
心の介護に向き合う日
11月13日は「チーかまの日」。今回は「チーかまの日」の意味や由来を解説します。
また、「チーかまの日」をきっかけに広報PR活動を行う効果やポイントと、関連の広報事例もご紹介。広報やマーケティングネタを探している方、特に食品業界の方や、加工食品をメインに取り扱っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
11月13日は「チーかまの日」です。2019年、レトルト食品や練製品の製造・販売を手掛ける株式会社丸善によって制定されました。
日付は、11月11日が「チーズの日」、11月15日が「かまぼこの日」とされていることから、その中間を記念日としたのが由来。同社が販売する「チーかま」のおいしさや魅力を発信し、より多くの人に味わってもらうことが記念日制定の目的です。
「チーかま」は丸善の登録商標ですが、チーズとかまばこを組み合わせた加工商品は多数の企業が販売し、人気を集めています。おつまみやおやつとしてだけでなく、料理との組み合わせにも活用できるため、レシピを紹介したり、新商品のプレスリリースを公開したりといった広報PR活動に有用な記念日といえるでしょう。
記念日は、一般社団法人・日本記念日協会により認定、登録されました。
「チーかまの日」は、メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマです。プレスリリースを始め、「チーかまの日」に関する自社の取り組みを発信することで、普段は接点が少ないメディアの目にも届く可能性が高まります。
特にSNSの場合、時節やトレンドにあった内容は、企業アカウントの投稿も受け入れられやすいもの。「チーかまの日」をネタにした投稿は、ステークホルダーとのコミュニケーションを取りやすく、自社に親しみをもってもらえるきっかけになります。
自社プロダクトやキャンペーン、自社の取り組みなどを合わせて紹介することで、より自社のことを知ってもらえるチャンスが生まれるでしょう。
「チーかまの日」をきっかけとした広報PR活動は、以下の流れで行うことが一般的です。
STEP1.「チーかまの日」の由来や、意識調査などから情報収集を行い、今年の傾向を掴む
STEP2.コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決める
STEP3.自社サービスやプロダクトと「チーかまの日」をかけ合わせ、発信内容を検討する
STEP4.発信するコンテンツを作成する
STEP5.媒体を選び情報発信する
特に、メディア関係者に届けたい場合はプレスリリースの配信がおすすめです。生活者とカジュアルにコミュニケーションを取りたい場合はSNSを活用するのもよいですね。
トレンドキーワードを元に、広報PR活動に落とし込む詳細は以下の記事からご確認ください。
「チーかまの日」を具体的にどのように広報PRに活かすのか悩む方も多いでしょう。
次に、これから「チーかまの日」に関するイベントやキャンペーンなどを検討する際の参考になる事例と、GOODポイントを紹介します。記念日に関した事例ではないものも、今後「チーかまの日」を広報PRに活かすうえでヒントになるでしょう。
株式会社丸善は、2022年10月から販売する期間限定の商品について、プレスリリースを発表しました。同社の人気商品「チーかま」に、焦がしにんにく風味を加えた「チーかま焦がしにんにく風味4本束」の発売情報です。
プレスリリースでは、新商品の特徴に加え、発売までの経緯や「チーかま」の歴史を紹介しているのがGOODポイント。既存商品が好きな人はもちろん、食べたことがない人への認知拡大・販売促進効果が期待できる広報PR事例です。
参考:にんにくガッツリ!期間限定「チーかま焦がしにんにく風味4本束」新発売
スタートアップ企業の株式会社ookamiは、スポーツエンターテインメントアプリ「Player!」での取り組みについてニュースリリースを発表しました。株式会社鈴廣蒲鉾本店との共同開発で生まれた新商品「フィッシュプロテインバー」を配布するサンプリング企画です。
天然素材と高たんぱくな原材料にこだわり、魚肉を使用しているのが本商品の特徴。5種類のチーズを用いたグラタン風、イカとタコのガリシア風など、3パターンの味を展開しているのも魅力的です。スポーツに特化したプラットフォームを展開する同社ならではのプロジェクトといえるでしょう。
参考:【Player!】お魚たんぱくでスポーツ少年少女を応援!長友選手x加藤シェフと鈴廣かまぼこが共同開発した新商品「フィッシュプロテインバー」サンプリング企画を実施
丸大食品株式会社は、同志社女子大学生活科学部食物栄養科学科と共同開発で「チーズかまぼこ 恋するレモン&ハーブ味」を発売しました。「女子大生が食べたくなる魚肉練り製品」をテーマに、味付けからパッケージデザイン、販売方法までを検討・商品化したプロジェクトです。
プレスリリースでは、本プロジェクトに参加した学生からの感想を紹介したのがGOODポイント。新商品の認知拡大効果を高めるだけでなく、自社の取り組みを広く知ってもらう結果にもつながった広報PR事例です。
参考:同志社女子大学共同企画 チーズかまぼこ 恋するレモン&ハーブ味を発売!
11月13日の「チーかまの日」は、チーズかまぼこを想起させるきっかけになる日です。食品の製造に携わっている方や、魚肉練り製品の開発・販売に関わっている方にとっては特に、「チーかまの日」を切り口として自社商品・サービスの魅力を伝える良い機会になるでしょう。
お伝えした事例を参考に、ぜひ自社商品・サービスと「チーかまの日」をかけ合わせた広報PR施策を考えてみてください。
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