもらうために、2001年に制定されました。
日付は「ム(6)シ(4)」と読む語呂合わせが由来です。なお厚生労働省は、6月4日から6月10日までの1週間を「歯と口の健康習慣」としています。
過去には日本歯科医師会が「虫歯予防デー」を実施していましたが、1938年に廃止。メディアや関係者から復活の声が多数あがったため、あらためて正式な記念日として制定されました。
日頃の歯みがきの仕方を見直すきっかけにつなげたり、歯科医院としての取り組みを発信したり、多様な広報PR活動に活かしやすい記念日といえるでしょう。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「虫歯予防デー」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「虫歯予防デー」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「虫歯予防デー」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「虫歯予防デー」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「虫歯予防デー」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「虫歯予防デー」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「虫歯予防デー」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「虫歯予防デー」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。また、記念日にちなんだプレスリリースではない事例も、今後「虫歯予防デー」に絡めた広報PR活動を実施するうえでのヒントを得られるはずです。
医療法人財団・興学会は、2023年6月4日の「虫歯予防デー」にちなんだプレスリリースを配信しました。同会が運営する新橋歯科医科診療所、赤坂歯科診療所、青山歯科診療所の3院にて、短時間で虫歯を発見できる「虫歯ディテクター」を提供開始。
針を刺さずにレーザーで検知するため、目に見えない深い溝の虫歯も可視化できることを強みとしています。プレスリリースでは、実際に虫歯を検知した様子をイラストと写真で紹介し、専門機器をわかりやすく訴求しているのがGOODです。
参考:歯と口の健康週間 6月4日~10日むし歯予防デー!【隠れたむし歯をレーザーで探知し、最短1分でむし歯を蒸発させる歯科治療!】
「粉体技術」を活かした化粧品や育毛剤を販売するホソカワミクロン化粧品株式会社は、ナノテクノロジーを使ったオーラルケア製品「ナノラル 薬用ホワイト&プロテクト」を発売開始。2024年4月12日より実施するキャンペーンについてプレスリリースを配信しました。
同社の独自技術「PLGA ナノカプセル」をオーラルケア製品に応用し、歯と歯ぐきに効果的なケアができることを強みとする商品。商品誕生の背景を具体的な出典を明記したほか、見出しごとに伝えたい要点をまとめた読みやすいプレスリリースがGOODです。
「虫歯予防デー」に絡めたプレスリリースではありませんが、新商品発売にちなんだキャンペーンを行うことで、より多くの人への興味や関心につなげた事例といえるでしょう。
参考:歯を白く*1 &歯周病*2・虫歯から守る!ナノテク歯磨き剤「ナノラル 薬用ホワイト&プロテクト」4月12日よりキャンペーン開始
歯科業界に特化した決済サービスの導入支援を行う株式会社スマートチェックアウトは、全国1万の歯科医院を対象に「子どもに受けさせるべき歯科施術調査」に関するアンケートを実施。結果を調査リリースで配信しました。
調査の結果、「定期歯科検診とメンテナンス」が1位となり83.7%が受けさせるべきと回答。プレスリリースでは結果をランキング形式で同率4位から順に紹介しています。「虫歯予防デー」の事例ではありませんが、歯科施術に関する専門用語はイラストを用いるなど、読み手がイメージしやすいよう工夫したプレスリリースがGOODです。
参考:全国の歯科医師・歯科衛生士が選ぶ子どもに受けさせたい歯科施術5選!【スマートチェックアウト】全国10000歯科医院アンケート調査
「虫歯予防デー」は、オーラルケアや虫歯予防を想起させるきっかけになる日です。歯科業界の方はもちろん、歯みがきやオーラルケア製品の開発・販売を手掛ける企業の方にとっても、「虫歯予防デー」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「虫歯予防デー」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
【関連記事】